2018年5月31日木曜日

ノイズはニーズの指針である

(手書きメモは伊藤はるかによる)

共感手帳の整理をしていて、ふと気づいたことがある。
現在も講座が進行中で、次期講座もやがてスタートする共感手帳術は、マインドフル手帳術から発展したもので、そもそもマインドフルネスを日常のなかに増やすことが目的のものだった。

我々がマインドフルであることをさまたげること、すなわち言語思考、想像、記憶の反芻、気がかりなこと、その他もやもやとした雑多な想念……
これらを「ノイズ」と呼んでいる。

ノイズをいったんすべて書きだし、頭の外(手帳)に追いだしてしまうことで、頭の中をなるべくクリアにし、マインドフルになれる時間を増やそうというねらいがあった。
ノイズはマインドフルネスを妨げる邪魔者であった。

が、いったん手帳にノイズを書きだし、それらをニーズごとに分類してみると、あることに気がつく。
つまり、ノイズは私たちが必要なこと、大切にしていること、ニーズを教えてくれる指針であるということだ。

マインドフルネスを目指し、ノイズの書き出しと整理整頓をしていく過程で、自分自身に共感し、ニーズが整理され、ものごとがクリアかつパワフルになっていく。
これが共感手帳術の醍醐味なのだ。

マインドフルネスと自己共感(NVC)の融合、これが共感手帳(エンパシーノート)をもちいることで日々おこなわれる。
自己統合感とクリア感がハンパではない。
このパワフルな過程をぜひ味わい、役立ててほしいと思っている。

6月20日〜:オンライン共感手帳術講座(全6回)
もやもやのない「いまここ」に集中できる自分であるための「エンパシーノート」の活用法を学び、自分に共感する習慣を身につける練習をします。ベーシック編、アドバンス編、それぞれ3日間の計6回講座です。

もうすぐ採蜜できそうなみつばち巣箱の内検

明日・6月1日(金)は早朝からあした農場の日本みつばちの巣箱の内検に行く予定だ。

いつもは8時半ごろ出発して午前9時すぎくらいに到着、作業をおこなうのだが、今回は参加したい人の都合で、時間を1時間、繰り上げることになった。
まあ、だいぶ暑くなってきたので、作業は早めのほうが助かる。

それで思いだしたけれど、巣箱の暑さ対策もきちんとしなきゃな。
暑さと湿気でスムシが活躍しはじめる。
みつばちたちが元気で、巣をびっしりと取り囲んでいるときは、スムシが活躍する余地はないのだが、そうでなくなるととたんにスムシが巣を侵食しはじめる。
いったんはいりこんでしまうと、勢いはかなりのもので、あっという間に巣を食い荒らされ、みつばちたちも嫌気がさしてますます元気がなくなり、最後は消滅にいたる( 経験ずみ)。

ようはみつばちたちが元気でいることが肝心なのだが、元気がなくなる要因はさまざまにある。
農薬、夏場の蜜源不足、暑さ、湿度、梅雨時の長雨、スズメバチの襲撃などなど。
勢いのある群だからといって、油断できないのだ。

しかし順調ならば、6月にはいったころに採蜜できるかもしれない。
巣箱の段が積みあがりすぎると、巣落ち対策に筋交いは入れてあるものの、蜜の重さと温度上昇による巣礎の軟弱化で巣落ちすることがある。
一気に全部落ちてしまって、働き蜂や幼虫が死んだり、女王蜂が死んでしまうと、その群は終わりだ。

たぶん、みちばち部の巣箱も、あした農場の巣箱も、そろそろ1段ずつ採蜜できるんじゃないかとにらんでいる。
もし順調なら、採蜜イベントが楽しみなのだ。

2018年5月30日水曜日

自宅にいながらいますぐ共感的コミュニケーションを学ぶ

NVC(=Nonviolent Communication/非暴力コミュニケーション)のワークショップや講座、勉強会がたくさん開催されるようになって喜ばしいかぎりだが、地方在住だったり、幼子や要介護者がいたり、その他なかなか自宅を離れることができない人が多くいて、そういう人にも学びの機会があるといいなと私は思っている。

そういう人に、まずは日本語で書かれた本をお届けしたい。
もっとも手軽なのは電子書籍Kindleを入手することで、こちらはスマホでアマゾンにアクセスし、ポチするだけで、つぎの瞬間から読めるようになる。

私が書いたKindle版の本はこちら。
『共感的コミュニケーション2018』アマゾンKindle/500円
『共感的コミュニケーション2017』アマゾンKindle/500円

紙の本のほうがいいという方は、ちょっと値段が高くなるが、こちらからどうぞ。
『共感的コミュニケーション2018』紙本/1,500円
『共感的コミュニケーション2017』紙本/1,500円

自宅にいながらにして勉強会に参加する方法もある。
私はZoomというネットミーティングシステムを使っていて、これだとPC、スマホ、タブレットなど、たいていの端末に対応している。
iOSでもアンドロイドでも大丈夫。

近いところでは、明日・5月31日に「共感編み物カフェ」を開催する。
これは勉強会というほどがっつりしたものではないが、共感的コミュニケーションのひとつのありかたの実験として興味を持っていただけるとありがたいし、だれでも気軽にゆるりと参加できる場だ。
まったくの初心者にも安心だと思う。

共感的コミュニケーションはだれでも理解できるが、実際に身につけて日常のなかで使えるようになるには練習が必要だ。
その練習方法として私が推奨しているのが、手帳やノートを使う「共感手帳術」というやりかただ。
かなり有効な方法であり、またマインドフルネスとNVCをひとつのこととして統合させた画期的な方法だと自負している。

ほかにもオンラインで遠隔参加するイベントがいくつかあるので、興味を持っていただき、まずはどれかに参加してもらえるとうれしい。

赤ちゃんのおもちゃの紐を編む

赤ちゃんのおもちゃを買ったけど、すぐに落っことしてしまうので、首からさげる紐を編んでほしいといわれたので、二重鎖編みという編み方で紐を編んであげた。

肘を痛めていて、かぎ針を持つのはひさしぶり。
肘を痛めたのは、ひょっとして編み物のせいではないかという疑いが残っていて、しばらく遠ざかっていたのだが、ひさしぶりにやってみるとたしかに肘に負担がある。
しかし、編み物するから肘に負担があるのではなく、肘に負担があるような編み方をするから肘を痛めるのだ、ということに気づいた。
やれやれ。

これからは身体の使い方を意識し、全体性に目を向けながら編み物をやってみることにしよう。
マインドフルネスが大事ね。

うまいぐあいに、明日・5月31日は、毎月末恒例の共感編み物カフェの日。
先月でいったん終了したのだが、つづけてほしいという要望が何人かからあったので、つづけることにした。
私もみんなで編み物するのは楽しいしね。
そのわりには明日の参加者はぜんぜんいねーじゃねえか!

まあ、おひとりは来ることになっているので、その方と私はともかく編み物しながらのんびりおしゃべりしましょうかね。
みなさんの気軽なご参加、お待ちしてます。
どうも当日にならないと参加を決められない方が増えているような印象があるので(世情柄でしょうか)、駆け込み参加(オンライン参加含む)も歓迎ですよ。

5月31日:共感編み物カフェ@国立春野亭(オンライン参加可)
共感的コミュニケーション(NVC)と編み物の両方の練習をするための場ですが、まるで昭和の家の縁側のような安心のなかでごく自然な共感的姿勢を学び、身につけようというねらいです。編み物ができない人ややりたくない人も、ほかになにかやりたいことがあればお持ちください。オンライン参加可。

共感手帳術講座、スタートしています

(手書きメモは伊藤はるかによる)

マインドフル手帳術をベースに、本格的に実用化し、プライベートでも仕事でも実践的に使うことができ、同時に共感的コミュニケーション(NVC)をしっかりと身につけることができる共感手帳術講座が、先日の5月27日にスタートした。

