2011年9月17日土曜日

みっちり詰まった一日/音読ケアワークグループ発足か?

いやー、今日もおもしろかったです。充実して、マインドフルで、余計なことをかんがえる時間はまったくありませんでした。

午前9時前に、インターネットが普及するはるか前のパソコン通信時代からの友人である米田さんが山口県の岩国からいらして、ひさしぶりに旧交を温めました。20年以上の付き合いで、しかし最近はネットを通じてしかやりとりしていなかったので、実際に会うのは10年以上ぶりです。
楽しかったです。
米田さんにはそのまま残ってもらい、げろきょの活動を見学してもらいました。

午前10時からライブワークショップの今期4回め。欠席者がふたりいましたが、いよいよ最終ライブに向けての後半に突入。今日は「音についての感受性」と「身体と言葉の関係性」のワークをみっちりやりました。
朗読は音声表現です。言語・テキストを伝える以前に、それは音声・音響として人に伝わります。朗読者が音の性質にたいして鋭敏な感受性を持っていることが望ましいことはいうまでもありません。今日は二和音の間隔の変化にともなって変わる身体的イメージのワークをやりました。また、ハミングを使った響和の感覚わーく。そして、身体を動かしながら読むことによる身体と言葉の関係を知るワーク。「立つ/座る」という動作についても、基本を確認しました。
みぞれちゃんが、始める前はなんだか停滞した気分で沈んでいたけれど、やってみたらやっぱり楽しくて気分が晴れ晴れした、といってくれたのがうれしかったですね。

昼はみんなで東松原の〈アイキッチン〉へ。
語りのサヤ佳ちゃんが早めに到着したので、いっしょに移動。米田さんも。
次の予定がある米田さんと一足先に羽根木の家にもどり、荷物をまとめて、お別れ。
みんなが帰ってきてから、サヤ佳ちゃんの語りの新作をいくつか聞かせてもらいました。しばらくぶりに聞きましたが、サヤ佳ちゃんの語りはさらに芯がしっかりして表情も豊かになり、その成長ぶりがうれしかったです。

サヤ佳ちゃんが帰ってから、みんなも解散。ひとり残った絽未さんと、11月3日の演目についての打ち合わせ。
彼女には「コンテンポラリー」な演目をやってもらいたくて、いろいろとアイディアを出しました。実現できるかどうかわからないけれど、とにかくテキストを読みこんでもらって、次回、実際にやってみようということになりました。楽しみです。

夜はテキスト表現ゼミ。ふなっちが団子の差し入れを持ってきてくれました。
今回もあーでもない、こーでもないと、楽しく頭を付き合わせてお勉強。このゼミは4月からスタートしてまだ半年もたっていないというのに、みんなの成長ぶりときたら眼をみはるほどです。とくにふなっちが、こんなことをいってました。
「前に書いた100枚くらいの小説を読み返してみたら、全然だめで、まったく使えるところがなかった。びっくりするほどだった」
そういうことに気づけるようになったというそのことが、成長を証明しているわけですが、たった1年足らずでそれほどまでになったというのがすごいですね。
最後に少し時間があったので、「テキスト・クロッキー」をみんなでやってみました。いろいろな気づきが生まれておもしろかったです。

解散前に、絽未さんと彩子さんが「音読ケア」に興味があるというので、近いうちに音読ケアのワークグループを立ちあげることになりました。これはずっとやりたいと思っていたことなので、これも今日のうれしいできごとです。