と思いきや、ほかのメンバーがいつになっても来ない。
朝、雨が降っていたので、中止かと思って二度寝した人、寝坊した人など、結局9時を大きく回ってからカトシュンさんがいらして、秋野菜のいろいろの種まき作業。
私は三木一家が、お盆の帰省中にあずかっていた鉢植えの引き取りにやってきたので、幾央くんと遊んだり、幾央くんと遊んだり、幾央くんと遊んだりしていた。
幾央くんを二階に連れていって、抱っこして階段を降りたとき、最後の一段を踏みはずして転んだときには驚いた(めったにしない靴下とスリッパの二重履きのせい/急に涼しくなったせい)。
幾央くんに怪我がないようにと必死にバランスを取り、結果的に私も幾央くんも無事。
でも、ちょっとこわい思いをさせてしまった、すまん。
10時半からは「朗読トレーナー養成講座」の第二回。
一回めに参加した六人のうち、脱落せずに残ったのは二人、KATと菜穂子さん。
第一期の朗読トレーナー資格認定者はこのふたりとなる予定。
ふたりにはもう一回受講してもらう必要があるが。
今日は声帯の構造についてのお勉強のほかに、実際にどのようなエクササイズがかんがえられ、また有効かどうか、参考本を見ながら実際にふたりにやってもらった。
なかなかいいぞ、これは。
音読療法とはまた別の切り口で、多くの人の役に立ちそうだ。
私自身、実際にやってみたいと思うくらいで、知的活動をともなう筋力トレーニングとしておもしろい方法だ。
午後2時から昼ゼミ。
幸さんからカステラをいただいたので、コーヒーといっしょにいただく。
基礎トレーニングをやったあと、幸さんの課題の漱石の「火事」を聞かせてもらう。
なんと、この一週間でみごとに変容して、彼女自身のオリジナリティがかいま見える朗読が現れてきた。
とてもがんばったと思われる。
こちらの方向性が深まれば、朗読表現のみならず、ナレーションや吹き替えの仕事においても、ほかの人には取り替えのきかない、唯一無二のオリジナルな存在として、輝いていくことができるはずだ。
てんちゃんは例によって『虚構船団』をじっくり聞かせてくれて、楽しかった。
午後4時、アイ文庫の最初期から付き合ってくれているオーディオブックリーダーの相原麻理衣が、声の仕事仲間をふたり連れて来てくれた。
予定では10月からハードなスケジュールでスタートするオーディオブックの収録要員として、その資質を見させてもらうために、マイク収録テストをさせてもらった。
ふたりともとてもしっかりした表現で有望だが(さすがに麻理衣の推薦だけある)、問題点もないことはない。
もっとも、それらはたぶん克服可能な問題なので、もう一度機会をもうけてアドバイスとトレーニングをしてもらうことになった。
5時半すぎ、羽根木を出て、蔵前に向かう。
新代田、渋谷、表参道、青山一丁目と乗りついで、蔵前へ。
蔵前から浅草橋三丁目まで歩いて、みぞれちゃんの朗読ライブの会場の〈gallary kissa〉へ。
「べにてんぐたけと声とものがたり」というタイトルのライブで、私がテキストを2本提供している。
音でボイスパフォーマーの本田ヨシ子さんがからんで、とてもおもしろいライブだった。
終わってから、みぞれちゃんが作ったキノコケーキやワイン、その他をいただきながら、談笑。
げろきょゼミ生が多く、なごやかな会で楽しかった。
みぞれちゃんとは、明後日の9月1日、横浜白楽〈ビッチェズ・ブリュー〉でライブをやる予定。
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