マインドフル手帳術は半日講座だったが、共感的手帳術はそれよりグレードアップして、ベーシック編とアドバンス編の前後編に分かれている。
そしてそれぞれ半日のメイン講習と数時間のフォローアップで構成されている。
先日はそのベーシック編のメイン講習だった。
午前11時から午後5時まで、参加の皆さんにはじっくりと共感手帳術の基礎に取りくんでもらった。

わざわざ当日の早朝に新幹線に乗りこんでやってきた富山在住の方もおられたり、初回ということもあって、私としても熱がはいった。

「マインドフル」ということばはタイトルからなくなったけれど、マインドフルネスをベースにした自己共感を用いた手帳術ということには変わりない。
マインドフルであることと、自己共感の質を高めることとは、深く関係がある。
また、自己共感の質が高まれば、他者共感の質にも影響がある。
つまり、共感的コミュニケーションが自然に身につき、いきいきと怖れのない人生を選択することができる。

NVCとか共感的コミュニケーションを学ぶ場が増えてきて喜ばしいかぎりだが、ではそれに参加したすべての人が日常的にそれを使ったり実践したりできるようになるかといえば、なかなかそうではない。
なぜなら、身につけるには継続的な練習が必要だからだ。
継続的な練習方法として共感手帳術がとても有効だし、それ以上に実用的な手帳術としても役に立つ。
そのことは、長年あれやこれやと手帳を使いつづけ、さまざまな手帳術をためしてきた私自身の実感として、ある。

興味をおぼえた方は、ぜひ次期講座に参加してみてほしい。
次期の講座は、平日の夜、オンラインに限定して、全6回で完結するコースを、6月20日から予定している。
共感文章講座と合わせてご利用いただくこともいいだろう。

2018年5月28日月曜日

ガイアエデュケーション2018公開講座

今年もやります、ユネスコGAP教員プログラム「ガイアエデュケーション2018」の公開講座の講師を、7月15日(日)午後、鈴鹿市カルチャーステーションでつとめさせていただきます。
共感的コミュニケーションについて学び、ともに体験できる内容になると思います。
ご都合つく方は来てね〜。

◎日時 2018年7月15日(日)13:30〜15:30
◎会場 アズワンネットワーク鈴鹿コミュニティ
    鈴鹿カルチャーステーション(三重県鈴鹿市阿古曽町14-28)

◎参加費 一般1,500円/学生・GEN-JP会員1,000円
◎申込先  059-389-6603

「男」という暴力装置

男は男性であるというだけで、その内側にどれだけ繊細でやさしい心根を持っていたとしても、この社会では一種の暴力装置として働いてしまう。

私も男としてこの世に生を受け、生まれたときから、
「男の子でしょ」
「男なんだからしっかりしなさい」
「男らしくなりなさい」
「男のくせにめそめそするな」
と、さまざまに暴力的な教育・指導を受けつづけ、また自分自身も無自覚にそのようにふるまったり、そうなることをめざしてがんばったりしてきたと、いまとなっては気づくことができる。

共感的コミュニケーションの学びと場づくりをはじめたとき、そもそも水城「雄」というオトコオトコした名前が嫌で、わざと「ゆう」とひらがなに開いたりした。
すると今度は私のことを女性だと思いこんでしまう人がいて、実際に勉強会などで会ったりすると「男性だったんですね」とショックを与えてしまったり、ぎゃくに私自身がショッキングだったりすることがしばしばあった。

男性、女性、ということにかぎらず、あらゆるラベリング行為はその人の人間性を覆い隠してしまう。
だれもがついやってしまうラベリング行為は、しかし社会を理解し、社会性をもって生きていくためには必要な面もある。
だから、必要なときには自分がおこなっているラベリングに気づき、それを手放し、相手の真の人間性を見てつながることができる、という選択肢を自分のなかに持っておきたい。

ラベリングを超える最良の手段のひとつが「共感」だろうと思う。
「男」というラベリングを受けている者が、自分自身にどのように共感し、相手にどのように共感していくことができるのか。
そこに男女という性差を超えた理解とつながりの可能性はあるのか。

生理学的な男性だけでなく、自分が男性だと思っている人、男性性を意識している人など、さまざまな人がいるかもしれないが、そういった人たちを対象とした共感的コミュニケーションの勉強会を開催することになった。
いっしょにナビゲートしてくれるのは、くまさんこと大間哲さん。
ニックネームからわかるように、ガタイの立派な、髭面の、見るからに男性という人だ。
私の勝手な想像だが、彼もまた男であるということだけでこれまでさまざまな経験をしてきたことだろうと思う。

こういった私たちの経験と、参加のみなさんの経験を合わせ、また参加者は男性(男性性)に限定した場で、心おきなく検証と学びを進めていきたいと思っている。
興味のある方はどうぞお越しください。
また、男性パートナーや知り合いが興味を持ちそうだと思う女性の方は、お知らせしてあげてください。
この学びを必要とする多くの人に情報が届くことを願っている。

6月8日:共感男塾@世田谷
男性(もしくは男性と自認している人)限定の共感的コミュニケーションの勉強会を、6月8日(金)19時半から下北沢駅徒歩7分の会場で開催します。案内人は水城ゆうと、くまさんこと大間哲のふたり。男性ならではの共感の悩みに挑みます。

2018年5月27日日曜日

明日です! 共感文章講座(オンライン)

告知がすっかり後手に回ってしまってましたが、明日・5月27日(月)の夜とその一週間後の6月4日(月)夜の2回にわたって、オンラインで共感文章講座を開催する。
いまのところ参加者が全然いないので、もし参加したい方がいらしたらかなりじっくりと個別のニーズに沿った学びが提供できると思う。

共感的コミュニケーション(NVC)においては、身体性や非言語情報がすっぽりと抜け落ちてしまうテキストベースの交流では、共感しあったり、相手に共感を向けることが難しいといわれている。
私もかつてはそのような考えだったが、最近は思いなおすようになってきた。

たしかにリアルな交流のような方法では共感が難しいかもしれないが、テキストコミュニケーションの特徴をとらえてそちらからのアプローチの方法を用いれば、まったく共感ができないわけではない。

これまで何度か開催してきたなかでの事例や経験から、ある一定のアプローチ方法と練習のやり方を確立しつつある共感文章講座。
必要としている人に届いたらいいなと思っている。
すなわち、メールやSNSでのやりとりで思いがけずトラブルに巻きこまれてしまった経験があってテキストでの交流に抵抗を感じている人や、自分の意図を文章で伝えることが苦手な方、逆に相手の意図を文章から読み取ることが難しかったりそれを問いただすことにためらいを覚えてしまうような人、そんなみなさんに参加してもらえればうれしい。

5月28日・6月4日:共感文章講座(オンライン)
メールやLINE、SNSでのテキストコミュニケーションにおいて、共感的コミュニケーション(NVC)の方法をもちいてお互いに尊重をもってつながりあう文章表現を練習するための、全2回の講座です。

2018年5月24日木曜日

初開催、国立市公民館での朗読とピアノのコンサート

2018年5月22日、火曜日。
いまや地元となった国立の市公民館地下ホールで、朗読とピアノのコンサートを開催した。
朗読は野々宮卯妙。

世田谷羽根木から拠点を国立に移して、なかなかここがホームベースだという表現の場を定められずにいる。

羽根木にいたときは、いまはなき明大前〈キッド・アイラック・アート・ホール〉や下北沢〈レディ・ジェーン〉など、いくつかの場があって、いつでもそこでとんがった試みを受け入れてもらえるという安心感があった。
その安心感に支えられて、現代朗読を中心としたさまざまなパフォーマンスの試みを続け、発展させてこれたのだと思う。

国立ではそういう場がなかなか持てずにいた。
かなり古い施設だが、市の公民館がだれでも使えるようになっていると知って、一度こちらでなにかやってみようと思った。

施設使用料は、なんとタダ!
ただし、料金を徴収するイベントは不可。
つまり、無料イベントでなければならない。

そこで、無料コンサートとなった。

会場はだいぶ前から決まっていたのに、なにやかやと忙しく、告知が行き届かなかった。
ほんとは地元の人たちに広く告知して、私たちがおこなっている表現活動について知ってもらい、また興味を持ってくれた人には参加してもらいたいと思っていた。
その衆知があまりできなかったのはちょっと残念だった。

