2014年7月10日木曜日

げろきょタクラミ、トリコカレー、韓氏意拳の稽古

昨日、7月9日。
現代朗読のまだ予定のない公演について、いくつかのアイディアがわいてくる。
ひとつはテーマが「愛とエロス」で、ふたりひと組の朗読パフォーマンスばかり集めたライブ。
やっているほうも観ているほうも、ドキドキするような。

昼食は簡単に、目玉焼きを載せたトーストと、ズッキーニの素揚げ。
ズッキーニがおいしい。

午後、山浦くんがげろきょの今後のプロモーション計画の打ち合わせに来てくれる。
私のほうからいくつか提案をし、また彼のほうからもオープンマイクの計画などいくつか出してもらう。
これまでこのようにシステマチックなプロモーション計画を立てたことがなかったので、山浦くんのサポートは大変ありがたい。

台風接近で天候が不安定。
雨が降りはじめたなか、午後4時半、中野に向かう。
渋谷の東急フードショーで差し入れのお酒を買ってから、中野であらたに営業を再開した〈トリコカレー〉に向かう。
新代田で〈ピピカレー〉として開店し、その最初から応援していた店だが、不動産トラブルで閉店し、残念な思いをしていた。
それが中野で再開したと聞いたので、駆けつけた。

マスターはいろいろあったけれど元気に営業していて、ちょっとほっとした。
そしてカレーは変わらずおいしくて、私はタコカレーを食べて満足。
マスターともカウンター越しにいろいろ話ができてうれしかった。
が、このあとに韓氏意拳の稽古があることを考慮しそびれていて、小盛りにするのを忘れてしまった。
腹一杯の状態で稽古に向かうことになって、ちょっと困った。

19時からいつもの区民活動センターで内田先生の韓氏意拳の稽古。
初体験の女性が来られていたこともあって、形体訓練から挙式へと、初級の基礎の、丁寧で集中した稽古ができた。
思考を手放し身体を信頼して任せる、ということをこころがけているつもりでも、実は思考による軌道や型をなぞる動きを無意識に(といいつつ実は意識的に)していることに気づかされ、つくづく自分が犯されている病のことを実感する。
もっと深く深く、みずからを見ていく必要がある。

台風、朝ゼミ、昼ゼミ、羽根木の家の雨戸を閉め切る

台風8号が接近中。
これを書いているいま、和歌山に再上陸したとの臨時ニュースが。
が、名古屋に住んでいる息子からのメールによれば、風は朝のほうがすごかったらしい。
世田谷・羽根木は昼ごろから徐々に風が強まってきて、夜には雨も降りはじめた。
午後の羽根木の家の庭の木々のようすはこちら(ビデオで撮ってみた)。

10時半から朝ゼミ。
KATが円城塔の短編を読んだあと、唐ちゃんが奥田くんのショートストーリーを読んだ。
奥田くんの作品がとてもすばらしく、円城作品がかすんでしまうほどだった。
これをラジオドラマ仕立てにして、げろきょ放送部でラジオドラマを作る予定とのこと、楽しみだ。

お昼ご飯に豚肉とズッキーニのスパゲティを作る。
なかなかおいしくできた。

卯妙さんがNVC関連のトレーニングプログラム「Play In The Wild」に参加するために、春野さんとともにカナダに旅立っていった。
16日間の旅行、安全と学び多いことを祈る。

菜穂子さんが昼ゼミの前に早めに来て、秋から年内にかけてスタートしたいプログラムの相談。
こうやってゼミ生が、自分のニーズを持って私に相談しに来てくれるのは、とてもうれしいことだ。
私には育成と貢献のニーズが大きくあるらしい。
私に遠慮しているのか、なにかするのに声をかけてもらえないこともあるが、そういうときはちょっと寂しかったりする(笑)。

午後3時から昼ゼミ。
「リーディング・エクササイズ」というものをかんがえていて、その話をしたら、いろいろアイディアを出してもらって、ありがたい。
ダンスのワークショップの話を聞いて、おもしろそうだと感じ、私も参加してみようかな。
このところ、ゼミで連続して読んでいるてんちゃんの『虚構船団』。
そして、菜穂子さんの「蜘蛛の糸」を聴く。
菜穂子さんは確実に表現のクオリティの階段をあがっていて、私にできるのはほんのちょっぴり、階段を踏みはずさないように方向を修正することくらいかな。

ゼミ後、台風による風が強まってきていたので、羽根木の家の雨戸を閉め切るのを手伝ってもらった。
古民家なので雨戸のすべりが悪く、ひとりだとけっこう大変なのだが、手伝ってもらったおかげですんなり終わった。
上の階の雨戸はひとりで閉めたが、こちらは軽く動かせた。

雨戸を閉め切った羽根木の家で、ひとり、シャワーを浴びたり、洗濯したり、仕事をしたり。
これから映画でも観るかな。

2014年7月5日土曜日

山田みぞれ朗読ライブ with 水城ゆう@横浜白楽〈ビッチェズ・ブリュー〉(7/23)

現代朗読の山田みぞれが横浜・白楽のジャズスポット〈ビッチェズ・ブリュー〉で朗読ライブをおこないます。
演奏サポートは水城ゆうのピアノ。
朗読とピアノのセッションのほか、朗読ソロもあり。
山田みぞれの魅力をたっぷりと堪能していただきます。

