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2020年4月26日日曜日

車のなかから高速移動でオンラインイベントを開催

今日はこれから午前中に、北陸の実家から北陸自動車道経由で名古屋まで走る。
木曜日からコロナウイルス関連で有給休暇が取れていた息子が帰省していて、名古屋まで運転してくれるというので、私は助手席でラップトップを開いて、ミーティングサービスzoomを利用してオンラインで現代朗読ゼミをホストする予定だ。

いつもは10時スタートで国立・春野亭から開催しているのだが、このところリアル参加者はおことわりしていてオンラインのみで開催しているので、ネットがつながりさえすればどこからでもやれる。
ありがたいことだ。
しかし、移動中の車からホストするというのはあまりないし、高速道路の風景ではあるが濃春の移り変わりゆく景色のなかでオンラインゼミをやるのはあまりないと思うので、ちょっと楽しみ。

今日はいわゆる「本ゼミ」と呼ばれる、いつも春野亭でおこなっていた私が主催の基礎トレーニングを中心とした現代朗読の練習会をオンラインに移行したものだが、本ゼミ以外にも「サブゼミ」として朗読家の野々宮卯妙が朗読表現の技術的な側面に現代朗読のアプローチで切りこんだトレーニングや、現代朗読としてのテキストの読解法など緻密な練習法などもおこなっていて、オンラインゼミは意外なほどに充実してきている。
さらにまだまだオンラインでやれることも多くありそうで、今後が楽しみでもある。

名古屋で息子と別れたあとは、ひとりで中央道経由で東京・国立まで運転してもどるのだが、その途中も小説・文章塾である「ひよめき塾」もおこなうことになっている。
もちろん安全運転第一を心がけたいが、眠気防止にはこれ以上ないほどおもしろい作品がいつも集まってくるので、今日も楽しみだ。

オンラインといえば、昨日は伊藤勇一郎くんが作った現代朗読のワークショップとスタジオパフォーマンスの映画「Sing a Poem」の関係者試写会をオンラインでおこなった。
たくさんの方が参加してくれて、また豊かな感想をシェアしてくれて、(私の体調がいまいちだったのが残念だったが)幸福な時間だった。
本編試写会は5月5日夜にも予定されていて、こちらはどなたも参加できるので、みなさんにもぜひご覧いただきたいと思っている。

上映会の参加申し込みはこちらからどうぞ。

2020年3月26日木曜日

現代朗読ゼミはオンラインでもやれるのだ

この週末、東京都に外出自粛の要請が出た。
首都封鎖すなわちロックダウンという事態を回避するための要請だという。
やむをえない事態だろうと思う。
日本はまだ踏みとどまっているが、世界に目を移せば大変な事態になっている国が多い。
海外在住の友人らからの生の声を聞く機会もあるが、いずれもかなり深刻な事態になっているように思う。
日本もそのような事態を避けられないかもしれないが、回避するための対策は必要だろう。

もっとも、そのことで大きな犠牲を払わなければならないことも事実で、こちらも諸外国のように政治が手当を覚悟しているのかどうかというと、なんだかあやしい感じがして信用できない。
ただちに困窮におちいる人もおおぜいいるのではないか。
そのための喫緊の手当が迅速になされているのか。

それはともかく、週末には私も現代朗読ゼミとひよめき塾のイベントがふたつ開催予定だ。
ひよめき塾はほぼオンラインのみで開催しているので、これまでどおり開催できるが、朗読ゼミは国立の会場まで身を運んでもらうのが基本なので、これをどうするかという問題がある。

現代朗読は朗読を身体表現ととらえ、基礎トレーニングも武術でいうところの「体認」のエチュードを用いることが特徴といえるが、アプローチはそればかりではない。
もともとオーディオブックの収録やネット回線を使った朗読ライブからスタートした活動だったこともあって、オンラインでもやれる練習はたくさんあるし、また練習にかぎらず実際のライブパフォーマンスや音声収録、さらには映像収録にいたる活動まで広い間口を持っている。
これを機会に、今後しばらくはこのような切口も活動の柱に据えていきたいと思っている。

国立まで来れる人はもちろん歓迎するが、来れない人、来ることがためらわれる人は、この機会にぜひともオンラインで参加してみてほしい。
まずは単発の体験参加のみも歓迎する。