当日まで来てくれる人はあまりいないだろうと思っていて、実際に事前に「行くよ」といってくれた人は数人だった。
が、あけてみると、思いがけない人や友人たちや仲間、しばらくぶりの人たちが来てくれて、ありがたくうれしかった。

午後7時に開場して、7時半に開演。
会場入りが6時半すぎだったので、ピアノはほとんど弾きこむことができなかったが、古いけれど割合状態のよいグランドピアノだった。
地下に置いてあるピアノは湿気で状態を悪化させることが多いのだが。

私のピアノ(即興)からスタートして、野々宮のソロ朗読。
夏目漱石の『夢十夜』より「第一夜」を朗読だけで聴いていただく。

つづいて「第十夜」。
これはみなさんにも参加してもらって、楽しく盛り上がった。
笑いも起こって、やっているこちらも楽しかった。

後半は童謡の「しゃぼん玉」をモチーフにした私の即興演奏から、野々宮との共演で私のテキスト「待つ」を朗読パフォーマンスで聴いていただいた。
記録映像も撮っていて、それを見ればわかるのだが、身体表現としておこなっている野々宮の朗読は、求心力があってすばらしかった。
私もそれに助けられてとても集中した演奏ができたように思う。

おいでいただいた皆さんにはとても感謝している。
機会があれば、またこの場での公演をやってみたい。
つぎはどのような形になるのかわからないが、お近くの方にもおいでいただけるように事前準備をしっかりしたい。
できれば、ゆくゆくは、現代朗読のゼミ生たちといっしょに群読表現も発表できればいいな。

5月26日:現代朗読ゼミ
朗読や群読などの身体表現を用いていまこの瞬間の自分自身をのびやかに表現するための研究の場・現代朗読ゼミ、5月の開催は26(土)10時半から約2時間。

YouTube:朗読とピアノのゆうべ@国立市公民館 2018年5月22日抜粋映像

2018年5月22日に国立市公民館地下ホールでおこなった「朗読とピアノのゆうべ」コンサートの模様を、記録映像から抜粋しました。

 作品 :夏目漱石『夢十夜』より「第一夜」「第十夜」
     水城雄「待つ」

 朗読 :野々宮卯妙
 ピアノ:水城雄

映像はこちら

2018年5月22日火曜日

みつばち部の新分封群、順調に成長中

先月、捕獲に成功したみつばち部の日本みつばちの分封群だが、その後、点検に行けていなくて気になっていた。
あした農場の渡辺さんがちょくちょく様子を見てくれていて、順調だと報告を聞いていたので安心ではあったが。

昨日ようやく、みつばち部員の和食ちゃん・野々宮といっしょに見に行けた。
みつばち部の最初からいた群の巣箱には、さかんに働き蜂が出入りしている。
次々と飛びだしていっては、次々ともどってくる。
もどってくるなかには、花粉団子を後ろ足にくっつけているものもいる。
花粉は白っぽくて、そういう花が近くに咲いているのだろう。

あとでわかったことだが、コリアンダー(パクチー)の花が大量に咲いていて、立派な蜜源となっている。

分封群のほうは、箱一段だけだったので、そのなかにちゃんと巣ができているのかどうか気になっていた。
下の点検窓をあけてみると、巣がちゃんとできていて、それどころかもう底につきそうなほど成長しているではないか。
すぐに継ぎ箱したほうがよさそうだ。
みつばちも盛んに出入りしていて、蜜と花粉を集めている。
つまり、幼虫が順調に育っているようだ。

数日中に分封群には2段、元のほうにも1段、継ぎ箱をしに行くことにした。
巣箱のまわりで伸びはじめたクズのツルなどを刈って、飛行ルートを確保しておく。
まだ1、2回は分封しそうな感じだが、よくわからない。

ともあれ、順調でよかった。
新規みつばち部員、募集中。
近いうちに BEE’s Cafe も開催予定。

2018年5月21日月曜日

明日です! 朗読とピアノの無料コンサート@国立市公民館(5.22)

現代朗読の野々宮卯妙といっしょにおこなう無料コンサートが、いよいよ明日になった。
場所は国立市公民館(JR国立駅徒歩5分)、時間は夜7時半から。

世田谷区羽根木から国立に越してきてもうすぐ2年だが、長年住みなれた世田谷からなかなか活動の根を国立におろすことができずにいた。
そこでみなさんに少しでも知ってもらうために、そしてこの2年のあいだにも深化した私たちの表現活動を見ていただくために、いまは地元となった国立市の公民館で無料コンサートを開催することにした。

これまで述べてきたように、現代朗読というのは朗読の「伝達」の側面より「表現」の側面にスポットをあてた行為だ。
なにを読むか、より、読んでいる自分がどのようにそこに現れているのか、どのように読んでいるのか、を伝えることを重視している。
当然、読み手は自分自身を把握し、注意深い身体性が必要となる。
言語表現というより身体表現としての朗読がそこにはある。

こういうことをみなさんに知ってもらうには、実際に見て聴いてもらうのが一番だ。
当然、そのような表現を好まない人もいるだろう。
が、読み手がいきいきと自分自身を表現し、あらかじめ用意されたものではなくその瞬間瞬間の変化や流れを重視した即興性をもって朗読する姿を、よしとしてくれる人も(少数派ながら)いる。
そういう方がもし明日おいでいただけたらうれしい。

いずれにしても、現代朗読を表現するチャンスを作り、実際に知ってもらうのが一番だと思ったわけだ。

一方で私自身は朗読者ではないので、朗読演出や原作者として関わり、また共演者としてピアノ演奏でその場に立ち会う。
このような機会を持てることは大変幸せなことだと思う。

事前の告知宣伝が行き届かなかったので明日はあまり多くの人においでいただけないかもしれない。
しかし、このようなありがたい機会にひとりでも多くの人に知ってもらい、あるいは旧知の人にも深化や変化を見届けてもらえることを願っている。

ご都合つく方は、ぜひともおいでいただきたい。
終演後も、会場を片付けながらではあるかもしれないが、ゆっくりお話させていただく機会がありそうだ。
お目にかかるのを楽しみにしている。


5月22日:朗読とピアノの夕べ@国立市公民館
仕事帰りに、くつろぎの時間に、ふらりと立ち寄っていただける現代朗読協会のコンサート「朗読とピアノの夕べ」を、5月22日(火)夜、国立市公民館地下ホールにて開催します。どなたも歓迎、無料です。

5月20日のボイスセラピー講座参加者の声

昨日、国立春野亭で開催したボイスセラピー講座に参加したみなさんの声を、抜粋して紹介します。
次回、来月のボイスセラピー講座は6月30日(土)14時からです。

◎本当に楽しい時間でした。心が開放されたように思います。他人の声に耳をかたむけること、そして共感する! とても素晴らしいことを学ばせてもらいました。これを継続していきたいと思います。

◎自分の心が内向きになっていたのですが、少しもむりなく外へも開いていけるような体験でした。友人、家族にも伝えていきたいです。ありがとうございました。

◎ストレッチから体をほぐし、声を出す事が、ここまで気持ち良く軽くなるとは思わなかった。緊張する場面にあう時は、呼吸をととのえて(ボトムブレス)、体をほぐしつつ、感覚神経を大切にしたいと思います。

◎声を出す楽しさ、しかも体と一体なって、そして、他の人たちとも一体になってやる楽しさは、心にも身体にも気持ちが良いです。自分の中のいのち、周りのいのちとのつながりも感じられて、生きる力が養われそうです。


6月30日:ボイスセラピー講座@国立
呼吸や声を使って自分自身や身近の人を癒し活力を養うボイスセラピーの概要を学び、身につけるための講座です。この講座の受講修了が音読トレーナーの資格取得講座の受講要件となります。6月30日(土)14時からJR国立駅徒歩5分の会場にて開催。

