今夜は神楽坂の温熱鍼灸治療院〈エコパオ〉での共感的コミュニケーションの勉強会「共感カフェ」だった。
古民家を改装した大変すてきな治療院で、かつて待合室だったスペースがカフェになっていて、そこで治療院の杉田さんご夫妻が主催していただいて開催の運びとなった。
午後6時半すぎにうかがうと、すでに参加者の若い女性がひとりいらしていて、ちょっと話をする。
その後、午後7時のスタート時までに続々といらして、定員いっぱいの8名の方が参加。
杉田夫妻と私、野々宮をいれると12名ということになった。
杉田さんたち以外は共感的コミュニケーションに初めて接する方たちばかりだったので、まずはその原理・考え方とプロセスを説明するところから。
すると予定された2時間はいかにもみじかい。
後半のペアになっての実践セッションでは充分に理解が行き届いていないのをかんじたりして、ひさしぶりにちょっとあわててしまった。
多少なりともみなさんにパワフルな共感スキルの魅力を伝えられただろうかと心配している。
さいわい、終了後に杉田さんたちとゆっくり話す時間が持てて、今回不備だったことをフォローさせてもらえる機会をいただけることがわかったので、ちょっと安心した。
しかし、かんがえてみれば、私の共感的コミュニケーションの勉強会は、内容を深めるというより、初めて接する方にわかりやすく伝えることを主眼においてきた面があるので、短時間でやる内容の不備を感じてしまう。
あらためて勉強会における私自身のニーズはなんだろう、とかんがえてしまった。
これをはっきりさせないままつぎに進むことは、私にとって自分をないがしろにすることになってしまうような気がする。
参加者のニーズや主催者のニーズは可能なかぎり聞くようにしてきたが、肝心の私のニーズを自分自身が聞いてこなかったなと気づく。
今後の共感的コミュニケーション勉強会や共感カフェのありかたについて検証しなおすよいきっかけになった日となった。
※3月の羽根木の家での共感的コミュニケーション勉強会は、3月22日(土)15時からと、3月27日(木)に開催します。27日の昼の部は15時から、夜の部は19時からです。
ご案内はこちら。