3月28日:臨時朗読ゼミ(水城ゼミ)
ゼミ生が個人レッスンを受けるタイミングで臨時の現代朗読ゼミを開催します。新型コロナウイルス対策を受けてオンラインでの参加も歓迎です。それなりの内容で開催します。3月28日(土)10時半から約2時間。

2020年3月14日土曜日

水城ゆうロングインタビュー Vol.2 現代朗読基礎訓練は天才メーカーの段階へ



ピアニスト/小説家で朗読演出家でもある水城ゆうのロングインタビュー、その第二弾。

インタビュワーは野々宮卯妙。

現代朗読ゼミではすべての表現の基礎となる体認トレーニングを毎回おこなっていますが、なぜ水城はそれにいっしょに参加しないのか、という問いからはじまって、表現者がさらなる高みへと向かうためのトレーニング方法について可能性を見つけた話をしています。
体認、マインドフルネス、フロー、ゾーン。すべての人が「達人」になる道としての表現トレーニングを、近くはじめることになるでしょう。

話 talk : 水城ゆう MIZUKI Yuu
聴き手 interview : 野々宮卯妙 NONOMIYA Utae

制作 produce : アイ文庫 iBunko
編集 edit : ジューシーラボ Juicy Lab.

2020年3月1日日曜日

サイコーのガン治療の場「ひよめき塾」

ストレスを抑え、好きなことをしてすごすことが、ガンの治療法として相当効果的であることはたしからしい。
医学的エビデンスがどの程度あるものかは知らないが、ともかく、自分の好きなことをしてすごしたり、信頼できる仲間と楽しんだりすることは、まちがいなく気分がよく、体調も上昇することは実感できる。
とくにバカ話でだれに遠慮することなく笑いあったり、腹をかかえて爆笑するのは元気になるし、なによりまちがいなく楽しく、身体もこころもよろこぶ。
ガンが治癒するかどうかは別にしたとしても。

小説など創作文章の研究と学びと場である「ひよめき塾」では、毎回、お題を出して、それにそってごくみじかい文章を書いてきてもらっているが、常連メンバーはときに、あきらかに私をねらって「笑わせに」くることがある。
今回は最古参メンバーのひとりである奥田浩二にしてやられた。

以前から何度かいっていることだが、彼はライトノベルファンで、自分もライトノベル作家になりたいと思っているらしい。
が、長年、こつこつと「上」をめざして書きつづけてきた結果、標準的なライトノベルのレベルをはるかに凌駕し、ともすれば商業小説のプロでも彼ほど書けるものはいないのではないか、というくらい「書ける」ようになってきている。

この点に関しては、私は人——というより書き手——を見る目に自信がある。
かつてパソコン通信時代に、ニフティサーブの「本と雑誌フォーラム」で「小説工房」という小説修行の場を主宰していたとき、何百人というメンバーのなかかに何人か、これはもうプロでいいのではないか、ひょっとしてプロ以上なのではないか、編集者の目は節穴なのか、などと表明していた書き手がいた。
実際、そのうちの何人かはプロの作家やライターになったし、だれとはいわないけれどなかにはベストセラー作家になった者もいる。

私の目はたしかなのだ。
といいたいところだけど、いまだにまったく世に出ていない人も何人もいる。
腕はたしかなのだ。
そのうちのひとりが奥田浩二だ。
ほかにも現ひよめき塾にはポテンシャルを秘めた書き手が何人もいる。

作者の許可は得ていないが、私を笑わせにきた昨日提出の奥田浩二作品を、ここにさらしておくことにする。
楽しんでいただければ幸いだ。
いっておくが、これは奥田浩二にしてみればほんの小手先の準備運動のような作品であり、このような作品は彼をはじめ、ひよめき塾にはごろごろ転がっていると豪語しておこう。