2018年5月20日日曜日

RadioU:共感的コミュニケーションの場作りをしたり日常で生かしたり

愛知県豊川市在住で、水城とは共感的コミュニケーション(NVC)などの勉強会をとおしてつながっている今泉亜希子さんに、お話をうかがいました。

水城は定期的に名古屋天白区の〈アロマファン〉という古民家スペースでNVCや現代朗読などのワークショップを開催していますが、亜希子さんは最近そこに何度か参加してくれるようになりました。
最初は「共感編み物カフェ」だったそうです。
ご自分でも共感的コミュニケーションをシェアしたり学んだりする場作りをしていきたいそうで、日常生活のなかでもどのような変化があるのかなど、オンラインでお話しをうかがいました。

映像はこちら

こちらの番組は音声のみのラジオ番組としても聴けます。
PCやスマホ、タブレットから、直接こちらで聴けるほか、「Himalaya」という専用アプリでも便利に聴けます。

専用アプリで聴く場合は、アプリ内で「radio u」と検索してみてください。
無料です。

2018年5月19日土曜日

肘の故障がだいぶ回復してきた

澪ちゃんが撮ってくれたあい猫をだっこした写真(ムイに怒られそう)。
今年になってから長らく故障していた肘のぐあいが、ちょっと改善してきた。
一進一退という感じで、一時は自分の顔を洗うのさえ不自由だったのだが、肩まわりのストレッチをこころがけ、肩があがる癖に気をつけ、そしてパソコン作業を長時間つづけないようにしたことが、よかったかもしれない。

とくに、パソコンにむかって長時間、執筆などをつづけていると、てきめんに肘にくるらしかった。
そこで入力をできるだけiPadを使った音声入力に切りかえたりして、腕への負担の軽減をこころがけてきた。
すっかり完治してくれるといいのだが。

今日はこれから現代朗読ゼミ。
午後は音読共感カフェ。
共感カフェはオンラインでも参加可能。


5月19日:共感音読カフェ@国立春野亭(オンライン参加可)
心身の健康向上・調整・未病・活力向上に力を発揮する音読療法(ボイスセラピー)と、人間関係や自分自身とのつながりの質を作ることに力を発揮する共感的コミュニケーションを組みあわせていいとこ取りをするカフェ形式の勉強会です。5月の開催は19(土)14時/21(月)11時、それぞれ約3時間です。

まなびジャパンで映像音楽をつけてます

まなびジャパン(Manabi JAPAN)というサイトに私が音楽をつけたドローン映像の公開がはじまった。
こちら

ドローンで撮影した日本の風景に、私が音楽(ピアノの即興演奏)をつけて配信するという企画で、今後続々と映像作品がUPされる予定。
ご覧いただけるとうれしい。

最初の作品は時間の制約があって、手元にあった演奏を乗せたが、数作品後からは完全オリジナルの音楽を合わせていきたいと思っている。
ピアノ演奏を柱に、ときにはいくかの音をからませるかもしれない。

2018年5月18日金曜日

名古屋、福井、各務原とまわって国立にもどる

昨日は各務原〈カフェ花寧香〉でマインドフル手帳術ワークショップをおこなった。
カフェ花寧香は白狼澪さんの自宅なのだが、以前はアパートの一室だった。
今回は民家の庭に面した和室で、ゆったりした落ち着いた空間だ。
名古屋天白の〈アロマファン〉や、かつての羽根木の家に通じるところがある。

昨日は共感的コミュニケーションを初めて知るという人がふたりいたので、基本的なかんがえかたや、実際にどのようにおこなうのかを例示しながら、さらにそれを日常的に練習し身につけるのに有効な方法としての手帳術を、みんなで試みてみた。
初参加の方もとてもいきいきと自分につながり、多くのことに気づいてもらえたようで、案内人の私としてもうれしかった。
また、澪ちゃんちのあい猫がかわいくて、最後は猫ふれあいタイム。
ひとなつこくて、だっこもさせてくれた。

マインドフル手帳術の本格実務バージョン「共感手帳術講座」は5月27日スタートだ。
こちらはプライベートのみならず、仕事においても本格的に自己共感・他者共感しながら、毎日をクリアでパワフルに生きていくためのツールとしての手帳術を、あますところなくお伝えする予定だ。

5月27日〜:共感手帳術講座(オンライン参加あり全4回)
もやもやのない「いまここ」に集中できる自分であるための「エンパシーノート」の活用法を学び、自分に共感する習慣を身につける練習をします。ベーシック編、アドバンス編、それぞれ2日間の計4回講座です。


今日・5月18日(金)はこのあと、午後に出かけて、15時から下北沢〈かまいキッチン〉で共感カフェを開催する。
定期開催は今回で最終となる。
夜7時半からは、おなじ下北沢の旅カフェ〈Stay Happy〉でも共感カフェを開催する。
こちらも定期開催はこれが最終。
ご都合のよいほうにお越しいただきたい。

2018年5月17日木曜日

非常に濃い現代朗読ゼミだった

現代朗読のゼミにはさまざまなニーズの人が参加してくれる。
オーディオブックを録りたい人、ライブをやりたい人、地元の朗読サークルでのびのびとした現代朗読の方法を試してみたい人、朗読のコミュニティを主催してみたい人、なにか表現をやってみたいけれどまだ見つからずとりあえず朗読が簡単そうと思って来た人、などなど。
どんなニーズを持った人が来ても、ゼミでやることはひとつ。

身体と声の一致をこころみ、いまこの瞬間の自分自身の生命現象をとらえながら、オリジナルな表現を探求すること。

文字で書くとなにやらむずかしいが、やっていることはごくシンプルな身体と声のエチュード。
現代朗読には基礎トレーニングとしていくつかのエチュードが用意されている。
なにかを読みながら身体を動かしたり、観察したり、群読したり。
それを通して各自が自分自身を観察し、そこになにがあるのか、どんな可能性があるのかを試してみる。

この手法はますますシンプルになっている。
前回のゼミも、初参加の人、地元で朗読教室に通っているが別の方法を試してみたい思っている人、そして継続的に一冊の本の朗読に取り組みそれをYouTubeで発表している人、など、ニーズの異なった人たちが参加した。
しかし、おこなうことはひとつ、現代朗読のトレーニングと自分自身の観察。

とはいえ、いっしょに参加している人がなにかを読むのを聴いたり観察したりするのも、多くの気づきがもたらされる。
そこがゼミのいいところだ。
とくにニーズが違っていると、自分には思いもよらないアプローチが聞けたり、またその人たちと声を合わせて群読エチュードをやってみることで、多様性と、自分自身のオリジナリティにあらためて気づいたりする。

前回もそんな時間となった。
今後もどんなニーズであれ、とにかくなにか読んで表現してみたい、声で表現してみたいと思っている人は、試しに来てみてほしいと思うのだ。
みなさんがいきいきと自分の全能力を発揮して表現していくためのお手伝いを、私は全力でさせていただこうとわくわくしている。


5月19日:現代朗読ゼミ
朗読や群読などの身体表現を用いていまこの瞬間の自分自身をのびやかに表現するための研究の場・現代朗読ゼミ、5月の開催は19(土)/26(土)、それぞれ10時半から約2時間。

2018年5月16日水曜日

イベントがつづく(その2)

明日、東京にもどる予定だが、その翌日(明後日)金曜夜には下北沢の旅カフェ〈Stay Happy〉で共感的コミュニケーションの勉強会をおこなう。
隔月ペースで4年か5年つづいた勉強会だが、定期開催は今回が最後となる。
仕事帰りなどご都合つく方は気軽においでいただきたい。

5月18日:ステイハッピー共感カフェ@下北沢


共感的コミュニケーション関連では、コラボ企画とオリジナル企画がいくつかつづく。
アロマハンドマッサージとのコラボ企画、手帳術を使ったオリジナル企画、文章(テキストコミュニケーション)を使ったオリジナル企画、そして編み物カフェなど、興味をひかれるものがあればご参加いただきたい。

5月26日:ハンドマッサージと共感のコラボ「Confort cafe」Vol.1@国立春野亭

5月27日〜:共感手帳術講座(オンライン参加あり全4回)

