カルメン・マキさんとの公演「白い月、あるいは鳥の歌」は、げろきょのゼミ生ふたりに出演してもらうことになっている。
演出構想として女性ふたりによる群読と身体表現を、マキさんと野々宮卯妙にからめる、というものがあったからだ。
昨日、その稽古を羽根木の家でおこなった。
手伝ってくれるのは高崎梓と町村千絵のふたり。
公演プログラムの前半の「初霜」という私の作品で、ふたりが身体表現をともなった群読でマキさんと野々宮にからむ。
身体表現をともなった朗読は現代朗読ではよくおこなっているのだが、この作品では私たちが「コンタクト朗読」と読んでいる、身体を「コンタクト=接触」させた状態で動きによるコミュニケーションを取りながら朗読するというスタイルのものを使う。
ただし、台の上でやってもらうので、足は固定された状態で、大きくは動けない。
いっそ動けないなら、拘束してしまってはどうか、という野々宮の思いつきで、ふたりを縛り上げることになった。
なにで縛るか。
紐? ロープ?
当然包帯でしょう、ということで、なんだかあぶない光景になった。
それで動いてもらったが、これまたなんだかエロい。
いい風景だなあ(笑)。
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