(ここから)
—————
「090」奥田浩二

 三回目の着信で相手側の本気度は十分に伝わってきたが、ここまでくると僕のほうもどんなテンションで応じればいいのかわからなくなってきていて、携帯電話の鳴動を餌のお預けをくったワンコの姿勢で眺めるしかないわけである。
 はやくでろよ。
 まったくもって正論である。ただし、世界は正論だけで成り立っているわけではない。正論はときにひとを傷つけるのだ。
 オーケー。わかっている。大きくいって誤魔化そうとしている。
 正直に言おう。僕は電話が嫌いなのである。
 だいたい090の着信は年に二、三回程度しかなく、その100%がバイト先からの、これがダメだ。あれが気に入らないというクレームなのだ。愛のささやきとかならまだしも、これでは受ける気にならないのは当然というものだ。
 四回目の着信が切れた。
 すぐさま五回目の着信が来た。
 なんてしつこい。こっちは家にいるのだ。その労力をクレーム処理の方に向ければいいのに。
 愛のささやきといえば昔、テレクラやダイヤルQ2というものがあった。あれはどういったサービスだったのだろうか。今となっては知る由もない。
 まだ切らない。ばっかだなー。
 そっちに用があってもこっちに用はないのだ。電話ってそういうところが嫌いだ。お会計の接客中に横あいから話しかけてくるおっさんくらい嫌いだ。並べよ、バカ。
 ちゃんと何時ごろにどんな用件で電話するよというアポイントメントを取るべきだとおもう。せめてLINEで「いま大丈夫?」くらいの気遣いはできないのだろうか? そうすればこちらも「いま忙しい」と返せるのに。
 まだ鳴ってる。
 一度ワン切りしたことがある。相手が一回鳴らせて切るというのではない。こっちが一回なった瞬間に通話終了を連打するのだ。
 めっちゃ怒られた。
 仕方がないから着信拒否をしたこともある。どうせ電話は年に三回くらいなのだ。もう電話はかかってこないとおもうと凄く快適だった。
 しかし、そういうときに限って相手は電話をかけているのだ。
「着拒してんじゃねーよ!」とバイト先に着くなり怒られた。
 そもそもスタッフに着拒されるバイト先って職場としてどうなんだろう。
 ここで僕は驚くべき発見をする。僕は成人する前までは、電話の応対は苦ではなかったということをだ。それが今はどうだ。電源ボタンを長押ししたい衝動を抑えるのがツライ。
 思い返してみよう。
 料金の節約で電話専用のガラケーとデーター通信専用のスマホの二台もちをしたことがある。しかし当時から着信は年に五回とかだったのだ。当然ガラケーは電池切れで放置され、結果電話が繋がらないということで文句を言われた。こちらとしてはいきなり電話をされても困るのだけれど、相手はそんなことお構いなしだ。映画とか芝居を見ているときにかぎって、電車に乗ってるときにかぎって、年に何回かの一回の着信でピーピーなるのだ。
 データー通信だけで生きていこうと決意したこともある。しかし今の世の中は、個人番号より電話番号の方が大事だったりする。おもわぬところで電話番号の記入を求められたりするし、SMSが認証に使われたりする。だから電話番号は手放せない。
 留守番電話にする?
 いやそれでも結局こちらから掛けなおさないといけない。格安回線だから基本料金は高いけど通話料は高いのだ。なんで高い金を払ってまであんなアホ女に電話をかけ直さなくてはならないのか。
 アホ女!
 ここでようやく僕は理解する。
 僕は電話が嫌いなのではない。バイト先が嫌いなのだ。まだ鳴っている。このあきらめない姿勢。もう病気だ。胃の周りがゾワゾワする。
※実話です。

春野亭日乗 2月29日(土)医療用麻薬、朗読ゼミ、ひよめき塾

全10回の放射線照射治療の8回めが昨日で終わり、今日と明日は休み。
そして昨日の夜から痛み止めの薬をワンランク上の医療用麻薬「オキシコンチン」を飲んでいて、痛みが完全に消えるわけではないけれど、持続性はたしかにある。
これまで試したロキソニン(60mg)が3〜4時間、ボルタリン(50mg)が2〜3時間、トラマール(25mg×2)が1〜2時間だったのが、オキシコンチンは7〜8時間くらい効いているような気がする。
これはロキソニンと併用してもいいということで、ちょっと頼りがいがありそう。

朝からオンラインでの個人セッションひとり。

午前10時半から現代朗読ゼミ。
もう30年以上前からの知り合いで、いまは朗読の指導者をやっている黒原真理さんが、これも長い知り合いの弟の康一郎くんといっしょに遊びに来てくれた。
とくに康一郎くんとは、忘れていたことをたくさん思いださせてくれて、なつかしい気持ちになると同時に、かつてのテキスト表現仲間としてどことなく話がツーと通じる感じがあってうれしかった。

ほかに元ゼミ生のまりながひさしぶりに顔を見せてくれた。
聞けば4年ぶりだという。
まだ学生だったころにゼミ生だったので、まだ若い!

