2016年7月31日日曜日

自力出版講座、8月集中オンラインクラスはじまります

引っ越しのドタバタで告知が手付かずになっていて、あわてて告知しますが、8月6日(土)から3回完結シリーズのオンライン集中講座「自力出版講座」がスタートします。

Zoomというネットミーティングシステムを使うので、遠方の方も自宅にいながらにして参加できます。
パソコンはもちろん、スマートフォンやタブレットなど、ほとんどの端末に対応しています。

さて「自力出版」とはなにか。
私が自力出版をはじめたのは、じつは相当に古く、たぶん1990年前後くらいまでさかのぼれます。
そのころはまだインターネットは普及しておらず、かわりにパソコン通信というものがはやっていました。
私はニフティサーブという大手のパソコン通信サービスのなかにあるフォーラムのひとつで、シスオペ(進行整理役のようなもの)をつとめていました。
そのなかでさまざまに実験的なことをやっていたんですが、自分の本(小説)を出版社を介さずにデジタルデータとして、直接、読者にダウンロード販売する、という試みをはじめていました。
それが自力出版のはじまりだったと自覚しています。

現在では自力出版の環境もかなり充実し、どんな人でも電子ブックはもとより、紙の本でも手軽に個人出版できるようになり、オンラインで販売した場合の決済も個人でやれるようになっています。
実際に商業的な活字出版の世界の出身ではないまったくのアマチュアの書き手が、インディペンデントに個人出版をおこない、それだけでかなりの収益をあげたり、生活することができるようなってきています。

それで生活したりもうけたりすることをねらわなくても、自分が書きたいものを書いて世に出し、好きなように売ったり配布したりすることが簡単にできるようになっています。
しかもインターネットを通じて配布するのですから、流通も気にしなくていいのです。
もっとも、ある程度人に知ってもらおうと思ったら、自分で宣伝する必要はありますが、それとてブログやフェイスブック、ツイッターといった個人ツールがいくらでも利用できます。

宣伝しなくても、たとえばかぎ針編みが趣味で、麻ひもを使った編み図を考案して、それを電子ブックにしておく、というような場合、おなじような興味を持った人が勝手に検索してその本を探しだし、ワンクリックで購入してダウンロードしてくれる、というようなことも可能なわけです。
実際、私はそれで麻ひもを使ったかぎ針編みの本を購入して、いくつか編み物を編んでいます。

長々と書きましたが、簡単にできるとはいえ、まだちょっと個人出版にはハードルを感じる、というような人のために、私の長年にわたる経験と現在のノウハウをすべてつぎこんだ「自力出版講座」を開催します。
興味のある方は、どうぞこちらをご覧ください。

2016年7月30日土曜日

これからの共感カフェと音読カフェ

7月25日(月)の夜は、羽根木の家で開催する最後の共感おはなしカフェでした。
最後ということもあってか、おおぜいの皆さんに参加していただいて、いつになくにぎやかでした。
おもしろかった、楽しかった、というフィードバックもいただいて、うれしいかぎりです。

とくにうれしかったのは、もう羽根木の家で開催できないということで、「みなさんが世話人となって好きな場所と日時で開催していただくこと」を推奨し、お願いしたんですが、さっそくそれに応えてくれる人が出てきて、もう8月から定期開催が決まったということでした。
ほかにも何人か手をあげてくれそうな人がいそうですし。
そういうことに興味のある方には、世話人用の開催マニュアルをお渡ししますので、私までお知らせください。

その一方で、26日は草加での共感カフェの予定だったんですが、主催者都合で急きょ中止になりました。
何人か参加申し込みをいただいていたので、会場を変更することにしました。
25日が最終だったはずの羽根木の家で、もう一回、おまけで開催することになりました。
急な変更にもかかわらず、こちらにも予想をこえて参加してくれる方が何人もいらして、うれしかったです。
初参加の方も、ひさしぶりにお会いできる人も、そして常連の人もいて、楽しく進行させていただきました。
とくに初めての方には、「継続的に参加したい」といっていただけたのがうれしかったです。

その前の午前中は、お母さんと子どもたち7名くらい参加しての「音読カフェ」を、羽根木の家で開催しました。
先月、駒沢小学校でおこなった音読ワークショップにつごうで参加できなかった方で興味を持ってくれた方が集まって、音読ワークをやったのです。
これもお世話してくれる人がいて、ありがたく受けさせていただきました。

音読ワークのあとはみんなで持ちよったランチを座敷にひろげて、お座敷ピクニックみたいな雰囲気を楽しみました。
みんなでいただくランチ、おいしかったな。
このところ、いろいろな人に支えてもらったり、協力してもらって、ものごとが進んだり展開したり、展望がひらけていく感じがして、とてもありがたいです。

2016年7月28日木曜日

羽根木共感カフェから

羽根木の家の退去が決まって、私が主催して羽根木の家で開催する共感的コミュニケーションの勉強会「共感おはなしカフェ」は、25日が最後でした。
最後ということもあって、たくさんの方にご参加いただきました。
ありがとうございました。

記録をあたってみたら、この共感カフェがスタートしたのは2013年1月のことでした。
以来、毎月1、2回のペースで欠かさず開催してきました。
昨年2015年6月からはこれに加わって「親密な関係における共感的コミュニケーション」の勉強会も、毎月1回、開催するようになりました。
ざっと計算して、これまでに延べ350人くらいの方が参加してくれたことになります。
本当にありがたいことだし、自分にとってもお祝いです。
また、これだけの方々にお伝えすることができたことが、いくらかでも社会変革の一端をになうことになったかもしれないと思うと、これからもがんばっていこうという気持ちになります。

今後は羽根木の家という拠点がなくなるので、私が主催する勉強会はどのような形になるのかわかりませんが、国立市に移るので、そちらで開催場所を見つけることができれば、主催勉強会をおこなっていくかもしれません。
それもそうですが、私が主催するのではない、みなさんが世話人となってより気楽に開催してもらえることを願っています。

現在でも、三軒茶屋の〈カフォ・オハナ〉、下北沢の〈Stay Happy〉と〈かまいキッチン〉、東松原の〈space8〉(8月から毎月開催予定)で、それぞれのみなさんが世話人(主催者)となって開催してもらっています。
私はそちらに勉強会のファシリテーター(進行役)となって出向く形です。
なかには2013年から4年間つづいている場もあって、長くつづけていただいていることに感謝です。

自分でも共感的コミュニケーションの勉強会「共感おはなしカフェ」を開催してみたい、という方は、気軽に私にお知らせください。
世話人マニュアルをお渡しします。
だれでも気楽に開催できます。
遠方の方もご相談ください。

開催場所は自宅、カフェ、公共スペース、お店の片隅など、何人かが集まって話ができる場であればどこでもかまいません。
世話人特典もあります。
なにより世話人となった方は、継続的に学びを深めることができます。
世話人がもっとも身につくんじゃないでしょうか。

人類の基本OSとしての共感的コミュニケーション(NVC)を広めていきましょう。
なにより、自分自身が楽に、いきいきと自分自身の人生をすごせるために。

2016年7月27日水曜日

大暑、梅雨、引っ越し、海辺、リスタート

羽根木の家を7月いっぱいで退去するにあたって、引っ越し準備のために家中がひっくり返っているなか、イベントもおこない、ネットライブも挙行し、帰省したり、あわただしくも落ち着かない日々を送っていたが、ようやくメインの荷物を送りだしてすっきりしたところです。