演目もバラエティ豊かに準備しています。
ピアノソロもあります。

◎日時 2014年7月23日(水)19:30開演
◎場所 横浜・白楽〈ビッチェズ・ブリュー〉
  横浜市神奈川区西神奈川3-152-1 プリーメニシャン・オータ101
  東急東横線・白楽駅下車 徒歩5分
◎料金 投げ銭(要2オーダー)

予約先:ビッチェズ・ブリュー 電話:090-8343-5621 (杉田直通)
または現代朗読協会お問い合わせ・予約フォームからお問い合わせ内容を「公演・ライブご予約」を選び、メッセージ欄に「ビッチェズ・ブリュー」と明記してください。

2014年7月4日金曜日

表現・朗読が生き方に影響を与える

写真は私がいつもゼミや講座で使っている羽根木の家のホワイトボードだが(きたないね)、「表現(げろ)」とある「げろ」というのは「〈げ〉んだい〈ろ〉うどく」の略ですからね念のため。
べつに朗読にかぎらなくていいのだが、表現行為のなかでとくに朗読は敷居が低く、だれでもとっつきやすい側面があるので、人生を豊かにするには大変手軽で有効な方法なのではないか、という私のかんがえをすこし披露しておきたい。

ただだらだら表現するのではなく、すこしでも表現のクオリティを高めていきたいと望むとき、頭でかんがえることではなく、自分の身体性に深くアクセスしていく必要がある。
そのためには身体の内外を出入りする情報の感受性を高め、膨大な情報量の処理や、かすかにしか聞こえない身体最深部からの信号をキャッチする能力をみがく必要がある。
また、情報をキャッチしたり発信したりする、つまりはコミュニケーションの手法も、自分独自のものとしてみがく必要がある。

これらをみがくためのエチュードやトレーニングを、ある程度は現代朗読でも用意しているが、ゼミや講座に来てそのときだけ稽古しても身につけることはできない。
結局のところ、日常生活のなかで心がけ、たえず練習していくしかないのだ。
つまり、表現者であるという自覚を持った生活をする、ということだ。
これを、面倒くさい、大変、苦しいと感じるか、あるいはわくわくする、楽しいと思えるかどうか。

もしくは、最初は面倒くさそう、苦しい、と思っていたことが、やっていくうちにおもしろくなり、その深みにはまっていく、気がついたらものごとを見る視線や、聴く耳、いろいろな感覚が変化していくことにわくわくしていた、ということもある。
みなさんにぜひこのスリリングを味わってもらいたいと思って、私はいろいろな講座やワークショップをやっている。
もちろん自分自身も毎日それを楽しんでいる。

表現すること、そしてそのクオリティを高めることを目指しはじめたときから、人生が変わる。
自分が変われば世界も変わる。
自分自身と世界を変えることに積極的になり、生きることが楽しくなり、また自分自身のなかにある生命力・活力におどろいたりする。
私たちは死ぬまで生きているのです。
私たちの身体のなかには、生命が激しくうずまいているのです。

そんなことを、表現、とりわけ現代朗読という敷居のとても低い表現活動をつうじて、多くの人につたえたいと思っている。

※現代朗読体験講座は明日7月5日(土)18:00-20:00の開催です。詳細と申し込みはこちら
※現代朗読ゼミへの7月の体験参加可能な日時など詳細はこちら

2014年7月3日木曜日

ゼミ、シモキタランチ、ガーデン部、マイクテスト

今日は午前中から、現代朗読の朝ゼミを開催。
なんとなくひさしぶりな感じがするのは、基本的にゼミは月初から3週連続で開催して、月末は休みになることが多いからだろう。

KAT、唐ちゃん、奥田くん、個人セッションに参加しているアキコさん、遅れて参加の山浦くん。
のっけからいろんな話に花が咲いて、にぎやか&フリーダム。
ゼミでは各自が自分のニーズを持ちよって、好きなことをやることになっている。
これをしなければならない、ということは一切ない。
とはいえ、基礎トレーニングはみんなでいっしょにやってみる(やりたくない人はやらなくてよい)。

初参加の人から、長く参加していた人まで、グラデーションがあって、おもしろい。
基礎トレーニングや朗読エチュードのファシリができるトレーナーを育成したいね、という話になる。
とくに山浦くんがげろきょのプロデュースに積極的になってくれているので、協力したい。

昼はみんなでゾロゾロとシモキタまでランチに。
アキコさんが教えてくれた〈おじゃが〉という店へ。
ここは知らなかった。

羽根木に帰ってから、さっそく山浦くんからの宿題の「げろきょ講座・コース図」を作ってみる。
体験講座を受けた人や、げろきょをよく知らない人が、いったいなにをどう受講していいのかわからない、という声が多いからだ。

午後3時から昼ゼミ。
菜穂子さん、みぞれちゃん、珪子さんの3人。
菜穂子さんは毎朝、早朝から朗読の練習を欠かさずやっていて、このところ発声がとてもしっかりしてきたのを感じるが、さらにその上へと行ってもらうために、技術的なことをすこし教授してみる。
「読みぐせのコントロール」について。

※現代朗読基礎コースは7月5日(土)午前のスタートです。詳細と申し込みはこちら
※現代朗読体験講座は7月5日(土)18:00-20:00の開催です。詳細と申し込みはこちら
※現代朗読ゼミへの7月の体験参加可能な日時など詳細はこちら

