今日で78日め。
いまのところ、一日も欠かさずに書きつづけている。
おおかたの人が想像するようにある程度まとめて書きためておいて毎日小出しにする、というようなことはしていない。
毎日一記事、早朝に配信しているので、前日のうちに書いておく。
しかし、書きためておく、ということはしていない。
その日その日の自分の状態、「いまここ」にある自分の感じ、マインドフルネスをこころがけながら書きたいので、そのようにしている。
これは私にとってもマインドフルネスの練習というか、修行でもある。
マインドフルに生きたい、マインドフルネスを深めたい、自分の「いまここ」にいつもつながり、気づきつづけながら人生をまっとうしたい、というニーズがあるので、修行ともいえるこの連載がつづけられているのかもしれない。
また、マインドフルネスの質を高めたその先にある状態に「フロー」と呼ばれるものがある。
これはひと前でパフォーマンスをおこなう者なら、スポーツマンであれアーティストであれだれもがめざす境地で、自分の持っているポテンシャルを最高に引きだして表現するための境地でもある。
これにいたるためには、どうしてもマインドフルネスの質を最高度まであげていく必要がある。
マインドフルネスにはもうひとつすばらしいことがある。
それは、いつも自分自身のありように気づきつづけることによって、自分がなにを必要としているのか、どういうニーズがあるのかが明確になり、自分のすすむべき方向が非常にクリアになる、ということだ。
これはまさに共感的コミュニケーションでいう「自分のニーズに深くつながる」ということでもあり、毎日の生活や自分の人生をクリアにし、イキイキと生きこなしていくことの大きな糧にもなる。
共感的コミュニケーションがベースにしているNVC(Nonviolent Communication)においても、トレーナーたちはしばしばマインドフルネスを口にする。
私はさらにそれを進めて、日本人が肌でなじんでいる仏教・神道的感覚にもつながる「気づき」の状態を練習することで、共感的コミュニケーションの学びを深めてもらえるのではないかとかんがえている。
このところ、私独自の共感的コミュニケーションのスキルアップする道すじとして皆さんに伝える方法が具体的に変化しつつあって、意識的にはおこなってこなかったのだが、このあたりできちんと整理して意識的にマインドフルネスを共感スキルに結びつける練習方法を伝えてみたいと思っている。
共感スキルを身につければ、だれもが自分の人生を本当の自分自身として生きることができるようになる。
※3月の羽根木の家での共感的コミュニケーション勉強会は、2月22日(土)15時からと、2月27日(木)に開催します。27日の昼の部は15時から、夜の部は19時からです。
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