引っ越しは三段階計画で、最初はメインの荷物を送りだしてしまうこと。
つぎに大量の不用品や使わないものを断捨離して、処分業者に持っていってもらうこと。
最後に必要最小限の身の回り品だけ持って、完全退去すること。

いまはその二段階めで、まだ大量の処分品が残ったなかで、しかしかなりすっきりと広くなった羽根木の家で作業しています。

それにしても、真夏に引っ越しなんかするもんじゃないですね。
メインの荷物の引っ越しの日は涼しくて助かりましたが、その前の準備の日々は熱中症とのたたかいでした。

そんななか、北陸の実家に数日帰省し、ちょっと足をのばして丹後半島までドライブしてきました。
京丹後市の伊根という海辺の地区まで、舟屋という独特の建物を見にいってきたのです。
湾が深く奥まっている内海なので、波が静かなのでしょう、波打ち際に家が建てられ、道路側からは普通の家なんですが、海側はそのまま船が家のなかまではいれる、車庫ならぬ船庫になっています。
まさに海と一体化したような家であり、生活です。
そういう風景を見ていると、私は本当に落ち着くし、またわくわくするのです。
海辺の生活、あこがれます。

さて、羽根木の家の最後の週になりました。
荷物の片付けもさりながら、ここを拠点としていたさまざまな活動――とくに現代朗読について、表現集団としてのリスタートの体制を作っていこうと思っています。
表現のある生活、生活としての表現を、現代朗読という形で提案、実践していくつもりです。

2016年7月20日水曜日

羽根木の家最後の「親密な関係」勉強会、でした

先日土曜日は「親密な関係における共感的コミュニケーション」の勉強会でした。
羽根木でおこなう「親密な関係」は、これが最後となりました。

親密な関係においてお互いに満たしあっているニーズはとても多く、ともすればそこに期待や要求が生まれてしまいます。
また、たくさんあるニーズのひとつでも満たせないようなささいなことが起こると、つながりの質が一時的にそこなわれて、あたかも全体的につながれない、理解しあえない、という怒りや悲しみ、憎しみのようなものが生まれてしまうことがあります。
しかし、そこなわれたのはたくさんあるニーズのうちのほんの一部分なので、そこで踏みとどまってお互いに共感的につながりなおし、お互いのおもいやりを取りもどせばいいのです。
そのことによって、それ以前よりさらに深いつながりや安心できる関係に進むこともあります。

ごく最近ですが、親密な関係における「依存」と「自立」の関係について、あらたな学びと気づきがありました。
とても大きな気づきで、共感的コミュニケーションの世界で親密な関係がいかに特別な位置づけにあるのか、理解を深めることができたのです。
そのことを、先日の勉強会ではみなさんとシェアすることができました。
また、このことについては、あらためてまたきちんと書き起こしておこうと思っています。

興味がある方はすこしお待ちいただくか、この勉強会に参加してみてください。

羽根木の家を退去するにあたって、当面、この勉強会はオンラインで開催することにしました。
Zoomというネットミーティングシステムを利用します。
パソコンのほか、スマートフォンやタブレットでも利用できます。
なので、自宅にいながらにして、また遠方の方も気軽にご参加いただけるのではないかと思います。

親密な関係における共感的コミュニケーションの勉強会(8.16)
共感的コミュニケーションでもとくにやっかいだといわれている親密な関係であるところのパートナーと、お互いに尊重しあい、関係性の質を向上させるためのオンライン勉強会を8月16日(火)夜におこないます。

2016年7月17日日曜日

自分を売り込むのが苦手、という話

この前の木曜日は下北沢の〈かまいキッチン〉での共感おはなしカフェでした。
先月もおこなったんですが、先月のはお世話してくれているかまいキッチンのクミさんが、まずは自分が共感的コミュニケーションについて知っておきたい、ということで、クミさんとお友だち数人だけで紹介をかねてやったものなので、今回が実質的に初開催といってもいいでしょう。
音読療法士の野々宮卯妙もサポートで参加してくれました。

そのなかで出た話で、ナレーションなど声の仕事をしているMさんが、自分はどうも売り込みが下手で、苦手だ、ということがありました。
共感して話を聞いていくと、彼女が必要としているのは、相手から信頼されて仕事を取ることもだけど、自分の能力を正直に、誠実に、自信をもって相手に伝えることなのだということがわかってきました。

それを聞いていて思ったのは、私にもたくさん身におぼえがあることですが、なにか仕事をもらおうとしたり、頼まれたりしたとき、相手に期待にこたえようとするあまり、自分の能力を過大に表現したり、能力以上に安請け合いをしてしまうことがある、ということです。
こんなこともできますよ、と本当にやれるかどうかあやういことを売りこんでしまったり、ひょっとして無理かもしれないというような分量や納期の仕事を引きうけてしまったり、といったことです。

そんなふうにはじまった仕事が、たまたまうまくいくこともありますが、ときに破綻して相手に迷惑をかけてしまったり、そのことを責められたり、ひいては自分がひどく落ちこんでしまうことになってしまいます。

最初から正直に、誠実に、相手と接することが、結局は信頼につながるのです。
相手の役に立ちたいという過大な気持ちを抑え、正直や誠実さのニーズにつながっておく必要があります。
きっとそれはだれにでもあることでしょう。

それはともかく、かまいキッチンの共感おはなしカフェはとてもにぎやかに、いきいきと、飲み食いしながら、そしてときにしんみりしながら、ふっくらした時間となりました。
参加していただいたみなさんには感謝です。

次回のかまいキッチンでの共感おはなしカフェは、8月11日(木)の午後を予定しています。
詳細とご予約はこちらから。

2016年7月16日土曜日

本:『祈る人3 アンリ・マティスの七枚の音』(Kindle)発刊しました

『祈る人3 アンリ・マティスの七枚の音』が、電子ブック・Kindleから発刊されました。

水城ゆうがラジオ番組のために書きおろしたスクリプトや、雑誌連載のために書いた短編小説、朗読のためのテキストなど、何十年にもわたって書きついできた短編作品集の第三弾です。

全テキストは水城ゆうに著作権が帰属しますが、朗読(音読)についての著作使用権は開放します。
朗読会、朗読ライブ、朗読教室、その他音声表現活動などで自由にお使いください。

ダウンロード価格300円です。
こちらからどうぞ(画像をクリックしてもジャンプします)。

紙本も来週末には出来上がるので、紙本が必要な方は水城まで直接お申し付けください。

2016年7月15日金曜日

映画:365日のシンプルライフ

2013年のフィンランド映画、といっていいのかな。
監督はペトリ・ルーッカイネンで、彼自身についてのドキュメンタリー映画ということになっています。
映画では彼自身の生活そのものが映しだされていきます。

その生活にはあるテーマがあります。
失恋をきっかけに、ペトリは自分の生活を見直すことにしました。
とくにモノにあふれた自分の部屋、それを一度、全部倉庫に預けて、からっぽにしてしまおうと思いたつわけです。

映画の冒頭では、なにもないからっぽの部屋と、丸裸のペトリが映しだされます。
裸のペトリが雪の積もったヘルシンキの街を、倉庫に向かって疾走していきます。
自分の最初の持ち物を取りに行くのです。
倉庫から持ってこれる持ち物は、一日に一個だけ。
それがルールです。

最初に持ちだすのはコートです。
最初の夜はなにもない部屋でコートにくるまって夜をすごします。
次の日は……
という具合に、一日一個ずつ、生活必需品が増えていきます。
さて、人間は何個のものがあれば、快適に生活できるのでしょう。

という単純な問いから出発して、内容はしだいに哲学的になっていきます。
人の幸福とは?
モノとは?
人生とは?