現ゼミ生のユウキさん、かなえさん、野々宮ほか、オンラインでの参加者もいたりして、そこそこにぎやかな集まりになった。
あらためて現代朗読の理念や基礎的なトレーニング方法を伝えられたのが楽しかったな。

終わってから時間のある人たちで近所の〈はるそうゆ〉に行って昼食。
大丈夫か、と心配になるくらい新鮮なネタをふんだんに使ったまぐろ丼や海鮮丼をいただく。
税込み900円はびっくり。
そして完食できた。

春野亭にもどり、ユウキさんにいつものグリグリをやってもらう。
そのあと、オンラインでひよめき塾。
これについては別項であらためて書きたい。

ひさしぶりにたくさん活動したので、夜はちょっと疲れが出て、しんどくなってきた。
オキシコンチンの夜の分を飲んで、早めに休む。
よく眠れて、夜中は1度トイレに起きただけだった。
みなさんとの交流が私の健康によい影響をあたえているのはまちがいない。
変な民間療法よりこちらのほうがよほど効果的だし、私もうれしい。
集まってくれるみなさんに感謝してもしきれない。
心からありがとう。

2020年2月16日日曜日

春野亭日乗 2月15日(土)表現研究仲間としてのゼミ生、ミチコサン、お腹ウォーマー

朝からゼミ生のユウキさんがわざわざグリグリでケアしに来てくれた。
仕事が忙しい時期なのに、合間をぬって来てくれて、ほんとにありがたい。
ケーキの差し入れまでいただいたので、お茶タイム。
お酒を一滴も飲めなくなって以来、甘いものには目がなくなっているけど、なんでもいいというわけではなくて、もちろんおいしいものがサイコー!
ユウキさん、ありがとう。

そのあと、やはりゼミ生のかなえさんが来てレッスンしたので、いつものゼミみたいになったけど、ゼミというより仲間の集まりのように私はいつも感じている。
楽しかったな。
そのおかげか、昨日はだんだん調子を取りもどして、夜は最近になくよく眠れた(1度しか起きなかった)。

収録してから長らく放置してしまった矢澤亜希子朗読の新美南吉短編作品「ミチコサン」を、ようやくYouTubeにアップできた。
矢澤ちゃんの朗読する新美南吉の超短編シリーズはすでにオーディオブックとしてたくさん収録ずみで、順次公開していきたいが、どのような形で公開するかはまだ決まっていない。

午後は駒井のりこさんにいただいたレンチンのウォーマーをお腹に乗せて、編物。
ずっと疼痛がある腹部が適度にあたたまって、非常に楽で快適。
調子回復はこれのおかげもあるかも。
午後から夜にかけてゆっくりできたのもよかった。

2020年2月10日月曜日

春野亭日乗 2月9日(日)ひよめき塾、知念さん迎撃特別編

このところの強い冬型の気圧配置と上空の寒気の流れこみで、冷えこみがつづいていたが、日中は日差しがあって、春野亭の2階は暖かくなる。
今日も一日、2階ですごした。
ちんたら編んでいたレッグウォーマーの半足がやっとできた。
あとはブログを書いたり、動画の準備をしたり。
たのまれている原稿もあって、急ぎで一本書きたいのだが、なかなか手がつけられずにいる。

夜は沖縄からひよめき塾の仲間の知念さんがやってくるというので、来れる人は来ようということになった。
石川月洛がまず到着。
完成した紙本の『HiYoMeKi Vol.7』を持ってきてくれた。
あと、編物やイラストを見せてもらったり。
ラップトップやタブレットに貼るイラストシールを作ってくれるようにお願いした。

船渡川広匡が栃木の遠方から来た。
酒が足りなさそうというので、駅前まで買いに出てくれた。
私はもはや一滴も飲まないが。

知念満二と春野さんが来た、沖縄から。
いろいろ差し入れを持ってきてくれた、庭で採れたパパイヤのシリシリとか。

ひよめきメンバーのまりりん、奥田浩二、下村健士も来て、19時すぎからいつものようにひよめき塾開講。
知念さんに会いにNVC仲間も来ていたので、ひよめき塾はリビング横の和室でおこなう。

今回のひよめき塾のお題は「宇宙遊泳」。
提出作品を順番に読みあわせ、いつものように講評・感想を交換する。
オンラインでやっていることと基本的に変わらないが、直接顔を合わせているとやはり安心感があって、遠慮のない意見がつぎつぎと出てくる。
これも、どんな意見もおたがいの思いやりと信頼があるという安心があればこそだろうか。

