武蔵浦和のコミュニティセンターまで介護予防アーティスト養成講座のフォローアップのために行ってきた。
武蔵浦和は初めて行ったが、井の頭線で渋谷に出たあと、埼京線一本で行けるので意外に交通の便はよかった。
午前8時すぎに家を出て、9時15分に武蔵浦和に到着。
コミュニティセンターは駅前にあるので、すぐに到着。
すでに主催のNPO法人アート・ビート・ハート代表の日榮さん(現代朗読協会と音読療法協会の仲間でもある)と、お手伝いのみぞれちゃんが来ていた。
椅子やヨガマットをならべたりして、会場準備。
今日は来れない受講者が何人かいて、午前中は少人数。
まずは、各受講者がそれぞれ5回ずつ参加した実習についての報告や気づきについて聞いて、いくつかアドバイス。
そして音読エチュードと共感的コミュニケーションのレクチャー。
昼は近くのスーパーで弁当を買ってきて、会場で食べる。
ひと休みしていたら、日榮さんが下の階にある高齢者福祉センターに飛びこみで行って、介護予防をやらせてもらえないかとたずねたところ、所長が話を聞いてくれることになったというので、私もサポートでいっしょに出かける。
予算などいくつかクリアしなければならない問題はあるが、こういうところにも介護予防や音読療法のニーズはあるんだなということを確認できた。
午後は受講者がひとり加わって、まずは午前中にやった音読エチュードのおさらい。
それから共感的コミュニケーション。
介護予防や音読療法に共感的コミュニケーションを大事な要素として取りいれているのは、ふたつの理由がある。
ひとつは「ファシリテートのためのスキル」としての共感的コミュニケーション。
もうひとつは「ファシリテーターのイキイキとした心身の安定性」を確保するための共感的コミュニケーション。
みんなこれには興味を持って共感してくれたようで、講座の最後はちょっと深い話になって、私も気づきと学びが多い時間となった。
みなさんに感謝。
それにしても、今日は途中、天候が不穏になり、ビルの9階から見ていると、地上の小学校のグラウンドが埃を巻き上げて真っ白になり、それだけではなく空全体が真っ白になって、びっくりした。
あとで煙霧という現象だということを知ったが、埼玉からどんどん東京の都心まで広がったようだ。
寒冷前線が通過して、雨はほとんど降らなかったが、気温が急激に乱高下して、昼は夏のように暖かかったのに、帰るころには真冬のように冷えこんできて困った。
あれほどの天候の変化のなかで、小学校のグラウンドで少年野球の試合がつづいていたのは、指導していた大人たちがどうかと思う。
あれほどの震災があったというのに、危機管理意識はまだまだ低いように感じた。
そういう自分はどうなんだろう。
常にマインドフルをこころがけて、いろいろなことに気づける状態をできるだけ保っていたいと思う。