ペトリの本物のおばあちゃんだと思いますが、重要な役割で要所に出てきます。
これ、ほんとにドキュメンタリーなの? というほど、絵はよくできています。
ペトリのリアルな仕事はカメラマンらしいです。
だからでしょうか、映像はとてもきちんとしていて、ときに美しいのです。

リアルな友だちも出てきます。
そして、リアルに好きななってしまう女性も出てきます。
モノがすこしずつ増えていきます。
ペトリの生活もすこしずつ変わっていきます。
しかし、前とは違っています。

映像、音楽、アイディア、ストーリー、普通に映画として楽しめます。
そしてこれがドキュメンタリーなのだというところが驚きなのです。
見て損はない映画だと思います。

親密な関係における共感的コミュニケーションの勉強会(7.16)
共感的コミュニケーションでもとくにやっかいだといわれている親密な関係であるところのパートナーと、お互いに尊重しあい、関係性の質を向上させるための勉強会を7月16日(土)夜におこないます。

2016年7月14日木曜日

みんなの現代朗読

そのすこし前から活動はおこなっていましたが、現代朗読協会が正式にNPO法人として都から認可されたのは二〇〇六年三月のことでした。
そのときは豪徳寺の酒屋の地下室を活動拠点としていて、その三月には港区の小ホールで旗揚げ公演「おくのほそ道異聞」をおこなったのです。

名称こそ現代朗読となっていましたが、そのときにはまだ現代朗読の方法がまだまだ確立されておらず、真髄となるコンセプトも未成熟でした。
なので、寄せあつめメンバーによる公演の準備は、現在ではかんがえられない旧来然としたガチガチの稽古方法で、チームビルディングも暴力的なものでした。

おかげで、公演が終わってからメンバーがほぼ半減し、かなりボロボロの状態からのスタートとなったのですが、それはかえってよかったかもしれないといまは思えます。
なにかがうまくいっていないとき、そこにいづらい人を無理につなぎとめておいてもいいことは起こらないし、本当にその場を必要としていてみずから協力してくれる人しか残らないからです。

その後、現代朗読の方法やコンセプトは何年かかけて成熟していき、参加する人もそれを理解し、おもしろがってくれる人が中心になりました。
二〇一三年夏に「キッズ・イン・ザ・ダーク――夏と私」という公演をキッド・アイラック・アート・ホールでおこない、現代朗読という表現の明確な形のひとつを提示できたのではないかと思います。

以後、なかなかメンバーがそろわず、大きな公演を成立させるにはいたっていませんが、現代朗読というまったくあたらしい朗読表現のアプローチを示せたことは、大きな成果だと思っています。
朗読といっていますが、ひょっとして朗読という形式を借りた身体表現のなにかといえるものかもしれません。

法人認可からちょうど十年、私はこの協会が主催する講座、ワークショップ、ライブ、公演のすべてにかかわって、主宰してきました。
そしていま、ここに、現代朗読についてのすべての考え方、方法論を提示しました。
なので、いま私がやりたいのは、実演し、さらに深めていく人たちにそれを手渡し、発展させてもらうことです。

満十年が経過したいま、私は自分に「おつかれさま」といい、主宰をリタイアすることにしました。
といっても、現代朗読協会がなくなるわけではありません。
今後も関わりつづけるでしょう。
一個人としての演出家、ピアニスト、作家として。
もとめられればよろこんでサポートさせていただきます。

そしてもし可能なら、東京都心部を中心におこなわれていた現代朗読の活動が、より広範囲に、遠隔の地まで広まっていってくれることを願っています。
その際には身軽に、よろこんで、馳せ参じるつもりです。
みなさんからのお声がけを心待ちにしています。

2016年7月12日火曜日

屋形船も操縦できるんだ

五年に一度の更新が必要な小型船舶操縦免許の更新講習が終わって、あたらしい免許がとどきました。

私は一級(20トンまでの船舶)と特殊(水上バイクなど)を持っているんですが、よくよく見たら「特定操縦免許」も持っていました。
シラナカッタ……

「特定」というのは、人を運搬するための、車でいえばタクシーとかバスの「緑ナンバー」あるいは「二種」に相当するものです。
つまり、遊漁船とか渡し舟とか、あるいは屋形船とか。
アルバイトデキナイカナ……

屋形船だったら、20トン未満というと、定員40人未満くらいだったらいけそうです。
そんな話をフェイスブックでつぶやいたら、たくさんコメントをいただきました。
離島とか、過疎の海辺の漁村とかで、地域おこし協力隊の募集をしている情報とか。
観光船の運転できる人がいなくて困ってる、という四国の情報とか。
湘南で船を借りて商売しては、という提案とか。

私が船舶免許を取得したのは、30代前半だったと思います。
小説家になって、ゆとりができたら海の近くに住んでヨットでも持ちたいなと思っていたのです。
そんなゆとりは結局できずじまいでしたが。

それでも海と船は好きで、機会あるごとに乗ってました。
有名なヨット雑誌の『舵』に短編の連載をしたり、敦賀・ナホトカ・ウラジオストクを結ぶ日本海縦断ヨットレースに出てレポートを書いたり。
近畿青年洋上大学の講師としてクルーズ船に乗って、2週間くらいだったかなあ、上海、天津(そこから北京へ)、釜山とまわった船旅も楽しかったな。

せっかく免許を持っているので、今度は自分が運転するチャンスがあるといいなと思っています。

2016年7月11日月曜日

本:『祈る人2 今朝の蜜蜂は羽音低く飛ぶ』(Kindle)発刊しました

『祈る人2 今朝の蜜蜂は羽音低く飛ぶ』が、電子ブック・Kindleで発刊しました。

水城ゆうがラジオ番組のために書きおろしたスクリプトや、雑誌連載のために書いた短編小説、朗読のためのテキストなど、何十年にもわたって書きついできた短編作品集の第二弾です。

全テキストは水城ゆうに著作権が帰属しますが、朗読(音読)についての著作使用権は開放します。
朗読会、朗読ライブ、朗読教室、その他音声表現活動などで自由にお使いください。

ダウンロード価格300円です。
こちらからどうぞ(画像をクリックしてもジャンプします)。

紙本も来週末には出来上がるので、紙本が必要な方は水城まで直接お申し付けください。

2016年7月10日日曜日

映画:ヘンゼルとグレーテル

2013年公開のアメリカ映画。
監督はトミー・ウィルコラという人ですが、私はまったく知りませんでした。
ノルウェー人らしいです。
そのせいか、生粋のハリウッド映画とはどことなくちがうテイストを感じます。
思いこみかもしれないけど。

グリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」はだれもが子どものときに読んだことのあるお話ですが、映画はその後日譚です。
大人になったヘンゼルとグレーテルが登場します。

ふたりはお菓子の家で魔女につかまったあと、なんとか魔女をやっつけます。
その後、ふたりは賞金稼ぎ「ウィッチハンター」になるのです。
数々の手柄をあげ、賞金を稼ぎます。
童話のふたりとはちがって、そうとうしたたかです。

ヘンゼルはちょっと斜に構えたこわもてのにいさん、グレーテルはちょっと色っぽくて好奇心が強いけれど、こちらもえらい腕っ節のあるねえさん。
基本的にアメコミ的なバカ映画なんですが、映像の作りこみが個性的で、なかなか楽しめるんですね。
登場人物のキャラクターも、漫画的ではあるけれどうまく作られています。
演じる役者も割り切ってわかりやすく演じてます。

この映画、なぜか日本では劇場公開が見送られているんですね。
DVDスルーの販売です。
なぜでしょうね。
まあ、話も映像もキャラクターも、バタ臭いといえばそのとおりで、日本の映画ファンに受け入れられたかどうかは疑問ですが、私はけっこう楽しめました。

グレーテル役のジェマ・アータートンという女優さんも、ほかで見たことないけれど、なかなか魅力的な役者さんだと思います。

アマゾンKindleストアで水城の著書が続々とリリース
『祈る人1 彼女が神様だった頃』『共感的コミュニケーション2』『秘密』『桟橋』『ストリーム』『原発破壊』『浸透記憶』ほかにも続々とリリース予定です。一度ご覧ください。

2016年7月8日金曜日

羽根木の家にやってきて、去っていく

それまで北陸の田舎町で小説を書いて生活していた私が東京に出てきたのは、2000年の夏のことでした。
東京のある印刷会社のオーナーといっしょに、アイ文庫というネットコンテンツの制作配信をする会社を作ったのがきっかけです。

それまで東京というと、年に何回か、本の出版の打ち合わせに出てくることはありましたが、いつもホテル泊まりで、住んだことはありません。
最初に住んだのは小田急沿線の豪徳寺というところです。
ワンルームマンションの一室を借りたんですが、半地下で、最初はなんだか陰気な感じだなあという印象があったんですが、住んでみると全然そんなことはなく、むしろ夏は涼しく冬はあったかくて快適でした。

そこにしばらくいたんですが、だんだん音声コンテンツの製作の仕事が増えてきて、近くにもうすこし手広な家を借りることにしました。
梅丘二丁目の信号の近くにある一軒家を借りました。
ここは住まいとしてはまあまあ快適で、夏暑いのがこたえましたが、間取りが気にいって住んでいました。
が、交通量が多かったりして環境音の問題でコンテンツ製作には向いていなかったのです。

豪徳寺によく行く酒屋があって、なにげなく話をしていたら、地下室が空き家になっているということで、見てみたらコンテンツ製作には最高の環境だったので、そこを借りることにしました。
さらにお金を節約するために、すこし工事をしてそこに住めるようにもしました。
トイレやシャワー、水まわりを作ったのです。

その地下室に5年近く住んでいたと思います。
さすがに身体を壊しそうになって、別のところにスタジオを借り、住まいは梅丘二丁目の一軒家に戻しました。
しかし、経費がかさみ、すぐに持ちこたえられなくなって、スタジオを手放すことにしました。

それが七年前。
そのときに見つけたのが、羽根木の家です。
私が見つけたのではないんですが、奇跡のような経緯でここに行きついたのです。

羽根木の家はご存知のように、コンテンツ製作だけでなく、さまざまな活動の拠点として発展し、ある種のコミュニティのようになってきていました。
いまここでこの家を離れなければならないのはとても残念ですが、いろいろな意味でものごとの仕切り直しをして、さらによりよい方向に進んでいくためのチャンスととらえることにしています。

これからはいままでのようにしっかりとした「拠点」を持たない活動になっていくわけですが、NVCでいうところのリクエスト(お願い)の出し方の練習だと思って、多くの方に支えていただくことを遠慮しない生き方に移行しようと決意してます。

共感おはなしカフェ@羽根木の家(7.25)
7月の羽根木の家(世田谷の古民家)での共感的コミュニケーションの勉強会・共感おはなしカフェは、7月25日(月)19~21時です。羽根木での勉強会はこの日が最後になります。

2016年7月7日木曜日

【YouTube】げろきょネットライブ 2016.7.7

2016年7月7日。
現代朗読協会の活動拠点である〈羽根木の家〉で「げろきょネットライブ」がおこなわれ、Ustreamを通してネット配信されました。
その模様をほぼ全編、ノーカットでお送りします。
リアルタイムで見逃した方は、こちらでお楽しみください。
ちなみに〈羽根木の家〉でおこなわれるネットライブはあと一回を残すのみです。

朗読 野々宮卯妙『趣味の遺伝』第3回(夏目漱石作)
朗読 てんトコラ『赤日の曠野』第4回(水城ゆう作)
演奏・司会進行 水城ゆう

映像はこちら(画像をクリックしてください)。


2016年7月6日水曜日

映画:小さき声のカノン――選択する人々

上映会の後援にトランジション世田谷 茶沢会もはいっていて、私もささやかながら告知協力させていただいた鎌仲ひとみさんの映画「小さき声のカノン――選択する人々」を、北沢タウンホールに観に行ってきました。

鎌仲ひとみ監督作品では「六ヶ所村ラプソディー」と「ミツバチの羽音と地球の回転」を観ていますが、それ以前の作品は知りません。
しかし、この2作品ともトランジション運動をきっかけに観たものだし、鎌仲さんの事務所であるぶんぶんフィルムズが最近、世田谷代田の空間工場に越してきたということもあって、なんとなく親しみをいだいていました。
私自身、『原発破壊』という小説を書いていることもあります。

でも、鎌仲さんとは直接お話ししたことは一度もないのです。
空間工場の兒玉さんとは親しくさせていただいているけれど、ぶんぶんフィルムズのイベントはタイミングが合わず、参加したこともないし、遠くからお見かけしたことはあるけれど、なんとなく距離があるまま今日にいたっています。

上映会は昼と夜の2回あって、昼の部は樹木希林さんがトークゲストということもあって、立ち見が出るほどの盛況だったようです。
私は夜の部のほうに行きました。
NVC仲間の博子さんが付き合ってくれて、いっしょに観ました。

すこし遅れてくる博子さんと待ち合わせるためにロビーに立っていると、知り合いとたくさん会いました。
トランジション世田谷 茶沢会のメンバーが多いんですが、それ以外にも生活者ネットワークの人たち、福島の子どもたちとともに・世田谷の会の人たち、そしてNVCの勉強会で知り合った人たち。

映画では「成長経済優先」「景気第一」「原発再稼働」「国際貢献」といった大きな声の陰でかき消されがちな「小さき声」がフォーカスされています。
福島の現実のなかで、子どもを守りたい、家族や地域とのきずなを大切にしたい、という引きさかれるような立場で苦しみ、かんがえて、行動する女性たちの声です。

