2013年12月17日火曜日

共感スキルは受験生と受験生を持つ親にこそ身につけてほしい

明日の午後と夜はふたつの共感的コミュニケーションの講座とワークショップがあるが、その案内がてら、自分の体験も振り返りつつ書いてみたい。

明日12月18日(水)午後2時から、子どもを伸ばす「共感スキル」講座を開催する。
初の開催なので申し込みはまだないのだが、興味がある方はいまからでも歓迎。

私も数十年前に受験生だったことがあって、いまの受験生とは比べものにならないほどのんきな時代だったとは思うが、それでも進学コースにいた私のまわりの同級生たちは目を血走らせながら必死に勉強していたのをおぼえている。
私はのんきにかまえていて、当然のことながら受験に失敗し、一浪したあげく、志望の大学には進めず、くさりきって勉学も中途半端になってしまった人間なのだが、当時共感スキルを身につけていたらどれほど違った人生を歩んでいたことだろうと想像することがある。

受験生にとって必要なものは、

・ベストの体調
・落ち着いたメンタリティ
・ここぞという集中力
・面接(があれば)時における落ち着きと表現力
・周辺とのコミュニケーション力(とくに家族との)

こういったものだろう。
いずれも大事だが、とくに日々の高いモチベーションを維持するメンタリティとそれにともなう勉強に対する集中力、そして体調管理は大事なものだろうと思う。
こういったことをいきなり受験生に押しつけてそのとおりにさせようとするのは、親といえども無理がある。
ではどうすればいいか。

親は親でまず自分たち自身のニーズにしっかりとつながる必要がある。
つまり、なぜ子どもの受験の成功を願っているのか、子どもにどうふるまわれることで自分の安心が得られるのか、親のエゴを押しつけることなくお互いに尊重しあいながらニーズを共有し、落ち着いた、しかし熱意のある受験時期をすごすことができるのか。
これらのことに共感スキルはおおいに役立つ。
とくに親サイドに共感スキルを身につけてもらうことで、子どもへの接し方が変わるし、またいわば親がコーチのようや役割を果たせるようになることで子どもにも自分の価値観・大切にしていることに気づいてもらって、自主的なモチベーションを持てるようになる。

こういったことを解説し、実際に使えるように練習してもらうのが、共感スキル講座だ。
興味のある方は一度体験してみてほしい。
詳細とお申し込みはこちら

また、明日の夜は、だいたい隔月で開催している三軒茶屋〈カフェ・オハナ〉での共感的コミュニケーションのワークショップを開催する。
こちらはどなたでも歓迎。
カフェでのなごやかなワークショップなので、気軽に参加してみてほしい。 この詳細とお申し込みはこちら