5月28日・6月4日:共感文章講座(オンライン)

5月31日:共感編み物カフェ@国立春野亭(オンライン参加可)


いちおしのイベントがある。
みなさんにはお誘い合わせの上、ぜひお越しいただきたい。
国立市公民館の地下ホールでの無料コンサートだ。
5月22日(火)夜開催の朗読の野々宮卯妙と私・水城のピアノによるふたりコンサートで、だれにでも楽しめる内容にしようと思っている。
お子さん連れも歓迎なので、ご家族でもおいでいただきたい。

5月22日:朗読とピアノの夕べ@国立市公民館


音読療法関連では、講座と音読カフェが開催される。

5月20日:ボイスセラピー講座@国立

5月24日:おとなの音読カフェ@池尻大橋アカシデカフェ

2018年5月15日火曜日

イベントがつづく(その1)

東京から名古屋経由で北陸の実家に帰省中。
名古屋では、天白区の古民家スペース〈アロマファン〉で現代朗読のワークショップと共感カフェのふたコマをつづけておこなった。
うれしいことに、このところ朗読をやってみたいという人が増えているように感じる。
とくに「伝達」ではなく「表現」に注目する現代朗読の方法に興味をしめす人が多く、今回の名古屋でも大変楽しく、いきいきと、みなさんと身体表現としての朗読・群読を追求させていただいた。

身体を動かし、身体に注目したあとにおこなった午後の共感的コミュニケーションの勉強会は、またひと味ちがった感じになったのではないだろうか。
朗読は身体的自己共感の強力な助っ人なのだ。
とかく頭にかたよりがちなコミュニケーションの問題を、身体におろすことを助けてくれる。
とにかく、ふだんは無視しがちな自分の身体といっしょになにかするのは楽しいのだ。
ご参加いただいたみなさん、世話人の生惠さん、ありがとう。


5月19日:現代朗読ゼミ
朗読や群読などの身体表現を用いていまこの瞬間の自分自身をのびやかに表現するための研究の場・現代朗読ゼミ、5月の開催は19(土)/26(土)、それぞれ10時半から約2時間。

5月19日:共感音読カフェ@国立春野亭(オンライン参加可)
心身の健康向上・調整・未病・活力向上に力を発揮する音読療法(ボイスセラピー)と、人間関係や自分自身とのつながりの質を作ることに力を発揮する共感的コミュニケーションを組みあわせていいとこ取りをするカフェ形式の勉強会です。5月の開催は19(土)14時/21(月)11時、それぞれ約3時間です。


昨日はご近所さんが常連となっている実家音読カフェを開催した。
音読セラピーももちろんだが、ケーキとコーヒーをいただきながら近況報告やら、気になっていることを、安心できるつながりのなかで話すのが楽しく、みなさんのびのびと笑い声のたえない時間となったことが、私にもうれしかった。

今日は午後に福井県立病院のエントランスホールでピアノコンサートをおこなってくる。
3か月に1回のペースで演奏しているのだが、今回は日本の唱歌の初夏の曲や、スタンダードナンバーなど、だいたい10曲くらいを予定している。
いつもその場での即興アレンジの演奏で、今日も自分がどのように弾き、またどのような人がどんなふうに聴いてくれるのかわからない。
それが楽しみでもある。

明後日は岐阜の各務原市に移動して、白狼澪さんの自宅〈カフェ花寧香〉で、自己共感のもうひとつの強力な助っ人「マインドフル手帳術」のワークショップを開催する。
木曜日・17日の午後3時から夜8時までの開催だが、現地に来れない人はオンラインで参加することもできる。
この手帳術は、本当に使える共感的コミュニケーションを身につけるためのかなり有効な手段なので、なかなか日常のなかで使えないと悩んでいる人にはおすすめだ。


5月17日:マインドフル手帳術WS@カフェ花寧香
岐阜県各務原市内の〈カフェ花寧香〉にて、5月17日の午後3時から夜8時まで、共感的コミュニケーションの「自己共感」スキルをもちいた画期的な「マインドフル手帳術」の実践ワークショップをおこないます。花寧香オリジナルハーブティー付き。

2018年5月11日金曜日

いま準備中の(男性限定)講座情報をリークします

現在、いくつかのコラボイベントを準備中で、そのどれもが魅力的なものになるはずだ。
そのなかでもとくに変わり種というか、私にとって初の試みとなるものが、男性を受講対象に絞りこんだ共感的コミュニケーションの講座だ。

男性といっても、生物学的なオスの人間だけではなく、自分が男性と思っている人も歓迎だ。
そのどちらでもないかも、という人は、つぎのようにかんがえていただきたい。
「自分の男性的ふるまい、あるいは男性的思考方法のせいで、いまの社会を生きづらいと感じたことがあるかどうか、または女性や家族との付き合いに困難を感じたことがあるかどうか」

生物学的な性とは別に、幼児のときからつちかわれたり、教育されたり要求されたりすることによって身につけてしまった「ある種の思考やふるまい」が、どんな人にでもあるのではないだろうか。

そういう私自身も、ある。
それによって得をしたこともあれば、苦しんだこともある。
しかしいま現在、男性的ふるまいを超えて共感的にものを見たり人と接することを選択できるようになって、とても楽になった。
また、性差を越えて多くの人とのつながりを大切にできるようになった。

これはぜひとも、多くの「男性」に身につけていただきたい、そうすれば私はもっと楽で楽しくなる。

ということで、一緒に進行してくれるおじさんをお願いした。
私も髭面のおじさんだが、その人もガタイが大きくて、見た目はいかにも男っぽく、きっと(外見が)男であるがゆえのもやもやした思いや苦しい体験をしているはず(と勝手に推測)。
あだ名もまさに「くまさん」!

近いうちに正式に告知するが、私の場合も名前が「水城ゆう」なので、書籍やSNSの文章を読んだだけではおじさんだと思われないことがある。
たまに勉強会に来たり、オンラインで参加した人のなかには、私が実際には男でありおじさんであることにショックを受ける人もいて、それは私にとってもショックなのだ。

かつて商業作家をやっていたときには「水城雄」と表記していたのだが、ある理由があって「雄」を「ゆう」とひらがな表記に変えた。
しかし、また元にもどしたほうがいいのかな、なんて真剣に悩んだりもするのだが、それもこれも男性というジェンダー特性をもってこの世に生まれついてしまったゆえの悩みなのだ。
(実際に私をよく知る人たちは、この人間の中身がほとんど、いわゆる「おばさん」に近いことを認知している)

とはいえ、私はピアノを弾いたり、趣味が料理や編み物であったりすることもあって、外見は別にしてけっこう女性的な部分があることをさらしている。
その点、「くまさん」はどうなんだろう。
そのあたりの「ふたりのおじさん」の組み合わせの妙があるんじゃないかと、いまからなんとなく楽しみなのだ。

世の男性(と思っている)諸君、ぜひとも今後の告知に注意して、万難を排して講座に参加してみてほしい。
講座名は「共感!男塾」という。

2018年5月10日木曜日

共感的コミュニケーション(NVC)はなにかといっしょに練習すると効果的

私が「共感的コミニケーション」と称しているNVC(=Nonviolent Communication/非暴力コミュニケーション)は、学ぶ人がずいぶん増えてきて、また学んだことを他の人にシェアしたり勉強会を開いたりする人も急激に増えてきている。
国内外のトレーナーを初めとする熟練者による講座やワークショップも多い。
大変喜ばしいことだ。

そういう私も、共感カフェという名称でたくさん勉強会の場を開催していた。
が、私自身がそのような場を主催する必然性をあまり感じられなくなってきたので、最近は自分の主催する勉強会を順治閉じている。

共感的コミュニケーションの考え方や原理は非常にシンプルで分かりやすく、誰でも伝えることができるが、問題は実際にそれを身に付けて、実践できるようになるかどうかだ。
ワークショップや勉強会でも実践的な練習を提供している場はあるが、日常生活の中で参加者がそれぞれやってみて、実際に身に付くようになるかというと、それはまた別の話である。