原発作業に従事する作業員と同等かそれ以上の汚染地区に住むことを決断し、それでも子どもたちを被曝から守りたいと決死の努力をつづけるお母さんたち。
むなしい除染作業を、ただ祈るかのようにつづけるお父さん。

福島の彼らの座標を明示するかのように、チェルノブイリ以後のベラルーシの事情もつぶさに描写されます。
日本という国・政府の、あまりにずさんである種の国民に冷たい姿勢が、いやがおうでも浮き彫りになっていきます。

はっきりいって、心楽しい映画とはいえません。
しかし、ここに明示されていることに、私たちは目をそむけてはならないし、目をそむけることは自分自身やそれにつながる幼い命を軽んじることになるのではないかと、私は感じました。

上映後、監督の鎌仲さんと、世田谷区長の保坂さん、それに福島支援をずっとつづけているキャンドルJUNさんの対話が、舞台でありました。
この人たちのなんと真摯なことでしょう。
そして、それを聞く私のなんと気楽なことでしょう。
さらに、ニホンという国の制度をになっている人々のなんと無責任なことでしょう。

これらはまぎれもない現実であり、目のまえでまさに起こっていることです。
自分がどの位置に立つのか、それはそれぞれの人の選択でしょう。
そのことに文句をつけるつもりはありません。
私はどこに立つのか、立ちたいのか。
ただそのことだけを問い、私なりの行動を取ろうと決意した2時間の上映時間でした。

自力出版講座(全3回)(7.10/17/24)
だれもが自力で自分の本を出版できるいま、作り方から売り方まで実際の方法をその場で試しながら、全3回終了時には自分の本が一冊完成しているという講座です。7月10、17、24日、それぞれ日曜午前の開催。

自力出版で自立する

私が「水城雄」という名前で商業作家デビューしたのは1986年のことでした。
福井の片田舎に住んでいて、2年近く前に送りつけた原稿のことなどすっかり忘れてピアノの先生とかラジオ番組の制作を手伝ったりしていたんですが、いきなり徳間書店から電話がかかってきたときにはびっくりしました。
当時、自分の本を出す、ましてや有名出版社から小説を出版する、などというのは夢のまた夢のようなことで、さすがの私も狂喜乱舞したことをよくおぼえています。

つい最近までそうだったのです。
自分の本を出すというのは、新人賞やコンテストで入賞するか、出版社にコネがあるか、あるいは原稿を持ちこんで出版交渉するか、たいへん高いハードルがありました。
もし出版できる可能性が出てきたとしても、それが商業出版の場合だと利益をあげる必要があるので、こちらが書いた原稿がそのまま本になることはまずありません。

出版社の意向にそって、あるいは編集者の好みに応じて、書きなおしを要求されます。
私も最初に連絡があってから実際に本が出るまでに、ほぼ一年かかりました。
その後も何十冊という本を出しましたが、書いた原稿がそのまま活字になったことなど、ただの一度もありません。
著者名は私になっているけれど、出版社の編集、出版社の営業、そして流通の意向がそこには色濃く反映されていて、私が思うように書いて出した本は皆無に近いのです。

そんなわけで私は徐々に商業出版の世界と距離を置くようになりました。
私の商業作家デビューは、電子ネットワークの普及がはじまったのと歩を同じくしていて、田舎に住んでいたということもあって私はずっとネットの世界に興味を持ちつづけていました。
1989年ごろには福井の放送局に企画を持ちこんで、地域ネットワーク(地域BBS)のシスオペをやったりしていました。

パソコン通信の急速な普及、そして携帯電話の爆発的普及、さらにはインターネットの普及、そしてスマートフォンの普及とつづき、テキストだけでなく音声、映像コンテンツの流通形態が劇的に変化しつづけていったのです。

ここにいたって、自分の本を出す、ということについても、さまざまに環境が変化しました。
自費出版といってもいいのですが、従来の自費出版とはまったく内容が違うことに気がつく必要があります。

従来の自費出版は、最初に「自費」が必要なのです。
つまり先行投資です。
しかも、自分の本を一冊出すには、ばかにならない金額が必要です。
しっかりした作りの、専門出版社が出すような書籍を一冊作ろうと思ったら、刷り部数にもよりますが、数百万単位の「自費」が必要になることもあります。

最近はだいぶ印刷費が安くなりましたが、それでも500冊とか1000冊とかまとまった部数を刷る場合、それなりの印刷代が必要です。
それだけ先行投資しても、その本が売れるかどうかはまったくわかりません。

だれとも知れぬ者が書いた、おもしろいかどうかわからないような本を、多くの人が買ってくれるでしょうか。
たいていの従来型読者は、著者名とか出版社名であるとか、あるいは広告宣伝を見てとか、書店にならんでいるのを手にとってみて、とかそういう経緯で購入します。
なので、書店流通に乗せてくれる自費出版専門の出版社とか、大手出版社の自費出版部門が繁盛しているのです。
これもまた、そうとうな「自費」が必要になることはいうまでもありません。

ところが、最近出てきた「オンデマンド出版」はこのリスクと負担がありません。
そしてもうひとつ、電子出版との連動もおすすめです。

私がかんがえる「自力出版」の特徴(メリット)をあげてみましょう。

・印税率が高い(最高70パーセント!)
・自分の原稿をそのまま活字にできる。
・紙本にも電子本にもできる。
・流通を通す必要がない(ネット検索で全世界にとどく)。
・絶版がない。
・改訂がすぐにできる。

そのほかにもあるけれど、ここで印税率について押さえておきましょう。
商業出版の場合、印税率は従来10パーセントがほとんどでしたが、これは年々さがる傾向にあって、現在は8パーセントもしくはそれ以下が増えてきています。
出版社側が利益を確保したいために、著者配分率を減らしているのです。
出版社が利益を確保したい理由は、紙本の出版の構造的・慢性的な不況にくわえて、たいていの出版社が古い体質から抜けだせずに経営構造を改善できていないこと、すなわちいまだに高給をとって著者よりずっと贅沢な暮らしをしている社員たちの給与を維持したい、ということがあります。

ちょっと本音を漏らしますが、私が商業出版から距離を置きたくなった理由のひとつに、こちらが寝る暇も惜しんで必死に仕事して、あげくに微々たる印税をもらって青色吐息で生活しているのに、高級外車を乗りまわし、都心の贅沢なマンション生活を楽しんでいる編集者たちの姿を見て、いやけがさしたということもあるのです。
(この4行、読んだらすぐ忘れてください)

自力出版の場合、印税率は自分で決めることができます。
たとえば電子ブックであるKindle本の場合、印税率を30パーセントもしくは70パーセントから選ぶことができます。

70パーセントというのは大きいですよ。
たとえば定価1000円の本が1冊売れた場合、印税率8パーセントだと著者にはいってくるのは80円ですが、70パーセントだと700円です。
印税率8パーセントだと10冊近く売らなければ、70パーセント印税率と同程度の収益にならないわけです。
逆からかんがえると、70パーセント印税率なら1万冊も売らなくていい、1000部売れればいいのだ、ということになります。
より専門的で読者対象を絞りこんだ(マニアックな?)本を書ける、ということでもあります。

