2016年5月7日土曜日

新MacBookと MacBook Pro のキータッチ音

新MacBookを4か月使っていて、最近気づいたことがあります。
それは、キータッチの入力音が静かだ、ということです。

私は MacBook Pro 13インチをメインマシンとして使っていますが、USキー配列のキーボードをカナ入力の設定で、という、かなり特殊な入力方法をとっています。
カナ入力のほうがキータッチの回数が少ないので、ローマ字入力より圧倒的に早いし、思い浮かんだことば・文字をローマ字に変換することなく直接打てるので、思考のながれがさまたげられにくい(と感じている)のです。

もうひとつ特徴があって、ピアノ弾きなので、かなりの指先の圧力とスピードがあるらしく、興が乗ってくるとストロークが強く早くなり、カチャカチャパタパタとかなり大きな音を立ててしまいます。
なにしろ興が乗っているので本人は気づかないんですが、まわりからは「音がでかい」と迷惑がられることが時々あります。
人が多くいるような、そして静かさを求められるような場所――たとえば会議とかレクチャーとか――だと気を使います。

新MacBookはキーのストロークが浅く、ほとんどゼロに近いようなペタペタしたキータッチで、私はそこが不満だったんですが、慣れてくると自分の指圧を強制的に減衰させて静かな入力音になることに気づきました。
ためしに、いま、ビデオで録画しながら、音を確認してみることにしましょう。

おなじ文章をなにか選んで、新MacBookと MacBook Pro 13インチの両方で打ちこんでみます。
文章はこれ。

(寺田寅彦「花物語」より)
晴れ上がって急に暑くなった。朝から手紙を一通書いたばかりで何をする元気もない。なんべんも机の前へすわって見るが、じきに苦しくなってついねそべってしまう。時々涼しい風が来て軒のガラスの風鈴が鳴る。 床の前には幌蚊帳ほろがやの中に俊坊が顔をまっかにして枕まくらをはずしてうつむきに寝ている。

テスト映像はこちら

なるほど、という感じですね。
やはりまだ、使い慣れたProのほうがキー入力はスムースで、速いようです。
うるさいけど。
ということは、ひとりで仕事するときはPro、人がいるときは新MacBook、ということなんでしょうね、はい。

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