リード奏者の森順治さんが出演するという情報をいただいたので、新年のご挨拶もかねて。
国立に来て2年半がたつけれど、世田谷に住んでいたときのように、現代朗読や音楽のパフォーマンスをおこなえる拠点がなかなか見つからずにいた。
あまり積極的にライブハウスめぐりをしていなかったというのもあるが、そんななかでも〈地球屋〉の名前はしばしば耳にして、気になっていた。
それが今回、ようやく行けた。
大学通りの、一橋大学の手前のビルの地下にあるライブハウスで、こじんまりしている。
残念ながらピアノはなく、私が演奏するとしたらなにかを持ちこむことになる。
が、なにしろ近い。
私が住んでいる春野亭からは徒歩5分だ。
森さんは〈和敷〉という和もの(といえばいいのか)バンドのゲストとして出ていて、珍しくフリーではなく決まったメロディや曲進行のある演奏だった。
ベースと和太鼓、三味線、そしてもうひとりのゲストは琴だった。
対バンの〈サンピン〉というユニットもおもしろく、手作りの回擦胡やリボンコントローラーと、これもすべて手づくりというパーカッションとのデュオだった。
パーカスの久田さんは楽器作りも専門にやっているらしく、私もひとつ、かわいらしいシェーカーを買わせていただいた。
ライブの前後に時間があったので、森さんと話ができた。
ここでもなにかやりましょう、という話になり、現代朗読の野々宮卯妙と私と森さんが急遽〈ミズノモリ〉というユニットを結成した。
すぐに地球屋のエルさんと交渉し、日程を組むことになった。
おそらく3月下旬から4月あたまのどこかでやることになるだろう。
その時期だと、ちょうど私がドイツからもどってきたばかりなので、ドイツ帰国報告もかねて、新ユニット〈ミズノモリ〉のお披露目ができると思う。
非常に楽しみだ。