2013年12月1日日曜日

瀬田四広場〈旧小坂邸〉での紅葉朗読ワークショップ

2013年11月30日、土曜日。
昨日は世田谷区の管理施設瀬田四丁目広場フィールドミュージアム〈旧小坂邸〉という古民家というか、歴史建造物の和室を使って、現代朗読協会による紅葉朗読ワークショップを開催した。

ちょっとアクセスしにくい場所にあって、田園都市線の二子玉川駅からバスで15分くらいかかる。
二子玉でKAT、みぞれちゃん、野々宮がそろったところで、満員のバスに揺られて旧小坂邸へ。
気温は低いが、くっきりと晴れて、紅葉もきれい、気持ちのいい日だ。

旧小坂邸にはすでに藤沢さんが来ていた。
世田谷区の子ども基金の助成金を申請していた「お母さんのための音読ケアプログラム」の申請が通ったということで、まずはお祝い。
藤沢さん、KAT、野々宮を中心にボイスセラピストが毎月こつこつとつづけてきた活動が、これでもうすこし認知され、やりやすくなるかもしれないと思うと、よかった。

瀬田四広場の企画委員をしている中西さんや村上さんにご挨拶。
いっしょにワークショップの準備をしていただく。
大きな座敷と広縁をぶち抜いた広々した会場ができあがる。
持っていったシンセサイザーなどの演奏機材もセッティングした。
広縁からは紅葉の庭が見え、晩秋の日差しが射しこんでいる。

午後1時半からワークショップスタート。
赤ちゃん連れの若いご夫婦を含むたまたま訪れていた方や、KATの知り合いの方など、車座になって始める。
あらかじめ用意した宮沢賢治の「やまなし」をテキストとして、現代朗読の解説を織り交ぜながら音読エチュードをみなさんといっしょに進めていく。
呼吸法もまじえたりして、みなさんの声と身体がだんだんほぐれていき、後半では動きまわりながらとてもイキイキと表現を楽しんでおられる様子が見られて、私もうれしかった。
また「共感的に聞く」練習も織り交ぜた。
こうやって書くと、なかなか盛りだくさんの内容だったかもしれない。

最後はげろきょゼミ生のメンバー4人がフリースタイル朗読で「祈る人」を私の演奏といっしょに皆さんに聴いてもらった。
とても気持ちのいい時間をすごさせてもらった。
参加のみなさん、瀬田四広場の企画委員の方々、げろきょの仲間たちに感謝。