みぞれちゃんとは、今後のライブの打ち合わせをいろいろと。
直近では、7月23日(水)の夜、横浜・白楽の〈ビッチェズ・ブリュー〉でのライブ。
19時半オープン、20時スタート。
投げ銭制で、要2オーダー。
みぞれちゃんの朗読と私のピアノ、狭い店らしいので、ガチでやります。
みなさん、来てね〜。

トランジションの和食ちゃんと絹さんが来て、ガーデン部の作業。
蚊が多くて大変そうだ。
終わってから家にはいって、休んでもらう。
絹さんが友だちとのコミュニケーションの話をしていたので、割りこんで共感的コミュニケーションで話を聴き、勝手にアドバイスをさせてもらった(全然共感的じゃないな)。

夜ゼミが休講になったので、某出版社に送ることになった百人一首の朗読サンプルを、野々宮で収録する。
よい機会とばかりに、AKGのコンデンサーマイクを2種とSHUREのダイナミックマイクでおなじサンプルを収録し、聞き比べてみた。
AKGのボーカル用マイクの圧勝(うちの環境ではね)。
はっきりとした結果が出たので、明快さのニーズが満たされてよかった。

2014年7月2日水曜日

現代朗読のヘンセン

体験講座ではいつも簡単に、
「現代朗読というのはどのようにしてできたか」
とか、
「私はピアニストであり小説家であり、朗読はやらない人間なのだが、このような者がどうして現代朗読協会を主宰するにいたったか」
といった話をするのだが、いつかちゃんと書いておきたいと思っていた。
たぶんかなりのテキスト分量になるのでいまは書かないが、そのあらましをざっとメモしておきたい(忘れないうちに)。

箇条書きにしちゃおうかな。

◎20代はじめの頃、京都でバンドマン(ピアノ弾き)をやっていたが、カラオケブームのせいで仕事がなくなり、故郷の福井に帰る。

◎福井で大人向けのポピュラーやジャズピアノを教えはじめた。

◎FM福井開局。ラジオ番組の制作に関わる。

◎30代は職業作家(小説家)で生計を立てると同時に、ラジオ番組制作には関わりつづけていた。番組で知り合ったタレントで俳優の榊原忠美氏と、朗読と即興演奏のパフォーマンス活動も展開。

◎40代に東京に仕事場を移し、ラジオ番組やオーディオブックの制作会社・アイ文庫を設立する。

◎朗読と音楽の番組を制作するも、制作費がなくギャラを払えないので、声優やナレーターの卵に仕事をする依頼する。が、あまりに朗読表現がおそまつなので、彼らといっしょに朗読研究会を立ちあげる。従来の朗読教室や声優学校のノウハウではなく、朗読表現の本質的な考察と実験をスタートさせる。

◎2006年、NPO法人現代朗読協会を設立。現代表現としての朗読活動を本格的にはじめる。

そして「現在にいたる」わけだが、2006年からこの2014年の8年間にも、現代朗読はいくつかの変遷をへて進化&深化しつづけてきた。

◎そもそも朗読という表現行為はなにをどうすることによって成立しているのか。その目的はなにか。

◎表現の場における共感とコミュニケーションの理解。

◎朗読における身体性の重要性。

◎表現のオリジナリティを担保するものはなにか。

◎朗読における即興性。たくらみを手放し、偶有性を受け入れる表現とはどういうものか。

◎個々の生命やその活力そのものにつながる表現となるために、どのようなトレーニングが有効か。

◎現代朗読についての水城の考察をまとめた本『現代朗読考――コンテンポラリーアートとしての朗読』がリリースされる。

現在では共感的コミュニケーション、マインドフルネス、即興性といったものをキーワードに、自分自身の「いまここ」の身体性とマインドに注目し、ありのままの自分を表現するための朗読を大切にしている。
また、現代朗読は群読表現にも特徴があり、個人の存在とそれがお互いにつながりあったなかでのパワフルなパフォーマンスも、どこにもない独特のものだと思っている。

などと、ことばでいくら説明しても、なかなか現代朗読の魅力や本質を伝えきれるものではない。
一番いいのは、活動拠点である羽根木の家に来てくれることだ。
体験講座や、ゼミの体験参加、あるいは時間が取れれば個別にお話することもできる。
興味のある方はどうぞ気楽においでいただきたい。

※現代朗読体験講座は7月5日(土)18:00-20:00の開催です。詳細と申し込みはこちら
※現代朗読ゼミへの7月の体験参加可能な日時など詳細はこちら

現代朗読基礎コース2014年の第3期がスタートする

現代朗読協会には、朗読表現を学ぶためのコースが3種類ある。

「現代朗読基礎コース」
「オーディオブック収録製作コース」
「現代朗読ライブコース」

いずれも開催スパンは3か月で全10回のシリーズだ。
2014年の今年は1月からそれぞれのコースがスタートして、4月からスタートした第2期が先月終了したところだ。
今月からは第3期がスタートする。

原則的にオーディオブックコースとライブコースは基礎コース修了者を対象としているが、いそいで学びたい、濃厚にどっぷりと学びたい、という人は基礎コースとの並行受講も可能なので、現代朗読協会に問い合わせてみてほしい。

基礎コースでは現代朗読特有の「身体表現としての朗読」「コンテンポラリーアートとしての朗読」「朗読における即興表現」といったことについて、しっかりと学んでいただく。
これらのことについては、先日リリースしたばかりの書籍(電子ブック&紙本)『現代朗読考』に書かれているので、興味がある方はまずそちらをご覧いただくのもいいだろう。

