今日は羽根木公園で雑居祭りが開催された。
とてもすがすがしい天気で、昨日までの暑さはなく、カラっと晴れあがった秋の好天となった。
雑居祭りには私もメンバーのひとりになっているトランジション世田谷・茶沢会が毎年出店している。
今年はステージの音響設備をすべてグリーンエネルギーでまかなおうということになり、トランジションから太陽光パネルと電池、音響機材を提供することになった。
私も手持ちの音響機材を提供し、ステージのPAを協力することになった。
午前7時半、トランジションの仲間でくるくる広場というリサイクル運動をしている伊藤さんが、車を羽根木の家まで回してくれる。
それに音響・演奏機材を積みこみ、羽根木公園へ。
荷物をおろしていると、桃ちゃん、浅輪くん、アーチさん、それから喜多見の農家の池田さんがやってくる。
トランジションのブースは任せて、私と浅輪くんでステージの電源や音響回りの準備。
雑居祭りはいくつかの大きなグループが、羽根木公園のそれぞれの区画に分かれているのだが、トランジションは「核と戦争と生活をかんがえる広場」というところにはいっている。
反核、反戦、平和運動などをやっているグループが多く参加している区画だ。
ステージにマイク3本、スピーカー2個、ミキサーを設置して、それらの電源を太陽光パネルで発電するバッテリーにつなぐ。
私の演奏機材であるシンセサイザーもそこから電源をもらう。
これで今日丸一日、充分にまかなえた。
東電から一切電源供給されることなく、ステージ活動ができたことは楽しい。
午後1時半からはトランジション世田谷・茶沢会のステージ。
最初にトランジションのことや、喜多見の外環道路のインターチェンジによる環境破壊の問題が、桃ちゃんらによって説明があり、そのあと、げろきょメンバーによる朗読パフォーマンス。
私はこのためにオリジナルのテキストを書きおろした。
「移行」という詩で、全文はこちら。
朗読のメンバーはげろきょゼミ生のKAT、みぞれちゃん、晩さんの3人。
私はシンセサイザーを演奏。
最初からがんがん飛ばしてやって、後半はしっとりと言葉を届ける予定だったが、なんと後半にさしかかったとき、サンバの行列がやってきて、ドカスカこちらを陵辱してくる。
いやいや、参った。
しかし、それを受け入れ、反応しながら、最後までやりきった。
それはそれで得難い経験だったかもしれない。
終わってから、
「朗読って気持ちよさそうですね」
と声をかけてくれた人や、
「あの詩ってどこかで全部読めますか」
と訊いてきた人があったりして、うれしかった。
私たちが終わったあとも、ステージは午後4時までいろいろなイベントがつづいた。