たしかに記者から取材を受けた。
社会面にでかでかと出ていてびっくりした。
「水城さん定期的に帰郷」
とか、
「ピアノで恩返し」
とか、なんだかセンセーショナルなあつかいでちょっとびっくりしたが、新聞社も民間企業である以上、ある程度購読者をよろこばせるようなものいいになる傾向はやむをえないのだろう。
私は「恩返し」という言葉を使った覚えはないが。
もっとも、これを読んだ知り合いや家族が、
「へえー、あんた、恩返しのためにピアノ弾いてたんだ」
という感想を持ったとしたら、それはちょっと(だいぶ)違う。
もっとも、取り上げていただいたことは大変ありがたいことで、記者の方には「ごくろうさま」といいたい。
私には「恩返し」かどうかはともかくとして、病院でのピアノコンサートを継続的におこなっていきたいという希望があるし、ほかの場所でもやりたくなったとき、この記事の存在が私をたすけてくれるかもしれない。
コメントをいただいたみなさん、ありがとう。
ひとつひとつのコメントが私のなかに大小の波を起こし、私がなにを大切にしているのか気づくきっかけを作ってくれた。
次回の福井県立病院のピアノコンサートは5月12日(月)に決まった。