仕事が遅くなった三木義一も遅れて到着して、無事に合流。
いつものように21時すぎに終了、いちおう解散。
残った知念さんとNVC仲間とで、宴会。
野々宮に知念さんの短編をつぎつぎと朗読してもらって盛り上がる。

気がついたら日付が変わっていた。
楽しかったな。
知念さん、みなさん、はるばる来てくれてありがとう。
次回のお題は「魔法」。
遠方のかたはまたオンライン(現代の魔法)で。

2020年2月5日水曜日

春野亭日乗 2月4日(火)座薬の鎮痛剤、ピアノ七十二候リメイク、共感手帳術の仲間

腹部大動脈脇のリンパ節へのガン転移と関係があるのかないのか、何か月もつづいている原因不明の腰痛はロキソニンという一般的な痛み止め薬で抑えられているのだが、年明けからこれもまた原因不明の下腹部痛に悩まされている。
こちらはロキソニンはあまり効かない(まったく効かないというわけではない)。
ガンの担当医にいっても、緩和ケアの医師に相談しても、どっちみち「治療しない」という選択をしているんだから原因を検査して突き止めたり、その結果手術したりするというようなことは現実的ではないといわれ、痛み止めのレベルアップをすすめられるばかりだ。
それはいいのだが、とにかく痛みは抑えたいので、そもそも食道ガンを見つけた近所の(かかりつけといってもいい)内科に行ってみた。

予想外にきちんと対応してくれて、丁寧な触診につづいて腹部エコー検査をやってくれた。
とくに悪い所見はないということで、腹部痛に有効な鎮痛剤を処方してくれた。
「ボルタレン(サポ)」という座薬で、調剤の女性がそれを出すときに、いきなり、
「石ですか?」
と訊いてきた。
石? それはなに? と思ったのだが、すぐに尿道結石など結石の痛み対策のことかとわかる。
結石の痛みは相当だと聞いたことがある。
ということは、かなり効き目の強い薬だということか。

自宅にもどって、さっそくお尻にプスッと挿入。
あはん。
いつ、なぜなのか忘れてしまったが、座薬は何度か経験があって、慣れていることを思いだした。

思ったより効かない。
が、まあひどい痛みは軽減される。
しかも持続時間が長いような気がする(短いと説明されたはずなのに)。
あまり頻繁に使えないので、投薬時間を工夫する必要がありそう。
もうすこし様子を見てみる。

付き合いのある編集プロダクションから、私のピアノ七十二候を某サイトでの暦企画とコラボしたいという打診が。
うれしい。
いくつかリメイクしたい音源があるが、まずはさっそく「春分」の最初の音源をリメイクして送ってみる。

夜は共感手帳術の仲間たちのオンラインミーティング。
Slackにうまくはいれずにいたあんなさんも、事前のオンラインサポートでうまくはいることができてよかった。
今回も楽しかったなあ。
このところ、「人に見せるための手帳」をつけるというワークをやっていて、提出された手帳を見ながらあれこれ話すのはとくに楽しかった。
それぞれの手帳愛が増大して、私も刺激を受けた。
これがコミュニティ型講座のいいところだ。
ご参加いただいたみなさん、ありがとう。

2020年2月3日月曜日

春野亭日乗 2月2日(日)ダニーボーイのピアノ伴奏、グリグリ、ひよめき塾

午前中、VLOG収録ついでに久保木さんのオカリナ伴奏「ダニーボーイ」のキー違いを演奏収録する。
というか、演奏収録するついでにVLOGを作ったというか。
どっちだ。
どっちでもいいか。

ピアノに向かっていろいろ弾いたりしゃべったり、それを動画にとってあとで編集したりするの、だんだん慣れてきたし、楽しくなってる。

午後、ゼミ生のユウキさんがわざわざ来て、グリグリ(CS60)やってくれた。
ほんとありがたい。
激痛だけど、全身がリフレッシュされて元気になる。
グリグリの前はいっしょにランチ、駅前の〈自然薯庵〉で。
なんか開店時からメニューと味がだいぶ変わったような(気のせい?)。

夜はひよめき塾。
リアル参加はマリリンとのの。
ほかに知念さん、奥田くん、生惠さん、ふなっち、しーもん、ミキティ。
楽しくてついつい体調以上のことをして、あとで疲れてしまう。
テキスト講評は思ったより知力・体力を使うのだ。

私が帰省しているあいだにつきみんが『HiYoMeKi No.7』の紙本の見本を送ってくれていた。
なかなかよい出来。
電子本はアマゾンからダウンロードできるので、みなさん読んでね。
私の命の表現のひとつ!