それでもいきなりコースに参加するのはためらわれる、という人は、体験講座か、ゼミへの体験参加をかすすめする。
基礎コースは今週末の7月5日(土)スタートだが、体験講座や体験参加のあとで、2回め以降の基礎コースへの参加も可能だ。
コース初回の受講をのがした方には、フォローする方策を用意してある。

現代朗読はたんなる「お稽古ごと」ではない。
カルチャーセンターや朗読教室的なノリを期待している人は向かないだろう、とはっきりいっておく。
なんらかの方法で自分を表現してみたいと思っている人、表現活動をしているけれどどこか違う・物足りないと感じている人、生きているそのこと自体に迷いがあったり手応えを感じられない人、なにかやりがいのあることに取り組んでみたいと思っている人、そういった人が現代朗読に出会うとおもしろいことが起こるだろう。
朗読といっても、それはじつに奥の深い世界であり、大きないいかたをすれば生き方そのものが変わる可能性もあると私は思っている。
私自身がそうであったのだから。

※現代朗読基礎コースは7月5日(土)午前のスタートです。詳細と申し込みはこちら
※現代朗読体験講座は7月5日(土)18:00-20:00の開催です。詳細と申し込みはこちら
※現代朗読ゼミへの7月の体験参加可能な日時など詳細はこちら

オーディオブックコース2014年の第3期がスタートする

7月になった。
2014年の後半がスタートした。
現代朗読協会でもいくつかのコース(講座)の新学期がスタートする。

まずは「オーディオブック収録製作コース」
現代朗読協会の協賛会社であるアイ文庫では、これまで、オーディオブック・リーダーの育成をおこなってきており、実際に何人か輩出してきたわけだが、よりオリジナリティとクオリティの高い読み手を育てるために、現代朗読協会で3か月というスパンでじっくりと学べるコースを実施している。
実際、現代朗読協会のゼミ生の何人かは現役のオーディオブック・リーダーであり、今後も活躍してもらうことが期待できる。
また、「使える」リーダーにごく近い者も何人かいるし、まだまだだが可能性を持って努力をつづけている人もいる。
そういった人たちを可能なかぎりサポートし、よりオリジナリティとクオリティの高いオーディオブック・コンテンツを収録できるようにするのが、現代朗読協会と私の役目のひとつである。

実をいうと、アイ文庫ではこの秋口くらいから大幅にオーディオブックの制作体制を拡充する予定がある。
そのためにさらなるリーダーの育成が急がれている。
なので、今期のオーディオブック収録製作コースは非常に重要であり、参加者を広く求めているところだ。

このコースは原則として現代朗読基礎コース修了者を対象としているが、上記のような理由で今期にかぎって、基礎コースとの同時受講でオーディオブックコースも受講できるようにした。
興味のある方は、まずは気軽に現代朗読協会に問い合わせてみてほしい。

※オーディオブック収録製作コースは7月4日(金)夜のスタートです。詳細と申し込みはこちら
※現代朗読協会への問い合わせはこちら

2014年7月1日火曜日

個人セッション、チキンカツ、四軒茶屋、永岡かずみ展

午前11時から個人セッション。
オーディオブックリーダーの個人セッションだったのだが、じっくり話をうかがってみると、かならずしもオーディオブック収録がニーズではなく、のびのびと表現すること、表現することの怖れを克服すること、だれかとつながることをやってみたいという方だった。
これはよくあることで、私としてはそういう方を受け入れられる窓口をもう少しきちんと整理しておく必要があるかもしれない。
これについて、午後、〈四軒茶屋〉での山浦くんとの打ち合わせのなかでも少し話した。

個人セッションは今日から約1か月をげろきょのゼミ生と同等の扱いをさせていただいて、お互いに有意義に学ぶ時間をなるべく多く持ちたい、ということになっている。

あまり時間がなかったのだが、羽根木への引っ越しが終わって、自分の調理器具も運んだので、ひさしぶりに揚げ物料理をしたくなり、急いで買い出しに行って、チキンカツを作ることにした。
玉ねぎとワカメのみそ汁を作る。
キャベツの千切りを作る。
そしてチキンカツを揚げる。

結局時間がなくなって、チキンカツとキャベツは食べられたが、みそ汁とご飯は手つかずで出ることになった。
下北沢まで歩いて、バスで三軒茶屋へ。
キャロットタワーで山浦くん、みぞれちゃん、卯妙さんと合流して、9月にみぞれちゃんがライブをやる〈四軒茶屋〉というライブハウスへ。
三角地帯の〈ゆうらく通り〉のドン突きにあるビルの5階にある店で、ちょっとビビッたけれど、はいってみると落ち着いた雰囲気の店。

店の出町さんと話をさせてもらう。
みぞれちゃんのライブのほか、げろきょ主催のオープンマイクの企画とかやれそう。
グランドピアノもあって、条件的にはベスト。

帰りに世田谷代田の〈空間工場〉に寄って、「永岡かずみ展」を観る。
テラコッタを使ったクレイワークで、優しい空気感の造形と、優しいところから一歩踏みだした不思議なテクスチャーを持ったキャラクターたちが、緻密な計算のもとで配置されている。
作家がいらしたので話させてもらったが、柔らかな印象の女性作家でありながら、確固たる信念とコンセプトのもと、着実に制作をつづけておられる重厚な作り手であるように感じられた。
たくさんの刺激をいただいて、感謝。
この展示は明日まで、ということで、気になる方は急ぐべし。