何年か電子ブックの販売を自分でやってみてわかったんですが、最近の読者の傾向があります。

・ネット検索で自分に必要な本をキーワード検索でダイレクトに発見し、ワンクリックで購入する(購買行動の特徴)。新聞広告とか、書店の棚とか、見ない。
・購買者のほぼ全員がスマホかタブレット端末を持っている。
・おなじ内容の本なら、できればかさばる紙本ではなく電子ブックで買いたいと、多くの人が思っている。最近はやりのミニマル生活の影響も大きいかも。
・かさばらないので、安ければ気楽にポチする。ずっと端末かクラウドに置いて持ちあるいて、いつでも好きなときに読めるので、とにかく気楽に確保しておく。

本を書いて自力で出版する側としても、商業出版のような大量消費はねらわないけれど、検索で探しあてて買ってくれる人や、特定のファンを大事に育てることで、一定の収益を確保することは可能です。

月に数万円というオーダーの収益をあげつづけていくことは、とくにプロの書き手でなくても十分に可能でしょうし、やる気があればそれより一桁上の収益をめざすことも不可能ではないと思います。
げんに、あまり知られてはいませんが、特定のマニュアルのような本とか、ごくかぎられた趣味の読者に限定された読み物とか、料理や編み物といった一定の読者に利用される本などで生活を成りたたせているかなりの数の人たちがいます。

そういった「自力出版」について、実際にその場を必要なことを学んだり、作ったり、登録作業をおこなう講座を、来月・7月10日/17日/24日の全3回、いずれも日曜の午前10時から13時に、現代朗読協会「羽根木の家」で開催する予定です。

自力出版講座(全3回)(7.10/17/24)
だれもが自力で自分の本を出版できるいま、作り方から売り方まで実際の方法をその場で試しながら、全3回終了時には自分の本が一冊完成しているという講座です。7月10、17、24日、それぞれ日曜午前の開催。

2016年7月5日火曜日

共感的コミュニケーション(NVC)に興味を持つ人が急増中

このたびの参議院選挙に出馬した三宅洋平が選挙フェスでNVC(共感的コミュニケーション)のことに言及したこともあって、最近急に注目を集めはじめています。

私自身は10年近く前に初めてNVCのことを知り、以来、ゆっくりと学びつづけてきたわけですが、5年くらい前からNVCにたいする熱量が急に増加して、本を書いたり(『共感的コミュニケーション』『共感的コミュニケーション2』)、自分でも数多くの勉強会を主催したり、呼ばれてファシリテートに出かけるようになりました。

最初は自分の活動拠点である世田谷の羽根木の家で勉強会をスタートさせました。
この場所は今月いっぱいで定期借家契約が終わり、退去が決まっているんですが、最後のチャンスとして「共感おはなしカフェ」と「親密な関係における共感的コミュニケーションの勉強会」を開催します。
そのほかにも、三軒茶屋の〈カフェ・オハナ〉、下北沢の〈Stay Happy〉と〈かまいキッチン〉、草加の〈Jugem〉など、チャンスがいくつかあるほか、場所にしばられない「オンライン共感カフェ」も月の数回、開催しています。

私のほかにも多くの人が勉強会やワークショップを主催したり、ファシリテートしています。
現代朗読の仲間で、音読療法士でもある野々宮卯妙は、毎月名古屋と豊橋に出かけてワークをやってますし、そこからさらに足を伸ばすこともあります。

私にNVCを最初に伝えてくれた安納献くんも、羽根木の家をはじめ、オンライン講座や、あちこちに出かけてのワークショップを開催しています。
献くんだけでなく、以下敬称略だけど、小笠原春野、栗山のぞみ、三村修、鈴木重子、後藤剛&ゆう、きくあつこと菊地敦子、ほかにも名古屋や関西や北海道、九州、四国の仲間がたくさんいて、たのもしいかぎりです(北陸と東北がやや手薄感があるのはなぜだ)。
たくさんチャンスがあるので、興味がある方はタイミングが合うところに気軽に飛びこんでみるといいと思います。

以下に、直近の私の勉強会と、その他の情報を掲載しておきます。
どうぞ参考にしてみてください。

7月開催:水城ゆうのオンライン共感カフェ(7.5/15/25)
自宅や好きな場所にいながらにして気軽に参加できる、ネットミーティングシステム(zoom)を利用した共感的コミュニケーションの60分勉強会、7月の開催は7月5(火)16時・20時/15(金)20時/25(月)20時です。

共感おはなしカフェ@かまいキッチン(7.14)
安心して親子連れで行ける店として有名な下北沢〈かまいキッチン〉で、1コマ60分間×2部制で、共感的コミュニケーションの勉強会を開催します。7月14日(木)1部15時から、2部16時から。通しでも、どちらか1コマだけでも参加可。

共感おはなしカフェ@羽根木の家(7.25)
7月の羽根木の家(世田谷の古民家)での共感的コミュニケーションの勉強会・共感おはなしカフェは、7月25日(月)19~21時です。羽根木での勉強会はこの日が最後になります。

親密な関係における共感的コミュニケーションの勉強会(7.28)
共感的コミュニケーションでもとくにやっかいだといわれている親密な関係であるところのパートナーと、お互いに尊重しあい、関係性の質を向上させるための勉強会を7月28日(木)夜におこないます。

カフェ・オハナ(三軒茶屋)で共感的コミュニケーション(8.2)
8月2日(火)夜7時半から、恒例の三軒茶屋〈カフェ・オハナ〉での共感的コミュニケーション・ワークショップを開催。朗読と音楽のミニライブ付き。参加費1,000円+ワンオーダー。

ちなみに私はNVC(共感的コミュニケーション)の解説本を出しています。
電子書籍Kindleでお読みいただくのがもっとも簡便で、経済的ですが、紙の本もあります。

『共感的コミュニケーション』
『共感的コミュニケーション2』

さらに以下のサイトなども参考にしてみてください。

NVC-Japanのウェブサイト

どこかでお会いできれば幸いです。

2016年7月4日月曜日

本:『祈る人1 彼女が神様だった頃』(Kindle)発刊しました

『祈る人1 彼女が神様だった頃』が、電子ブック・Kindleで発刊しました。

この本に収録されているのは、水城ゆうがラジオ番組のために書きおろしたスクリプトや、雑誌連載のために書いた短編小説、朗読のためのテキストなど、何十年にもわたって書きついできたさまざまな短編作品です。
この全テキストは水城ゆうに著作権が帰属しますが、朗読(音読)についての著作使用権は開放します。
朗読会、朗読ライブ、朗読教室、その他音声表現活動などで自由にお使いください。

Kindle版は価格300円ですが、アマゾンのプライム会員ならKindle端末上のストアから、無料でお読みいただけます。
こちらからどうぞ(画像をクリックしてもジャンプします)。

紙本も来週末には出来上がるので、紙本が必要な方は水城まで直接お申し付けください。

【この指】自力出版講座に出たいヒト〜!

