昨日は酷暑のなか、横浜まで音読療法の新規打ち合わせに行ってきた。
朝9時半に家を出たのだが、すでにものすごい暑さ。
新代田から井の頭線で渋谷、田園都市線に乗りかえてあざみ野まで、そこから横浜市営地下鉄に乗りかえて北新横浜まで。
たっぷり1時間以上かかったのだが、そこからがまた大変だった。
もらっていた住所をグーグルマップに打ちこんで、そのとおりに行ってみたら、当該地点に老人ホームらしきものはまったく見当たらず、どでかいマンションが建っているだけだ。
やむなくホームに電話するも、話し中でつながらず。
ホームベージにあった運営母体である港北生活協同組合に電話してみたら、つながるはつながったが、地理のくわしい人はだれもおらず。
やむなくホームの電話に何度かかけなおして、ようやくつながった。
場所の説明をしてもらったが、なかなか要領をえず、地理の説明の得意な人に3人めで交代してもらって、やっとたどりつくことができた。
約束の時間の20分前に着いていたのに、ホームに着いたのは約束の時間の25分後。
45分も酷暑のなかをさまよってしまった。
あやうく熱中症にかかるところだった。
私が遅れたせいだろう、約束の理事長の小沢さんが別の仕事にはいってしまっていて、さらにそれから30分待ち、ようやくお話をすることができた。
〈福祉クラブ生協有料老人ホームきらり港北〉という施設で、運営母体は「福祉クラブ生協港北生活支援ワーカーズコレクティブ悠」という組織らしい。
その上部組織は港北福祉クラブ生活協同組合だ。
福祉クラブ生協というのが珍しいので聞いてみたところ、生活クラブ生協と連携して食材・資材を調達しながら福祉系の展開をしている生協だとのことで、まだ神奈川県にしかなく、またこの港北が最初にはじめたものだそうだ。
まだ2年たっていない若いホームで、まだまだ若い音読療法協会としては親近感をおぼえた。
それはともかく、理事長の小沢さんという方がほんとうにすばらしい女性で、優しく静かな話口調のなかに情熱がちらちらとかいま見えるのがこちらの心をつかんでくる。
スタッフと利用者の両方をひとしく尊重し、満足してもらえるようにと、限られた予算内でがんばっておられるのを見て、心からお力になりたいと思った。
こちらも音読療法はどんなことをやるのか、どんなことがやれるのか、また共感的コミュニケーションはどのように有用なのかなどについて話をさせてもらった。
興味を持ってもらえて、月1の割合で音読ケアワークをやることが決まった。
ここにはアップライトのピアノがあるので、私も行って、まどか富士見台のように最後は唱歌メドレーのミニコンサートをやって終わり、という流れにできるだろう。
また、スタッフの皆さんに共感的コミュニケーションの研修をやってほしい、という要望もいただいたので、こちらも喜んで対応させていただきたいと思っている。
※8月の羽根木の家での共感的コミュニケーション勉強会は、8月28日(木)昼の部15時からと夜の部19時から開催します。
詳細と申し込みはこちら。