あいぶんこ朗読ポッド Vol.80

現代朗読協会のゼミ生で大学3年生の川崎満里菜と水城が、朗読表現やその活動についてのトークをおこないました。
現代朗読の活動が学校の朗読や放送部の活動といかにちがうものが、まったくちがっていることに驚いたという話をしてくれました。

視聴はこちら(下の画像をクリック↓)
※7月の現代朗読体験講座は7月5日(土)18:00-20:00の開催です。
詳細と申し込みはこちら

2014年6月30日月曜日

Kindle、引っ越し終わり、六本木ヒルズで野中ともよさんと

先日来、つづけてリリースした電子ブックが、アマゾンのKindleストアでも配信されている。
それぞれ、こちら。

 共感的コミュニケーション〔応用編〕
 現代朗読考
 音読療法の基礎

よかったら読んでみてください。

ここ数日、引っ越しの最後の始末をやっていた。
大物は業者に頼んですませていたのだが、それ以外のこまごましたものが残っていた。
金曜日にミキティに手伝ってもらって、カーシェアリングの乗用車を2時間借りて3往復くらいした。
2時間では運びきれないものがまだ残っていたので、もう一度車を借りて、だいたい終わった。

今日、最後の運搬を自転車で、そして簡単な掃除をやって終了。
といっても、意外に残っているもので、鉢植えをふたつ運んだり、延長コードをまとめたり、台所の洗剤を片付けたり。
全部終わったと思っていたら、台所の電灯と、トイレの掃除用具、トイレットペーパーとティッシュを忘れていた。
しかし、これですべて終了。
大家さんに挨拶して、終わり。

羽根木の家に運びこんだものの整理がまだ終わっていないが、こちらはまあ、ぼちぼちやればいいし、それほど分量はないので、数日で片付くだろう。

今日は午後から六本木ヒルズまで出かけて、先日の久米島チームのはるのさん・卯妙さんといっしょに、野中ともよさんに会ってきた。
ともよさんはいま、ガイア・イニシアティブの代表をされていて、環境問題やエネルギー問題など、さまざまな問題に取りくんでおられる。
その過程で久米島とも関わりが深く、我々が先月久米島に視察に行くきっかけになったのも、彼女のおかげだ。

今日はその後の久米島との関わりの展開について、さまざまな観点から話を聞かせてもらい、可能性を探る会となった。
私はいま、東京をベースに表現活動、共感的コミュニケーション、音読療法、教育の問題など、いろいろなことに関わっているが、久米島というもうひとつの支点を置くことでとてもクリアになることが多い。
私に残されている時間はふんだんにあるというわけではないが、いま動けばなにかひとつのきっかけを作っておけるのではないかという思いは、ともよさんと完全に一致するものだ。

これがどのように展開していくかは未知だが、東京での活動にもよい影響をもたらすような気がしている。
動かないより動くほうが好きだ。
直感を信じて、「こっち」と身体が教えてくれる方角に踏みだしてみる。

マインドフルの毎日連載が半年経過した

今朝配信した「マインドフルな毎日」6月30日分で、一日も欠かさない毎日配信がちょうど半年となった。
「マインドフルの練習」も185回めである。

正直にいうと、いったんここで区切りをつけて終了させようかどうしようか、非常に迷った。
その一番の理由は「書くネタ」である。
とくにテーマもなく、毎日気ままに思いつくまま書けばいいのなら(それだって毎日欠かさずというのは大変だけど)、割合楽なのだ。
しかし、これは「マインドフル」というテーマに絞られている。
「マインドフルの練習」についていえば、練習のためのお題を毎日、違ったものをかんがえる。

マインドフルの練習のための方法を、これまで185種類かんがえて、毎日配信してきた。
自分でもびっくりなのだが、1年やろうと思ってはじめたことだ、ちょうどあと半年これをつづけるのかと思うと、ちょっと気が遠くなる。
これ以上は無理、と何度も思った。
なので、このあたりで終了させようかと、なかば決めかけていた。

結局のところ、このジタバタも、苦しい思いも、奥底には楽しさがあるからつづけてきたのだ。
どういう楽しさだろう。
読んでくれている人がいる、ごくまれにではあるけれどリアクションがある。
これを読むことが毎日のはげみだといってくれている人がいる。
つまり、だれかとつながっているということが楽しく、はげみになるのだ。
そしてわずかでもだれかの生きていくことについての貢献になっているかもしれない、ということが力になっている。

明日は後半の半年に足を踏みだすことになる。
丸1年、できるかどうかはわからないし、むしろまったくやれる気はしていないのだが、やれるだけはやってみよう。
これは自分との対話でもあるかもしれない。

※毎日配信のブログ記事「マインドフルな毎日」はこちらから。

2014年6月29日日曜日

韓氏意拳羽根木講習会6月29日

今日は現代朗読協会「羽根木の家」で内田秀樹先生による韓氏意拳初級講習会だった。
参加者は5名だったが、私をのぞけばほかは全員が女性という、なんとなく華やか、かつソフトな雰囲気。
現代朗読協会をはじめ私の知り合いを中心にご案内しているということもあってか、毎回女性の参加者が多いのだ。
とはいえ韓氏意拳は、拳法といっても実際に打撃を人に向けて放ったり、受けたりする稽古はなく、組み手もないので、痛い思いをするようなことはまったく皆無、性別を問わず、また年齢を問わず、取りくみやすい体系になっている。