もうすぐ7月10日(日)から、全3回で「自力出版講座」がスタートします。
あと9日ですね。
7月10、17、24日と、それぞれ日曜午前の2時間ずつです。

当初、オンライン講座に移行しようかという計画だったんですが、羽根木の家が7月いっぱいまで使えることがわかり、まずは先行でリアル講座を開催することにしました。
リアル講座でかゆいところに手がとどく感じで丁寧にやり、それをオンライン講座にも生かしていこうという計画です。

自力出版にはいろいろな方法がありますが、この講座ではまず柱を一本に絞ります。

 1. BCCKSで電子ブックを作る。
 2. Kindleで出版する。
 3. 必要があればBCCKSもしくはアマゾンのオンデマンド出版で紙本を作る。

以上。
講座でやるのは、本を作るのに必要なコンテンツの知識、BCCKSでの編集方法、Kindleダイレクト出版への個人パブリッシャー登録の方法などがメインです。
これらの方法を身につけてしまえば、あとはさまざまな方法での個人出版にも挑戦できるようになるはずです。

こうやってインディペンテントな個人出版事業者として自立し、自分の作品や知人のコンテンツを好きなタイミングで好きなだけ世に出していけるようにします。
詩、小説、随筆、マニュアル、評論、写真集、イラスト、雑誌、さまざまなコンテンツを自力で世に出していくことができるというのは、本当に楽しいものです。
そしてもちろん、やりようによっては収益をあげていくことも夢ではありません。
実際に自力出版だけで生活している人もたくさん出てきています。

興味がある人がいたら、私までお知らせもしくはお申し込みください。
詳細はこちら

2016年7月3日日曜日

駒沢小学校で保護者と教員対象の音読ワークショップ

世田谷区の駒沢小学校でPTAの役員をやっている友人が、私たち現代朗読もしくは音読療法のワークを推薦してくれて、特別枠で保護者と教員対象のワークショップをおこなうことになりました。
教員もいっしょにやれるワークがいいと主張したのは校長先生で、ふつうは保護者だけ、教員だけ、あるいは子どもたちだけ、というような形になることが多いんですが、今回はちょっとめずらしいケースで、私たちも楽しみに行ってきました。

私たち、というのは私と現代朗読の野々宮卯妙、そしてサポートに会員の松原あけみと、役者の岩崎さとこの4人のことです。

PTA側でメインになって動いてくれた小浜さんが、フェイスブックに感想をシェアしてくれたので、それをこちらでも紹介させていただきます。

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◎小浜さんの投稿

今日は、今年度上半期のわたしの使命をひとつ果たした日であった。
校長先生がスクワット音読のグループに配属されたのは最高だったな…

子どもたちの通う公立小学校で、学級委員として、保護者と教師をミックスしての音読体験を実施しました。
講師は、音読療法協会の水城さんと野々宮さん、それからサポートメンバーの松原さん、岩崎さんにも来てもらえました。

長男が一年生の時、学校の毎日の宿題の音読を親が○◎△で「評価」することに対してたいへんな違和感と反発心を持っていた中で、水城さんたちの行っている音読と出会いました。
音読を通して、まずは自分の今の身体の隅々の在りように気付くこと、そして、他者の音読を聴く時には、その人の在りようをそのまま受け取りレスポンスすること。
こういったことを、丁寧に注意深く行っていく音読です。

そこには、正しいとか間違ってるとかなく、わたしはわたしでよくて、あなたもあなたでよくて。
とゆうことは、そもそも、○◎△の3種類の中になんて押し込められるもんじゃない、ってことも意味します。
それは、根本的には当たり前のことなはずだけれども、ことに学校現場というところでは、当たり前のことが大事にされないことも多いわけです。

だからこそ、水城さんたちの行っている音読を、学校で、しかも、全教師たちも交えて行えたことは、短時間だったとしても、意義深い共有体験になったなと思っています。
ひとりでも多くの人に響いてくれてたら、いいな。
―――――

いっしょにワークをおこなった野々宮卯妙も、それへのコメントを書いてくれています。

―――――
◎野々宮卯妙のコメント

わずか1時間とはおもえない濃さで、ハードルも少々高めの内容だったのですが、保護者も先生方も受け入れ能力がとても高くて、非常に充実した時間になりました。

白眉は最後のピアノ即興演奏付きカオスパフォーマンスタイム(笑)で、見学していた方々も身体を揺すって、フロアで70人余りが思い思いに表現しているのを見ながら一緒に音読されていて、嬉しかったです。

ある先生から出た質問に対して、「正しいことを求めないでください」と言ったとき、小さなどよめきが起こってメモを取る方が多かった、と聞いて、みんな悩んでいるんだなあ、子どもに対して本当に真剣で誠実でいようとしているんだなあ、としみじみこれまた嬉しくなりました。

また呼んでもらいたいなー。
他の小学校でも呼んでくれるといいなー。
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ボイスセラピー講座(7.6)
7月6日(水)10:00-15:00は羽根木の家で音読療法協会のボイスセラピー講座です。呼吸、声、音読を使っただれにでもできるセラピーで、自分自身と回りの人を癒してください。

2016年7月2日土曜日

夫に言いたい文句 TOP10

『R25』という、これはフリーペーパーなのかな、雑誌の調査で「夫に言いたい文句 TOP10」というものが発表されていました。
こういうものです。

 1位 「もっと稼いでこい!」
 2位 「もっと妻に感謝しろ!」
 3位 「片づけたそばから散らかすな!」
 4位 「脱ぎ散らかすな!」
 5位 「臭い!」
 6位 「なんでもかんでも妻任せにするな!」
 7位 「口先だけじゃなく行動してみろ!」
 8位 「掃除くらいやれ!」
 9位 「食器の後片付けくらいしろ!」
 10位 「ぶくぶくだらしなく太るな!」

妻が夫にこういう文句をいいたいけれど、実際にはいっていなかったり、あるいはついいってしまうこともあるのかもしれません。
ここには妻がなにを大事にしているのか、そのニーズが見え隠れします。
共感的コミュニケーションの「相手のニーズを推測してみる」という例題としておもしろいですね。

たとえば「もっと稼いでこい!」ということばには、どんなニーズが聞こえるでしょうか。
生活が豊かになり、安定することを求めているのかな?
余裕があったり、楽しみのためにお金を気兼ねなく使いたいのかな?
お金の心配をすることなく、安心して毎日をすごしたいのかな?

「もっと妻に感謝しろ!」からはどんなニーズが聞こえてくるでしょうか。
自分が夫や家族のためにがんばっていることをもっと見てもらいたいのかな?
もっと自分を大切にしてもらいたいのかな?