多くの方が感じている事だろうが、共感的コミニケーションを身に付けるには練習そのものを習慣化する必要がある。
しかし練習を習慣化するのはなかなか難しい。

そこで私は最近、共感的コミニケーションをなにか別のことと組み合わせて、練習を習慣化することを提案している。
私が最近、共感的コミニケーション単独の勉強会ではなく、なにか別のことと組み合わせたコラボイベントを増やしているのは、そういうわけだ。

ざっとあげてみると、こんなものがある。

・朗読(表現)と共感的コミュニケーション
・手帳術と共感的コミュニケーション
・文章術と共感的コミュニケーション
・音読セラピーと共感的コミュニケーション
・アロマハンドマッサージと共感的コミュニケーション
・編み物(縁側)と共感的コミュニケーション

うわーずいぶんあるなあ(と自分でもびっくり)。
これらいずれも、単独で共感を学ぶよりはるかに実効性がたかいものばかりなので(私自身や多くの人の体験で実証済み)、どれか興味がわくものがあればぜひとも参加してみてほしい。

私がおこなっているさまざまなイベントは、こちらのウェブサイトから一覧できるようになっている。

2018年5月9日水曜日

前回のボイスセラピー講座参加者の声

前回2018年4月28日に開催したボイスセラピー講座に参加していただいたかたの声を、抜粋して紹介します。


◎相当ボリュームのある内容で、とても良かった。音読というものが単に相手に読み聞かせるものではなく、自分の身体に注目するという観点が斬新でした。音読をした時に自分の体、周りに注目すると、文章を意識しないでも読める事が不思議でした。
春野亭はとても快適な場所で、心が安らぐ場ですね。

◎呼吸法について、ふだんの生活の中でもすぐに取り組めるところがわかって良かった。
・音読療法が、まだこれから普及ののりしろが広いことに、可能性を感じた。

◎音読は、自分の体と声のつながりが実際にやってみる事で実感できて面白く感じた。後半の共感的コミュニケーションでは「自分に共感」というのが、自分にとって新しく感じました。自分にもニーズがあるのか〜、という気持ち。

◎呼吸だけで身体があたたまって、血がめぐってきたのが、手のひらがボワボワしたので感じられてびっくりしました。
・音読は楽しかったです。まず、さらに身体がひらいたかんじでした。
・快適な空間で、リラックスしながら時間をすごせて、うれしかったです。私もあっという間に感じました。


次回のボイスセラピー講座は5月20日(日)午前10時から開催します。
音読療法の全貌を紹介するほか、実際に体験もしていただきます。
このボイスセラピー講座の受講終了が、音読トレーナー養成講座の受講要件となります。

また音読セラピーを実際に受けてみたいという方は、5月24日(木)夜に池尻大橋〈アカシデカフェ〉で開催する音読カフェに参加してみてください。
みなさんのお越しをお待ちしてます。


5月20日:ボイスセラピー講座@国立
呼吸や声を使って自分自身や身近の人を癒し活力を養うボイスセラピーの概要を学び、身につけるための講座です。この講座の受講修了が音読トレーナーの資格取得講座の受講要件となります。5月20日(日)10時からJR国立駅徒歩5分の会場にて開催。

5月24日:おとなの音読カフェ@池尻大橋アカシデカフェ
駒場の住宅街の一角の、隠れ家のようなステキ空間「アカシデカフェ」にて、月1回の音読カフェを開催します。声をだす楽しさ、よろこびを味わいつつ、コアマッスルを鍛え、免疫力をあげていくレッスンです。毎月第4木曜日の19半〜21時半。

2018年5月8日火曜日

責任ということば

「ほんとうはニーズにつながって喜びをもってやりたいと思っているのに、どうしても責任ということばが出てきてしまうことがあります。どうしたらいいんでしょう」
と聞かれることがある。
たとえば、子どもが学校の宿題を忘れたり、忘れ物をすることが多いとする。
担任から、
「宿題をさせたり、忘れ物をしないように注意するのは、親の責任ですよ」
といわれたりする。
いわれなくても自分でそのように思ってしまったりする。

「責任」ということばは、それ自体、なんらかのニーズを満たそうとしているときに出てくるのだが、多くは社会的な制約であったり、自分のなかの「教育者/指導者」が持ちだしてくることばだ。
なにかにたいして「責任」をはたすことをかんがえているとき、そこには「……せねばならない」「……してはならない」という一種の強制がはたらいている。
外部からにせよ自分の内側からにせよ、その強制がはたらくのはなぜだろうか。

そこにはなんらかのニーズがあるからだ。

責任をはたしたいと自分が思っていて、なんらかの強制の感じが生まれているとき、その奥にあるのは、なにかを守りたいとか、人から責められたくないとか、もっと役に立ちたいという思いだったりする。

子どもに学校の宿題をさせることが親の責務だと思っているとき、その奥にあるあなたのニーズはなんだろうか。
子どもの安全だったり成長だったり、それをあなたが守ってあげたい、子どもにそれを確保してあげることで自分が安心したりするかもしれない。
あるいは、子どものすこやかな成長に寄与したい、そのことを親として楽しみたいのかもしれない。

責任ということばを、そのような自分のニーズという身体感覚に置きかえることで、あなたはとたんにいきいきとしてくるだろう。
自分のニーズにつながっていきいきとしている親がそこにいるとき、子どもはどれほど安心でのびのびできることだろう。

結局のところ、責任などという社会的なことばの制約を受けているあなたのふるまいは、だれにもなんのよいことももたらすことはない。
そのことばが聞こえたら、さらにその奥にあるいきいきとしたいのちの声に耳をかたむけ、それにしたがえるかどうかが、あなたとあなたのまわりの人たちのよき人生をもたらすのではないだろうか。


5月13日:朗読と共感のコラボWS@名古屋天白アロマファン
朗読と共感的コミュニケーションを両方体験し、実践を深めることができるワークショップを、午前と午後にそれぞれ、名古屋市天白区の古民家スペース〈アロマファン〉で開催します。

2018年5月7日月曜日

RadioU:子どもに野菜ジュースを飲んでもらいたい私のニーズ

鈴鹿市在住で、水城とは共感的コミュニケーション(NVC)の勉強会をとおしてつながっている矢田恵理子さんに、お話をうかがいました。
恵理子さんは6月と7月に、それぞれ、共感的コミュニケーションの勉強の場をお世話してくれることになっていて、水城も楽しみにしています。

恵理子さんはときどき、小学生の息子さんに、健康とすこやかな成長をねがって野菜ジュースを作っていますが、それが押しつけにならないためには、自分のニーズ(息子のすこやかな成長に寄与する喜び)につながっていることが必要だ、という話をいつかの勉強会でしましたが、その話を紹介してもらいました。

映像はこちら

こちらの番組は音声のみのラジオ番組としても聴けます。
PCやスマホ、タブレットから、直接こちらで聴けるほか、「Himalaya」という専用アプリでも便利に聴けます。

専用アプリで聴く場合は、アプリ内で「radio u」と検索してみてください。
無料です。

映画:ザ・コンサルタント

2016年公開の合衆国映画。
先日、「ジェーン」という女性が主人公の西部劇映画のレビューをしたばかりだが、それを作った監督のことが気になったので、おなじ監督の作品のものを観てみることにした。
監督はギャヴィン・オコナー。

主演はベン・アフレック。
いいじゃないですかー、この配役。
会計士でありながら裏の顔を持つ男の役を演じている。
しかも幼少のころから精神に障害を持ち(高感度自閉症)、それを乗りこえるために非常にストイックな生活をしているという複雑なキャラクターだ。
ほとんどが無表情の陰翳の強いキャラクターだが、そのなかでも微妙な変化で見せてくれる。

マット・デイモンと脚本を書いて出演もした出世作「グッド・ウィル・ハンティング」でも、非常に抑制のきいた好感のもてる演技を見せてくれたが、このあたりがベン・アフレックの持ち味なんだろう。

