去年は月海ちゃんが付き合ってくれたのに、今年はもう飽きたらしくて(あんなに夢中だったのにっ)、せっかくペアチケットを買ったので呼びかけたら、菜穂子さんが付き合ってくれることになったのでよかった。
らん展はなんとなく、ひとりで行くとむなしい気がする。
らんの香りが加齢臭か、というくらい来場者の年齢層は高い。
そして入場者数25万人をほこる大イベントなので、商売っけむき出しの業者がわんさかいて、そりゃもう人間の欲望がうずまいている場所なのだ。
しかし、そういったことを差し置いても、観に行く価値はある(と私は勝手に思っている。だって趣味なんだからしょうがない)。
賞に出品されたゴージャスな、あるいは可憐な、香り立つ、手のこんだ、さまざまらんを観るのも楽しいのだが、私が一番燃えるのは、業者のブースのなかでも原種のらんを扱っているコーナーだ。
東南アジアやオーストラリア、北米、南米、アフリカなど、さまざまな地域からオーキッドハンターによって採取された原種のらんが売られていて、それらはたいてい高額なので手は出ないのだが、見るだけでも楽しい。
今年は、デンドロビューム系のらんが以外におもしろいということを発見した。
ポピュラーな種なのであまり注目していなかったが、原種に近いものでおもしろいものがたくさんあるし、花屋でかっこうよく仕立てられて売られているものとはまったく違った印象のものもある。
私もひと鉢、安いものを買った。
もうひとつ、クローウェシアという種類の小さなもの。
いずれもつぼみがたくさんついていて、もうすぐ花が咲くだろう。
菜穂子さんも初らんを買った。
セッコクの小鉢と、あとなにかひとつ。
東京ドームを出て菜穂子さんと分かれてから、カフェで時間つぶしがてら、MacBookを開いて仕事。
あさってのウェルバ・ムジカのデビュー戦( http://juicylab.blogspot.jp/2014/01/verva-musica_27.html )で使うテキスト「きのこ女」を書きあげる。
これは3月29日のみぞれちゃんのワンマン朗読ライブ「きのこ祭り」でもやってもらうことになっている。
夜は中野の新井区民活動センターまで韓氏意拳の稽古へ。
午前中の診察で気管支炎が判明し、体調もいまいちだったので迷ったのだが、がんばって行くことにした。
韓氏意拳は激しい運動はないので、体調が悪くてもそれなりに稽古はできる。
昨夜は基礎試力をつうじて、自分が頭でたくらんでしまうこと、集中(状態)が甘くなる部分、ついやってしまう癖などについて精密に検証させてもらえた。
かなり大変だったが、行ったかいがあった。