みなさんも3位以下の文句について、ニーズを推測してみてください。

こんなふうに、共感的コミュニケーションを練習するための材料はたくさん転がっています。
たくさん練習して、身につけて、いつでも必要なときには自分自身やだれかとつながることができるようになると、生きることがとても楽に、そして楽しくなると思いますよ。

共感カフェ@下北沢ステイハッピー(7.4)
下北沢の旅カフェ〈Stay Happy〉の共感カフェ、昼開催は7月4日(月)20時から。だれでも参加できるオープンで気楽な雰囲気の勉強会です。参加費1,000円+1オーダー。

2016年7月1日金曜日

4年継続しているいきいき音読ケア

毎月恒例のメディカルホームまどか富士見台での「いきいき音読ケア」に今月も行ってきました。
毎回、音読トレーナーにサポートしてもらったり、見学者が同行することが多いんですが、今回は私と音読療法士の野々宮のふたりで行ってきました。

こちらのケアワークは、最初は知人の紹介ではじまったものですが、毎月欠かさず継続していて、気がつけば4年がたっています。
記憶では、ワークができなかった月は1回だけで、たしかインフルエンザが蔓延して中止になったんでした。
それ以外、毎月欠かさずおこなってきました。

いまでは常連の人が何人もいて、1か月に1回なのにしっかり私たちのことをおぼえてくれています。
とても楽しみにしてくれている人もいて、毎回なごやかな雰囲気で楽しくやらせてもらってます。

今回もひときわ雰囲気が盛りあがり、みなさん大変いきいきと参加していて、こちらも楽しかったのです。

毎回やるたびに思うのは、本当は1か月に1回ではなく、できれば毎日あるいは数日おき、せめて1週間おきくらいのペースでやれると、おそらく参加される方々にはきっと目に見える変化があるだろう、ということです。

1回きりのワークでも、ずいぶん変化があります。
しかし、しばらく日数がたつと、元にもどってしまうのです。
そして1か月後にはまたゼロから、あるいはややマイナスからはじめなければなりません。
もうすこし頻度があがれば、変化の曲線はゆるやかな右肩上がりになるだろう、ということを確信しています。

音読療法はとくに、加齢による衰えが進みすぎていない人に効果的です。
もっとも効果があがるのは、要介護にまで進んでいない人の心身の健康状態の向上のためのワークです。
まだ介護を必要としてはいないけれど、放っておくと加齢による衰えが進み要介護者になってしまうかもしれない、という人たちが音読ワークを継続的におこなうことで、介護予防になるばかりか、いきいきと元気なまま年齢を重ねていくことができます。
私自身、そのような自分の老齢期を望んでいて、音読療法が効果的だろうと思っています。

お年寄りに音読療法を受けていただくことも大切ですし、また音読ワークをファシリテートできる音読トレーナーや音読療法士が増えてくれることも大切だとかんがえています。
福祉施設の職員や、地域・職場のリーダーといった人が、音読トレーナーとなってくれることで、介護予防運動に大きく寄与できるだろうと思っていて、今後はそのようなことを具体的に提案したり、知ってもらうことに力をいれていく計画です。

興味がある方は、まずはボイスセラピー講座を受講してみてください。

ボイスセラピー講座(7.6)
7月6日(水)10:00-15:00は羽根木の家で音読療法協会のボイスセラピー講座です。呼吸、声、音読を使っただれにでもできるセラピーで、自分自身と回りの人を癒してください。

うまくいっていることをしっかりお祝いする

(Photo by 吉房泰子さん)

私たち日本人は……って、一般化しちゃいかんな。
私はなにかものごとをおこなったとき、それがうまくいったりうまくいかなかったりしますが、そんなとき、ついついうまくいかなかったことばかり注目して、後悔したり反省したり、つぎはどうしたらうまくいくだろうかとくよくよしたりします。
習い性のようになっているんですが、自分に共感するという過程においては、なにかがうまくいかなかったときに、満たされなかったニーズを見てつながることも大切ですが、うまくいったときに満たされたニーズをお祝いすることももっと大切です。

最近の子どもは自己肯定感が少ない、などという論評がありますが、子どもにかぎらず大人も自己肯定感が少ない人が多いでしょう。
自己肯定感が少ないと、自分自身へのつながりが不安定になり、十分に能力を発揮することができません。
不安を感じることが多く、対人関係でもささいなことが気になって、ぎくしゃくしてしまいます。

自己肯定感を高めるために、他人や世間からの評価を得ようとする人がいますが、それは危険な方法です。
自分の存在について、他人軸での評価を基準におくと、評価が得られないときに非常に落ちこみますし、依存性が強まります。
自分の存在を肯定し、安定していきいきとすごすには、まずは自分自身を認めることが必要なのです。
そのために、満たされたニーズについてしっかりとお祝いする、という方法が有効になります。

この前の土曜日、私は「音楽瞑想ワークショップ」というものを代田区民センターでおこないました。
なかなか参加者が集まらず、すこし集まったかと思ったらどたんばに来て何人かキャンセルがつづいたりして、結局とても少人数でのワークショップとなりました。

会場がかなり広くて贅沢だったという反動もあって、その時点でやや意気消沈していたんですが、いざはじまってみると参加してくれたみなさんとのつながりや、自分がみなさんの役に立っているという実感、あるいはこれまで積みあげてきたものをしっかりとシェアし、表現できているという喜びもあって、たくさんのニーズが満たされました。

その翌日の日曜日には、下北沢の老舗ライブハウス〈レディージェーン〉で朗読の野々宮卯妙とふたりでライブをおこないました。
こちらもまた観客がすくなく、直前までひとりも来てくれないんじゃないかと気をもんでいたんですが、何人か思いがけない人が駆けつけてくれて大変ありがたかったのです。
そしてオーナーの大木さんが、集客のことにはひとことも触れることなく、私たちのパフォーマンスをおもしろがってくれたのも、うれしかったのです。
実際にたしかに、私たちがこれまで追求し、積み上げ、成長してきたことの最高の表現が、やけに軽々と楽しみながらやれたという手応えがあって、大きな達成感に包まれたのでした。

これらのことをしっかりとお祝いしておきたいのです。
自分ができたこと、うまくいったこと、満たされたニーズについて十分にお祝いしておくことで、いきいきとつぎに向かえます。

ところで、お祝いの方法は人それぞれですが、数日前、おもしろい方法を思いつきました。
NVC(共感的コミュニケーション)の創始者であるマーシャル・ローゼンバーグは、一日の終わりにろうそくを並べてお祝いをしていたそうです。
さながら、祭壇におまいりするような光景だったかもしれません。
その話をしてくれたトレーナーのホルヘ・ルビオは、日本の緑茶をゆっくりと時間をかけていれる習慣を持っていました。
これもきっと自分につながるための時間だったんでしょう。

私の場合、いつもやりたいと思っていてなかなかできずにいる最近の楽しみに、編み物があります。
時間がないからやれない、道具をいちいち引っ張り出してくるのが面倒、などと感じてついおっくうなんですが、編み物道具をひとつのカバンにいれておいて、なにかお祝いしたいときにそれを出してきて開き、マーシャルがろうそくを立てて儀式をとりおこなったかのように、編み物に取りかかってみる、ということを思いついたのです。
これはなかなか心楽しい時間です。
まさにお祝いと自分自身につながるための時間になると思います。

人それぞれ、方法があるかと思いますが、うまくいったことや満たされたニーズをお祝いし、ゆっくりと自分につながる時間を持つことは、いそがしい日常であるからこそ必要なことかもしれません。

共感カフェ@下北沢ステイハッピー(7.4)
下北沢の旅カフェ〈Stay Happy〉の共感カフェ、昼開催は7月4日(月)20時から。だれでも参加できるオープンで気楽な雰囲気の勉強会です。参加費1,000円+1オーダー。