◎『ひよめき第7号』Kindle版、ダウンロードはこちら

2020年1月29日水曜日

契約ではなく信任

朗読ゼミやひよめき塾など、私が主宰するゼミ(水城ゼミ)では、私の活動の持続性を確保するために、参加者のみなさんに月額制で参加費をお願いしている。
基本的にドネーション制で、ご自分の経済状況やその他事情におうじて都合のいい額をお願いしている(基準額はある)。

こういうことを長年やってきていて、ようやくみなさんには理念を理解してもらったと感じているが、それでも時々、どうしても理解してもらえない人があらわれる。

私にお金を払う。
それにたいして私がなにかを提供する。
朗読の演出やテキスト表現についての私からのアドバイスにたいして「対価」としてお金を払うというかんがえかたからどうしても抜けられない人がいる。

払った分だけなにかサービスや学びを提供してもらう。
お金を払ったんだから、それに見合った分のなにかをいただきたい。
これは市場経済の理屈である。
契約のかんがえかただ。
私はゼミに経済原理を持ちこんではいない。

私とゼミ生のあいだにあるのは、契約ではなく、あえていえば「信任」だろうか。
「対価」としてはまったく見合わないときもあるかもしれないし、また逆に対価としては計り知れない貴重な時間がおとずれることもあるかもしれない。
この学びと表現の場を作りあっている仲間として、私はゼミ生を信頼しているし、ゼミ生にも私を信頼してもらいたい。

契約関係ではなく信任関係としてのつながりを、私のゼミでは大切にしている。

2020年1月23日木曜日

ひよめき塾でやっているエチュード紹介

ひよめき塾の機関誌『HiYoMeKi』の第7号が無事に発刊された。
アマゾンKindleで無料ダウンロードキャンペーン中なので、この機会にぜひ読んでみてほしい。

これでひとまず、ひよめき塾が昨年再開されたメインの目的が達成されたわけだが、ひよめき塾の集まりは年があけてもまだつづいている。
ありがたいことだ。
となると、私にもちょっと欲が出てきた。

再開ひよめき塾は、毎回、「お題」を出し、それに沿った掌編を提出してもらって、その講評をする、という進めかたをしてきたが、かつては作品講評だけでなく練習問題(エチュード)もやっていた。
私が課題を出し、その場の短時間でみんなに文章を書いてもらい、それを題材にテキスト表現について検証するのだ。

エチュードは小説を書くための基本的なテクニックを扱うこともあれば、文体や身体性、無意識の問題といった抽象的で本質的なものを扱うこともある。
これまでは思いつきでエチュードを出題していたが、ひょっとしてある程度系統立てた、ひよめき塾ならではの学びに通じるエチュード体系のようなものを作れるかもしれない。
塾生が書いた回答とそれについての検証も含めて、記録として残せるかもしれない、とかんがえている。

前回のエチュードはこういうものだった。

駅のホームのベンチにひとりの少女が座っている。
そのようすの「描写」のみで彼女の生活背景をどれだけ読者に伝えられるかどうか、書いてみること。
(制限:200以内、10分)

いうまでもなく「描写」の練習なのだが、みんなにやってもらって明らかになったのは、「描写」と「叙述」の違いについてかなり曖昧にとらえている人が多い、ということだ。
現代小説や現代テキストにおいて、描写と叙述を切りわけることは非常に重要だとかんがえている。
叙述——自分の考えやジャッジを含む——から純粋な描写を切りわけることは、自分自身の思考過程を知ることでもあり、書き手にとっては大変重要な練習なのだ。

もちろんそんなことは学校では教えてくれないし、多くに小説講座でも教わらないだろう。
ひよめき塾ならではの重要なテキスト表現についての重要な体系を、まとめられるだけまとめておきたいと思っている。

◎『ひよめき第7号』Kindle版、ただいま無料キャンペーン中。
ダウンロードはこちら

2020年1月17日金曜日

共感手帳術講座が月単位のコミュニティ型に変更

水城ゆうが主催する各種講座、ワークショップ、勉強会などのコミュニケーションの場を、オンラインのチームツール「Slack」に集約していますが、単発で開催してきた共感手帳術講座も継続型の学びの場としてあらたに参加者を募集しています。