脚本も監督もつとめる多才な役者で、いまでも押しも押されもしない大ハリウッドスターといっても過言ではないが、彼のキャリアには影の部分もある。
たとえば「デア・デビル」は大コケした。
私は好きだけどね、「デア・デビル」。

また私生活でも結婚、離婚を繰り返し、またアルコールやギャンブルの問題も抱えているという話だ。
そういうことが演技の深さに関わっているのかどうかはわからない。

「ザ・コンサルタント」なんて日本題がつけられているけれど、原題は「The Accountant」つまり会計士。
ギャヴィン・オコナーの最新作ということで、ストーリーもアクションもなかなか見ごたえがあった。

お色気はまったくなし。
ただ、アナ・ケンドリックという助演の女優さんがなかなかよかったな。
彼女が出演しているほかの映画も探して観たくなった。

勢いで同監督の「ウォーリアー」という2011年公開の映画も観たけれど、こちらはちょっといただけない。
レビューも書かない。

2018年5月6日日曜日

おそと企画、もうすぐ

来週は名古屋、福井、岐阜と、東京をはなれてのイベントがつづく。
月曜日・5月13日は名古屋天白の〈アロマファン〉で、午前中に現代朗読のワークショップ、午後に共感カフェを開催。
そのあと福井の実家に帰省して、実家での音読カフェと福井県立病院でのピアノコンサートをおこなう。

木曜日・5月17日には岐阜各務原の〈カフェ花寧香〉でマインドフル手帳術の講座。
6月には鈴鹿で読み聞かせボランティアをやっている方たちのための音読講座と共感カフェをおこなう予定。
7月にはふたたび鈴鹿に行って、子ども共感教室と共感カフェ、そしてもうひとつ、去年もおこなったガイアエデュケーションの公開講座の講師をつとめることになっている。

アロマファンでの朗読と共感のコラボイベントだが、すでに数回やっていて、いずれも好評をいただいている。
朗読と共感的コミュニケーションはとても相性がよく、いっしょにやってみると相乗効果がある。

共感的コミュニケーション(NVC)は実際にやってみたり、練習して身体化していく必要があるのだが、日常生活のなかでそれをやるのはなかなかむずかしい。
そこで熱心なかたは熱心にあちこちの講座や勉強会に顔を出して練習するのだが、なかなか身につけるのが大変のようだ。
朗読はそういうかたのためにとても役にたつ。

私がやっている現代朗読は自分自身につながり、ジャッジを手放し、外部評価を気にせずに自分のニーズにつながってのびやかに表現することをめざすのだが、これが自己共感のよい練習になる。
また、自己共感ができてくると、他者共感も深まる。
共感にはまず、自分自身のこころと身体がいきいきしていることが大事だが、現代朗読にはそのための練習法(エチュード)がたくさん用意されている。

そしてもうひとつ、マインドフル手帳術(あらため近く「共感手帳術」となります)も自己共感の練習法としてとても有効だ。
こちらは岐阜各務原での講座。
こちらはオンラインでも参加できるので、岐阜が近くでない人も全国どこからでも(あるいは世界各地から)どうぞ。

朗読と共感的コミュニケーションを両方体験し、実践を深めることができるワークショップを、午前と午後にそれぞれ、名古屋市天白区の古民家スペース〈アロマファン〉で開催します。

岐阜県各務原市内の〈カフェ花寧香〉にて、5月17日の午後3時から夜8時まで、共感的コミュニケーションの「自己共感」スキルをもちいた画期的な「マインドフル手帳術」の実践ワークショップをおこないます。花寧香オリジナルハーブティー付き。

YouTube:うふTube2 Vol.3「The Water Is Wide」

Oeufs(うふ)による歌とトークによる番組「うふTube2」の第3弾です。
今回取り上げたのは、スコットランド民謡「The Water Is Wide(広い河の岸辺)」です。
トークとともにお楽しみください。

 曲  :The Water Is Wide(広い河の岸辺)
 原曲 :スコットランド民謡

 うた :伊藤はるか
 ピアノ:水城ゆう(アレンジも)

映像はこちら

こちらの番組は音声のみのラジオ番組としても聴けます。
PCやスマホ、タブレットから、直接こちらで聴けるほか、「Himalaya」という専用アプリでも便利に聴けます。

専用アプリで聴く場合は、アプリ内で「うふ」と検索してみてください。
無料です。

2018年5月5日土曜日

映画:ジェーン

2016年公開の合衆国映画。
監督はギャヴィン・オコナー。
ほかにも「ミラクル」「ウォーリアー」「ザ・コンサルタント」などを撮っている。
いずれもこのあとに観てみるつもりだ。
つまり、「ジェーン」がそこそこおもしかったということね。

主演がナタリー・ポートマン。
いわずと知れた「スター・ウォーズ」のアミダラ姫役で有名な女優だが、「ブラック・スワン」という映画でも陰影のあるキャラクターをうまく演じていた。

この「ジェーン」でも、陰影があるというか、両面性のあるキャラクターを演じている。
なにしろ女性が主人公の西部劇ですよ!
いや、そうなんだけど、最初のほうに傷ついた夫を追ってやってくる敵を迎え撃つために武装し、幼い娘を他所にあずけるシーンがある。
てっきり女性でありながら果敢に敵をやっつけまくるドンパチ西部劇なんだと思っていたら、そうでない意外な展開が待っている。

元婚約者があらわれ、結果的に彼といっしょに戦うというか、守ってもらうような形になるのだが、ストーリー設定が巧妙にできていて、アクションとは別に最後まで二転三転とけっこう引っぱられる。
元婚約者役のジョエル・エドガートンという男優、私はわりと好感を持ったな。

ちょっと変わり種のエンタテインメント映画かもしれないが、私はそこそこ楽しめた。
全体的にちょっと暗いトーンなんだけどね。

2018年5月4日金曜日

子ども共感教室とおとな共感勉強会

2018年5月3日、憲法記念日。
世田谷の駒沢地区会館で、小浜華子さんが世話人となって開催された子ども共感教室に、案内人として参加してきた。
サポートは朗読家で音読療法士の野々宮卯妙。

小浜さんとはこれまで、夏休み子ども共感教室を新代田の区民センターで開催したことがあって、その流れでこの連休にもなにか、ということで決まったイベントだった。
私はほかに、野々宮と「音読こくご塾」という子ども対象のイベントをやっていて、子ども共感教室もその流れをくむイベントだと思っている。

午前9時半、駒沢地区会館地下の多目的ホールで、子どもたちとその保護者があつまってスタート。
私がこのような場で大切にしていて、主催の小浜さんとも一致していたことは、ざっくりつぎのようなことだ。

・子どもたちにとって完全な安心、安全な場を作る
・なにかをしなければならない、してはならない、ということは一切ない
・気が向かないことはなにもしなくてよいし、自分がやりたいと思ったことだけをやってほしい

私からは「からだ」と「こえ」と「きもち」をそれぞれ感じたり、そのつながりを見たりするいくつかのワークを提案したが、やってくれる子もいれば、まったく関心をしめしてくれない子もいた。
それはそれでよい。
もっとも、大人も楽しそうにやっていると、だんだん「その気」になってくる子どもが増えてくる。

後半では野々宮卯妙に宮沢賢治の「車」という作品を、「きもちのワーク」の素材として朗読してもらったのだが、彼女の読みのすばらしさもあって結果的に子どもたち全員が食いいるように集中して聞き入っていた姿が印象的で、感動的ですらあった。
これだけでもやってよかったと思えた瞬間だった。

このような場では、じつは大人のほうが試される。
なにかやってほしいと思っているときにやってくれなかったり、自由に遊びまわったり、騒いだり、ごろごろしていたり、友だちになった同士で話に夢中になっていたりすると、さまざまな「かんがえ」が去来する。
実際に子どもになにかいいたくなってしまうこともある。

そんなとき、大人のなかになにが起きているのだろうか。
さまざまな「だめ」とか「ねばならない」が去来する。
それがいったい自分のどんなニーズから来ているのか、どのような社会的抑圧が自分のなかにあるのか、それを知るよいチャンスなのだが、さまざまな感情がニーズに目をむけることを邪魔してくる。
まさに「試される」瞬間といっていい。

