2013年2月14日木曜日

「初恋」の打ち合わせ、初ゼミ参加2人、濃かった夜ゼミ

めずらしく木曜朝ゼミのメンバーがKATさんひとりしかいなかったので、お願いして昼ゼミに変更してもらい、朝ゼミは休講。
『音読療法の基礎』のファイル整理作業。
これをしっかりやっておくのとおかないのとでは、執筆のはかどりかたがまったく異なる。

昼、22日の沈黙の朗読「初恋」の打ち合わせ、たぶん最終。
美術の丸山純子さんとダンスの金宜伸さん、朗読の野々宮卯妙と、時間をかけてコンセプトの確認。
紆余曲折があるが、それもまた大切なプロセスであって、クオリティの高い公演をめざす全員の必要としている時間だ。

15時から昼ゼミ。
今日初参加の徳永さんと平田くん、それに朝ゼミからこちらに時間を変更してくれたKATさん。
基本的なこと、原則的なことをいくつか検証したり、実験したりできて、おもしろかった。
写真は読みの音程の高低と身体の高低をシンクロさせて読むというエチュードを試しているところ。

19時から夜ゼミ。
昼ゼミからKATさんが残って、少し参加。
ほかにてんちゃん、徳島のたるとさん(オンライン参加)、イタリア帰りのかっしー、野々宮。

たるとさんは朗読パフォーマンスで賞をいただいたらしい。
ご褒美として、大きなホールで、もっと大人数で演目をやれることになった。
その演目の演出内容についていくつかアドバイスさせてもらう。
てんちゃんは低い声と高い声を使うときの声帯の筋肉の癖についての分析。
かっしーはその独特のリズムについての検証。
ひさしぶりに独特の読みを聞かせてもらっておもしろかった。

最後に野々宮が「初恋」のテキストを読む。
77歳の老女の独白という形式をとっているのだが、もちろん老女の声をなぞるはずはない。
ひとりの老女のなかに存在する少女性、中年性、男性性、老人性、人の多様性、多面性を表現していくのは、このテキストを書いた私の本望であり、私ひとりの狭小な想像を超えた表現であって、喜びである。
当日が楽しみだ。