今日はまず、站椿《たんとう》の挙式(手をあげる動作)からはいり、自分の行ないが「状態」に注目したものではなく、型や形状に目を向けているものになっていないかどうかをよく検証しながら、講習が進んでいった。
つづいて、形体訓練。
初参加の人がひとりいたので、なにをやっているのか、どうやっていいのか、まったくわからずにとまどっているようすがあり、それは私にも心当たりのあることなのだった。
「わからない」ということにたいして不安や危険を感じて引いてしまうか、逆にそのことに好奇心を持ったりおもしろがれるか、というところが、韓氏意拳を引きつづきより深く学んでいけるかどうかの分かれ道のひとつであるような気がする。
今日の人は、最後のほうではとても興味深く、おもしろく参加していたように見えた。

それはともかく、私自身のことでいえば、毎回軽く落ちこむ(笑)。
もう1年以上つづけていて、個人練習もそこそこやっているつもりだが、ある程度できるようになったと思っても、講習に出るとまったくできていないことにぼろぼろと気づいて、愕然《がくぜん》とする。
今日は、自分では企《たくら》まず身体の状態に深く注目し、身体の自然な要求がもたらす形状や動きにしたがっているつもりでも、じつはなにかを「効《き》かせよう」としていたり、うまくいく方法をさぐっていたり、型をなぞろうとしている思考が働いていることを先生にいとも簡単に見抜かれてしまう。
自分ではそんなことをしているつもりはないのだが、指摘されてみればたしかにそのような思考が働いていたことに気づく。
思考を手放し、身体のかすかな声に耳を傾けていくことがとても難しく、まだまだ足りないと実感させられた。

来月は羽根木の家の土日のスケジュールに余裕がなく、初めて平日の夜に開催してみることになった。
そして、私の知り合いを中心に案内していたのだが、より広くみなさんにご案内することになった。

来月7月の開催は22日(火)の夜19時からです。
お申し込みはこちらから。
お問い合わせ内容に「その他」を選び、メッセージに「韓氏意拳」と書いてください。

2014年6月28日土曜日

音読カフェ@羽根木の家が終わった

今日は羽根木の家での「音読カフェ」を開催した。
以前、銀座教室で開催したり、地域クラブの集まりの方々に呼んでいただいたことはあったが、かんがえてみれば本拠地である羽根木の家で音読カフェを開くのはこれが初めてなのだった。

羽根木の家では、毎月、ママカフェこと「お母さんのための音読カフェ」を開催している。
これもまさに音読カフェなのだが、託児ができるということで、ちいさいお子さんをお持ちのお母さんを中心に開催している。
音読カフェはそのようなくくりはなく、だれでも自由に参加できる。

今回は音読療法の教科書である『音読療法の基礎』が完成した記念に、音読カフェを開催した。
『音読療法の基礎』をご購入いただいた方は無料招待。
実際、今回参加いただいた方は全員、ご購入いただいた。
なにしろ、参加費2,000円より、書籍代1,200円のほうが安いので、買ったほうが安く参加できるという、変な仕組みなのだ(笑)。

女性の方ばかり7名が参加。
私と、音読療法士の野々宮がファシリテート。
まずはご挨拶、お互いのみじかい自己紹介のあと、音読療法についてのごく簡単な説明。
今回参加してくれたのは、音読療法にも興味を持っている現代朗読のゼミ生のほか、フェイスブックを見て興味を持ってくれた人、最近ボイスセラピスト講座を受けて資格取得したばかりの人などだった。
ご自分でもコミュニケーションの講師をされていたり、表現活動をされている方もいた。

つづいて、音読療法の呼吸法(ホールブレス、ストレッチブレス、ボトムブレス)、発声(身体の震動を確認しながらのハミング)へと進んでいった。
音読エチュードは夏目漱石の『吾輩は猫である』の冒頭部分を使って、身体を動かしながら読んだり、お経読みをしたり。

中間でカフェタイムとなり、せっかくなので、お茶受けのかりんとうを食べながら、食べる瞑想をおこなったりした。

カフェタイムのあとは共感的な聴き方のエチュード。
そして共感的コミュニケーションについてのごく簡単な解説をおこなって、時間となった。
みなさん、とても熱心に参加してくれてうれしかった。
何人かの方はきっとまたおいでいただけるだろうし、音読療法や共感的コミュニケーションに興味を持っていただけたようだった。

※音読療法の教科書である『音読療法の基礎』(著・音読療法協会/監修・水城ゆう/出版・アイ文庫)の詳細とご購入はこちらから。

2014年6月26日木曜日

羽根木で音読カフェ

よくかんがえたら、羽根木で音読カフェをやった記憶がないのだ。
羽根木では毎月、ママカフェこと「お母さんのための音読ケア」というのをやっている。
また、京都・法然院でやったり、老人ホームでやったり、一時銀座の教室でやったりしたこともある。
が、本拠地である羽根木の家でやったことはないみたいだ。

3月末に「音読療法入門とミュージック・メディテーション・ライブ&セミナー」というのをやった。
これは音読カフェの内容をふくんでいて、なかなかのご好評をいただいた。