このような場でたくさんの学びや気づきをもらうのは、じつは大人のほうだったりする。
子どもたちには、そんな大人に付き合ってくれてありがとう、といいたい。

子ども共感教室は開催場所さえ準備してもらえればいつでもどこでもできるので、興味がある方は世話人として気軽に手をあげていただけるとありがたい。
小浜さんも「もっとみんな気楽にやればいいのにね」といっていた。
私もいつでも相談に乗る用意がある。
直接コンタクトしてくださいね。

RadioU:音読トレーナー養成講座を終えて(その2)

2018年4月28日から30日までの3日間、音読療法協会の音読トレーナー養成講座が国立で開催されました。
今回はめずらしく男性参加者がふたりおられました。
そのおひとりである山縣理人さんに、講座を終えての感想や今後の希望などを、音読療法協会オーガナイザーとして水城ゆうが聞きました。
音読療法について「スタイリッシュ」というキーワードが出てきたりして、興味深いですよ。

映像はこちら

こちらの番組は音声のみのラジオ番組としても聴けます。
PCやスマホ、タブレットから、直接こちらで聴けるほか、「Himalaya」という専用アプリでも便利に聴けます。

専用アプリで聴く場合は、アプリ内で「radio u」と検索してみてください。
無料です。

2018年5月2日水曜日

RadioU:音読トレーナー養成講座を終えて(その1)

2018年4月28日から30日までの3日間、音読療法協会の音読トレーナー養成講座が国立で開催されました。
今回はめずらしく男性参加者がふたりおられました。
つまり、男性音読トレーナーがふたり誕生したということです。

そのおひとりである沖昌幸さんに、講座を終えての感想や今後の希望などを、音読療法協会オーガナイザーとして水城ゆうが聞きました。

映像はこちら

こちらの番組は音声のみのラジオ番組としても聴けます。
PCやスマホ、タブレットから、直接こちらで聴けるほか、「Himalaya」という専用アプリでも便利に聴けます。

専用アプリで聴く場合は、アプリ内で「radio u」と検索してみてください。
無料です。

連休中も個人共感セッションやってます

連休中ですが、個人セッションの申し込みをいくつかいただいてます。

人間関係の悩み、声の悩み、表現やコミュニケーションに気がかりがある方など、じっくりお話を聞かせていただきます。
実際にセッションをやってみるとわかるんですが、すでに自分のなかに解決策がある方がほとんどなのです。

私からはまず、アドバイスや分析や評価や判断はさしあげません。
じゃあなにをするんだ、といえば、ただ共感的に話を聞くだけです。
それだけでたいていの人は自分自身につながり、勝手に(というとことばは悪いんですが)解決策を見出していきます。

数多くカウンセリングを受けたけれど、解決にはつながらなかった、しかし私と話をしただけですっきりと明確さが生まれた、といっていただけることがあって、そういう貢献の方法を私も望んでいます。

必要な方は直接でもオンラインでもどちらでもご都合のよい方法で。
対応できる日時はこちらからご覧いただけます。

コラボ企画のイベントが増えてきている

あちこちに出かけて行っての共感カフェを、この4月から大幅に縮小させていただいた。
主催・世話人のみなさんにはご理解いただき、本当に感謝している。
おかげで私のリソースにだいぶ余裕が生まれ、自分自身の表現やコンテンツ製作、あるいは社会貢献に能力を発揮したいというニーズが満たされる機会が増えてきている。

気がついたら、どなたかが主催して私を受け入れてくれたり、だれかとコラボして共同開催するようなイベントが増えている。
ユニークな内容のイベントが増えてきたので、ぜひ興味を持ってもらえればと思っている。

たとえば明日・5月3日(憲法記念日)には、駒沢地区会館で「子ども共感教室」を開催する。
これは子どもたちを対象とした音読こくご塾や、去年の夏休みにもおこなった子ども共感教室に連なるイベントで、主催はプレーパーク世田谷に関わり自主保育で子育てしてきた小浜華子さん(現在は図書司書)。
今年も声をかけていただいて、午前中は去年とおなじく子どもたちとのワーク、午後は保護者を対象とした共感的コミュニケーションの勉強会をやることになっている。

月末・26日(土)にはアロマハンドマッサージの渡邊央子さんと、ハンドマッサージと共感的コミュニケーションの勉強会のコラボイベントを開催する。
ハンドマッサージを受けながら共感的コミュニケーションについて学びを深めてしまおうという、ユニークでお得なイベントだ。
そもそも、私が受けたかったというのもあるのだが。

ほかにも共感手帳術(エンパシーノート)の講座企画も進めている。
いっしょにたくらんでいるのはふたりの若者。
そして、男性のための共感的コミュニケーションの勉強会企画もあるおじさんとふたりでひそかに進行させているところ。
こちらも必要としている人にとどくといいなと思っている。

5月3日:子ども共感教室(午前)&勉強会(午後)@駒沢地区会館
ご好評の子ども共感教室を5月3日(木/憲法記念日)に駒沢地区会館にて開催します。
護身術としてのコミュニケーションスキル、自分を守るための方法をゲット!
子どもが自分らしくのびやかに生き生きとこの世を生き抜いていくコツを、共感スキルと武術のエッセンスを交えながら、親子でレッスンする講座です。
午後には保護者向けの勉強会もあります。

5月26日:ハンドマッサージと共感のコラボ「Confort cafe」Vol.1@国立春野亭
アロマセラピストの渡邊央子(ひさこ)さんがおこなっているアロマハンドマッサージと、水城ゆうの共感カフェのコラボ企画〈やすらぎを取り戻す「Confort cafe」〉の第1弾を、国立春野亭で開催します。

2018年5月1日火曜日

祝・男性音読トレーナー2人誕生

4月28日から3日間にわたっておこなわれた音読トレーナー養成講座に、2名の男性が参加した。
これまでボイスセラピー講座も含め圧倒的に女性の参加率が高かったのだ。
正式には、この後、音読セラピーの現場実習レポートを3回以上提出してもらって、トレーナー認定となるのだが、ふたりとも近いうちに実施計画をお持ちである。

もちろん、音読トレーナーの認定に男女は関係ない。
養成講座はボイスセラピー講座の受講者を対象に、トレーナー認定を希望される方が何人か集まったら、日程を調整して開催することになっている。
音読ケアワークをグループ対象に実施できる進行方法を身につけ、またその効果や理論的裏付けを学んでいただくことが講座の内容となっている。
とくに、ファシリテーション技術としての共感的コミュニケーションを学んでいただくことは、重要な柱のひとつになっている。

共感的コミュニケーションを日常生活のなかで実践的に使えるようになるには、相当量の経験と練習が必要になるが、ファシリテーション技術としても使えるものがたくさんある。
また、ケアワークを実施するトレーナー自身が落ち着きや共感的態度やニーズにつながったいきいきした態度でいられることで、クライアントにもよい影響がある。
共感的コミュニケーションをトレーナーのスキルとして重視していることが、音読療法の特徴ともいえる。

それはともかく、楽しい3日間だった。
身体を動かしたり、身体に注目したり、理論を学んだりするあいまに、おいしいものを食べに行ったり、夜は飲みに行ったり、朝はマインドフルネスの練習をしたり。
そもそも音読療法が心身の健康法であり、調整法なので、みんながいきいきしないわけがないのだ。

新トレーナーのふたりには感想インタビューをおこなったので、近いうちにYouTubeで配信する予定だ。
生の声を聞いてみてほしい。
興味がある方は、音読カフェまたはボイスセラピー講座にまずは参加してみてほしい。
みなさんのご参加をお待ちしています。

5月20日:ボイスセラピー講座@国立
呼吸や声を使って自分自身や身近の人を癒し活力を養うボイスセラピーの概要を学び、身につけるための講座です。この講座の受講修了が音読トレーナーの資格取得講座の受講要件となります。5月20日(日)10時からJR国立駅徒歩5分の会場にて開催。