2013年10月15日。
今夜、渋谷・文化村の隣のライブスペース〈サラヴァ東京〉で、ヴォーカルの酒井俊さんとライブをおこなう。
現代朗読の野々宮卯妙が「特殊相対性の女」を朗読する予定。
それに私の即興ピアノと俊さんの即興ヴォーカルがからむ。
この組み合わせでは一度、下北沢〈レディ・ジェーン〉でセッションをやっている。
そのときの朗読テキストは「記憶が光速を超えるとき」だった。
非常にスリリングでエキサイティングなセッションだった。
酒井俊さんは日本でも最高のヴォーカリストのひとりだと私は思っている。
そんな人とライブができるようになるなんて、ほんの少し前まで夢にも思っていなかった。
しかし、私の力不足で、今夜はお客さんがかなり少ないだろうと予想される。
これほどのセッションがほんの少しの人にしか届けられないなんて、とても残念だ。
唯一こういうときだけ、商業出版の世界と縁を切ってしまったことを後悔してしまう。
もうすこし私に知名度があれば、人がもっと来てくれるかもしれないと想像するからだ。
そんなことをくよくよ思いなやんでいてもしようがない。
少ないけれど何人かの人が来てくれることになっている。
ありがたいことだ。
私たちがいまできる最高のことをお届けするだけだ。
それは自分自身のためでもある。
もしご都合のつく方がおられたら、今夜、ぜひいらしてください。
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