2013年2月6日水曜日

無制限クラウドストレージ「bitcasa」を使ってみる

いやいや、これはすごいわ。クラウドサービスにはDropbox、SugarSync、GoogleDrive、あとマイクロソフトのなんだっけ、いろいろあって、私もいくつか利用しているが、このbitcasaは飛び抜けてすごい。
なにがすごいって、なにせ「容量無制限」。

しかも、私の使い方にとってもっともありがたい機能がある。
Dropboxなども便利に使っているのだが、これらは基本的にコンピューター上のドライブとクラウドとを「同期」させて使う仕組みだ。
よって、クラウドにたくさんデータを置いておけると安心できても、そのおなじ容量はコンピューターの内蔵ドライブに置いておくわけだから、ドライブ容量は圧迫される。
とくに私はいま、すべてのラップトップがSSD搭載機種なので、ドライブの容量制限については神経質にならざるをえなかった。

足りない分は外付けのHDDに頼らざるをえないのだが、ハードディスクが安くなったとはいえ大量のデータを保存しておくためにはHDDを次々と買い足さなくてはならず、これがまたよく壊れるんだわ。
貴重なデータを保存してあるHDDが壊れると、痛手は大きい。
これで何度貴重なデータを失ったことか。
思いだしたくもないが、思いだせるもっとも痛いデータ消失は、1997年以降2005年くらいまでの私の全テキスト作品と日記と写真データの消失だ。
この間、私の人生にはぽっかりと穴があいている(だって思いだせないんだもーん)。

bitcaseはローカルドライブと同期するタイプではなく、事実上外付けHDDとおなじ使い方ができる。
つまり、保存の必要なデータはどんどん気にすることなくクラウドの保存スペースに放りこんでいけばいいということになる。
ほんとか?
なんだか信じられないようなすばらしいサービスではないか。
多少の課金を負担しても、HDDを次々と買い足したりデータ消失に泣くことをかんがえれば、安すぎるといえる。


半信半疑のまま、とりあえずサインアップして、容量無制限のフリートライアルに申しこんでみる。
手続きは簡単。
メールアドレスや名前、クレジットカード情報などを登録するだけ。
登録が完了すると、アプリケーションのダウンロードをうながされるので、ダウンロードしてインストールする。
すると、私の場合はMacだが、Finderに「Bitcasa Infinite Drive」というショートカットができる。

「Infinite」という響きがいいねえ(笑)。
あとは保存したいフォルダーをそこにぽんぽん放りこんでいくだけ。
試しに、編集が必要な、もちろん消失があってはならない貴重な音声ファイルが保存されている、Macの音楽編集ソフト「Logic」のフォルダを、丸ごと放りこんでみた。
13GBくらいの容量があったのだが、20分くらいでアップロードできた。
クラウドなので、快適さは通信速度に依存することはまちがいない。

ほかにももちろん、写真ファイル、動画ファイル、テキストファイルなど、消失したくない多くのファイルをこれからアップロードしてみようと思う。
で、ローカルのディスクにはいま使っているキャッシュデータのみを置いておけばいいので、残り容量をまったく気にせずに快適に作業できるということになる。

ほんとにそうなのか?
まだ半信半疑なのだが。
もしこれが本当なら、私はこんなサービスを待ち望んでいたぞ。