音読カフェではなにをやるかというと、日ごろから自分で心身のケアをおこなって、毎日を健康でいきいきとすごせるように、音読療法のセルフケアの方法を体験してもらって、お持ち帰りいただこうという内容だ。
呼吸法、発声、音読、そして「自分自身との」をふくむコミュニケーション・スキルがプログラムのなかにある。
それを、お茶でも飲むような気軽な感じで、体験してもらおうというイベントだ。

私はこれで毎日、非常にたすかっている。
この厳しい状況ともいえる社会のなか、毎日にこにこしながらすごすことができている。
にこにこしていられれば、自分自身のパフォーマンスを常に高いものに保持していられる。
問題に対処する元気や力をいつも維持していられる。
それが音読療法という簡明な方法で得ることができる。
ぜひ多くの人に体験し、また身につけてもらいたいものだ。

だれでも気軽に体験できるように、羽根木の家でも音読カフェを開催する。
明後日の午前と午後の2回やるので、どちらでも、あるいは両方でもいいが、都合のいいほうにご参加いただきたい。
あ、そうそう、今回の音読カフェは、音読療法の教科書である『音読療法の基礎』の新刊リリース記念特別編として開催される。
本を買った方は無料招待。

明後日28日(土)の羽根木の家での音読カフェの詳細と申し込みは、こちらからどうぞ。

2014年6月25日水曜日

共感的コミュニケーションの勉強会も1年半

羽根木の家で開催している共感的コミュニケーションの勉強会も、今月で1年半(18か月)となる。
今月6月の開催は明日26日で、午後3時からの昼の部と、午後7時からの夜の部がある。
毎回、2部ずつやっているので、35回以上開催したことになる。

何度も来てくれている人もいれば、一回きりで来なくなってしまった人もいる。
また、私の勉強会をはなれ、NVCのワークショップや別の勉強会に参加するようになった人もいる。
それはそれで喜ばしいことだ。
しかし、やはり継続的に来てくれる人がいるとうれしく、またありがたく思う。

この1年半のあいだに、書籍『共感的コミュニケーション』の〔入門編〕と〔応用編〕の2冊をリリースすることができた。
これも勉強会に参加してくれた方々に支えられた面が多い。
さらに〔実践編〕を出したいと思っている。
こちらはまだまったく手つかずなので、これまで同様、すこしずつブログで書きついでいきたい。

経験がある人はわかると思うが、本を一冊まとめるというのはなかなか骨のいる作業で、気軽にやれるようなことではない。
こつこつと原稿を書きつぎ、まとめあげ、そして本に仕上げるという過程がある。
本になっても、私の場合は出版社を通していないので、告知宣伝も自分でやることになる。
これも時間がかかるし、多くの人と対応しなければならないのでトラブルに巻きこまれることもないとはいえないのだが、この経験もまた『共感的コミュニケーション』の執筆を支えているといっていい。

明日の勉強会では〔応用編〕のなかからいくつか項目をひろいあげて、みなさんといっしょに勉強してみようと思っている。
きっとあらたな発見があるだろう。
〔応用編〕はすでに電子ブックとしては公開されているが、紙本のほうはまだ私の手元に届いていない。
今週の日曜日には届くはずなので、紙本が必要な方は日曜日以降にご用命ください。

※6月の羽根木の家での共感的コミュニケーション勉強会は、26日(木)昼の部15時からと夜の部19時から開催します。それぞれ2時間枠です。
 詳細とお申し込みはこちら

※『共感的コミュニケーション〔応用編〕』の電子ブックおよび紙本はこちらから入手できます。

夏のミートソース・スパゲティ

こってりしたイメージの強いミートソースだけど、隠し味を使うことでさっぱりとさわやかな感じに仕上がったので、それを使ったスパゲティを紹介したい。

【材料】1人分
・ひき肉(豚でも牛でも合挽きでもなんでも)……80グラムくらい
・スパゲティ……80グラム
・トマト煮……4分の1缶
・にんにく……ひとかけ
・鷹の爪……1本
・セロリ……10センチくらい
・オリーブ油、塩、コショウ、ローレル、ナツメグ、バルサミコ酢、醤油、パルメザンチーズ

セロリを入れたのと、隠し味にバルサミコ酢と醤油をたらしたのが正解。
濃厚だけど、さわやかな感じにも仕上がって、美味。

フライパンにオリーブ油(大さじ1)、みじん切りにしたにんにく、種を抜いた鷹の爪を入れ、弱火にかける。
にんにくが香り立ってきたら、ひき肉を入れ、塩・こしょう(少々)して炒める。
ひき肉の色が変わったら、トマト煮、セロリ、ローレルを入れ、さらに塩・こしょうで味を整える。
ナツメグ(少々)とバルサミコ酢(大さじ2)を加え、醤油をひとまわしかけて、しばらく煮込む。

かためにゆであげたスパゲティを皿に盛り、フライパンのミートソースをかける。
最後に粉のパルメザンチーズを好みの分量トッピングして、完成。

2014年6月24日火曜日

オーディブックのためのマスタリング講習会

今日は午前中から、オーディオブックに特化したマスタリング技術の講習会を羽根木の家でおこなった。
音楽などの音声コンテンツを最終的に世に出す前にかならずおこなわれる「マスタリング」という工程は、音楽の世界では非常に重視され、この腕の善し悪しでコンテンツの出来が左右されるといわれるほどの重要なものになっている。
有名なマスタリング技術者やマスタリング・スタジオが存在し、1曲仕上げるのに数十万円という報酬が支払われるほどだ。

それほど重要な工程であるにも関わらず、オーディオブックに関してはほとんどマスタリングという工程が存在していない(アイ文庫や一部放送局関係のコンテンツを除く)。
オーディオブック・コンテンツの歴史が浅い(とくに日本は)というのもあるし、朗読なんてちょちょっとそのへんのレコーダーで録音すればそれで売り物ができるじゃん、というような安易な態度がまかり通っているということもある。
実際にはもちろんそんなことはない。

これはあらためて書きたいと思っているが、オーディオブックのマスタリングには、音量・音圧の調整、音質、空気感、場の質感、読み手の存在感、その読み手と作品の質感のすりあわせ、あるいは違和感の演出など、かなり高度な技術が存在する。
その技術は、私が長年、オーディオブックの収録と制作にたずさわってきた過程で苦労して発見したことであり、だれにも教わることができないまま独自に開発してきた技術でもある。
それを囲いこむのではなく、だれかに伝えられるのは、私にとってはうれしいことだ。

今日はあるオーディオブックの制作会社の方がふたりいらして、午後4時近くまでみっちりと講習をさせていただいた。
こうやってオーディオブック・コンテンツのクオリティが底上げされていくのは、おなじオーディオブックを作っている仲間としてはうれしいことである。
ほかの制作会社の人もどんどん来てくれればいいと思う。
ただし、講習費は高いよ(笑)。
本気度をはかるバロメーターですからね〜。

講習会の途中、昼間はみんなで新代田駅のところの〈香家〉に行って、担々麺を食べる。
講習会後、マスタリングでどこまでクオリティをカバーできるか、あらためて確認できたこともあって、簡易収録機材をテストしてみた。
ZOOMのQ3、H4、ソニーのミュージックビデオ、いずれもそこそこのクオリティで録音できるが、ソニーとQ3はかなりポップな音楽向けの派手な音質であるのに対して、H4は落ち着いた音声と指向性がはっきりしている点で、オーディオブックの簡易収録は(手持ちの機材のなかでは)H4がもっとも適しているという結論に。
ティアックのDR-100MK2のクオリティがすばらしいという話も聞いているが、そこまで余裕はない。
どれか処分して、それでティアックを試してみるかなあ。

引っ越し、カフェ・オハナの共感的コミュニケーション

築50年超の古い木造アパートだけど、けっこう気にいって住んでいた代田5丁目の小林荘が、この7月に取り壊しになると決まって、出ることになった。
といって、代わりの部屋を探すのも面倒だし、資金もないので(羽根木の家の更新も重なっている)、羽根木の家の仮宿りにもどることにした。
そんなわけで、昨日は朝から部屋の片付けをし、引っ越し業者が来るのを待っていた。

業者といっても、通常の引っ越しだと高くつくので、大物だけの運搬を頼んで、もっとも安い見積もりのところにお願いした。
運んでもらったのは、小型の冷蔵庫、ソファベッド、テーブル、棚、椅子、大きな植木鉢。
はじまったら1時間足らずで終わってしまった。
あとは羽根木の家での片付けが残っているだけ。
こちらもたいした荷物ではないので、そんなに日数はかからないだろう。
とにかく、身軽にしておいて助かったし、身軽にしておくことが自分の気持ちにすっきりくることがわかった。

夜は三軒茶屋の〈カフェ・オハナ〉で共感的コミュニケーションのワークショップとミニライブ。
参加者は5人と少人数で、その内4人の方がはじめてだったのだが、知らない者同士でも和気あいあいとした雰囲気で楽しく進めさせてもらった。
具体的な事例を取りながら共感のプロセスをおぼえてもらい、遅れて参加した人がいたので、その人の話を共感的に聴くという実践練習をしたりもした。
これは「共感的に聴く」という体験がどういうものを自分にもたらしてくれるかが実感できる興味深い結果となり、私も気づきが多い夜であった。

最後に新刊リリースしたばかりの私の『共感的コミュニケーション〔応用編〕』の一節を野々宮卯妙に朗読してもらい、私が持参したミニキーボードで音楽をつけて、ミニライブをおこなった。
これもまた共感的に聴くことの練習となった。

※『共感的コミュニケーション〔応用編〕』の電子ブックおよび紙本はこちらから入手できます。

2014年6月23日月曜日

あいぶんこ朗読ポッド Vol.79

中野〈スウィート・レイン〉で2014年6月14日におこなわれた「ののみずじゅんじ+アルファライブ」あらため「ウェルバ・ムジカ・コアメンバー・ライブ」の模様を何回かにわたって抜粋してお届けしました。
この7回めが最終回となります。
野々宮卯妙と宮本菜穂子、山田みぞれによる水城ゆう作「Bird Song」の朗読と楽器隊によるセッションです。
演奏は森順治(アルトサックス)、水城ゆう(ピアノ)、日野了介(ベース)。

視聴はこちら(下の画像をクリック↓)
※水城ゆうの新刊書籍『現代朗読考――コンテンポラリーアートとしての朗読』がリリースされました。水城のここ数年にわたる現代朗読に関する考察と実践をまとめた決定版ともいえる本です。
詳細はこちら