これまでどおりオンラインでの勉強会ミーティングはZoomを使って月に何度か開催しますが、それ以外にもSlackを使ってこまかなフォローをしたり、スキルやツールのシェアをしていきます。

以下に共感手帳術講座の内容を簡単に説明します。

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私たちは日常生活のなかで、あるいは仕事中に、さまざまな「気がかり」を抱えていて、それがたえず念頭に浮かんできてしまうので、いまやっていることに集中することができません。

また、自分が本当はなにをしたいのか、いまのままでいいのか、もっと自分らしくいきいきした場に移行したいのではないか、などと悩んでいる人もいます。

いずれも、自分の本来持っている能力、パフォーマンスをいちじるしく低下させたまま、本当のニーズに気づかないままやりくりしています。
できるだけもやもやのない、「いまここ」に集中できる状態に自分をもっていくために「エンパシーノート」を活用することがとても有効です。

「エンパシー」とは日本語で「共感」、「ノート」とは「手帳」という意味です。言い換えると「共感手帳」という意味なの7月24日〜:オンライン共感手帳術講座ですが、自分に共感をしていく習慣を手帳をつかい自然とできるようになることを目標にしています。
つまり、この手帳術を身につけることで、自分自身を生きながら人生という荒波を乗りこなすことができるようになり、人生を味わいながら楽しむことができます。

◎内容
 Slackで質疑応答、交流、資料配付など、必要な措置をおこないます。
 また安心できる学びの場としてのコミュニティをはぐくみます。

◎オンラインミーティング日程
 月に2〜3回を予定しています。
 今月はつぎのとおりです。
  2020年1月17日(金)20:00〜
  1月23日(木)20:00〜
 それぞれ約1時間の予定です。

◎参加費 月額制ドネーション(基準額3,000円)

◎参加方法 オンライン(zoomというシステムを使います)
 参加申し込みの受付メールでアクセス方法の詳細をお知らせします。

※申し込みとお問い合わせはこちら

2019年12月10日火曜日

ひよめき塾機関誌No.7の作品選定作業

身体文章塾を今年の前半に閉めようと思っていたところに、ステージⅣの食道ガンが見つかった。
いろいろな活動をクローズするチャンスかもと、身体文章塾もちょうどいい機会になった。
機関誌も6号まで出すことができたことだし。

と思っていたら、塾生だったふなっちこと船渡川くんから、
「まだ学びたいことがある。機関誌もまた出したい」
という連絡があり、自発的に塾生たちに声をかけて再結集してくれた。

塾生たちとまた会えるのはうれしかったし、いわれてみればまだやりのこしたこともあるような気がしてきた。
そこで身体文章塾を再開することに同意して、名称も「ひよめき塾」とあらためた。

フェイスブックからSlackに場を移し、現在15名ほどのメンバーで活発に創作と交流活動をおこなっている。
作品もだいぶたまってきたので、年内というめどを立てていた機関誌の編集製作に取りかかることになった。

助かるのは、これまで私ひとりでおこなっていた作品選定、講評のコメント書き、編集、製本という作業のうち、編集と製本の部分を古参メンバーの石川月洛が一手に引きうけてくれるということだ。
おかげで私は、作品選定と講評書きに集中できる。

ここ数日はこの半年近いあいだに塾生のみんなが書いたかなり膨大な作品群のなかから、機関誌に掲載するための作品を選定していた。
かなり大変な作業だが、楽しい作業でもあった。
上手/下手ということではなく、それぞれのオリジナルでユニークなテキスト表現がここに集まっている。

機関誌『HiYoMeKi』はひさしぶりの発行となるが、第7号となる最新号は年内にリリースできるはずだ。
私と塾生たちが力をあわせて形にした大切な作品である。

ひよめき塾は年明けも継続する。

2019年12月3日火曜日

公開レッスン講座@名古屋の参加枠が埋まってきた

あと約10日と迫ってきたが、名古屋栄での朗読公開個人レッスン講座を12月13日(金)におこなう。
午前10時から午後4時まで、どの時間帯に参加してもらってもかまわなくて、自分のレッスンだけでなく、ほかの人がレッスンを受けるようすを見学することもできる。

ひとりひとりのレッスン枠は約30分。
最初からずーっといてもいいし、自分のレッスン枠のところだけ来て終わればさっさと帰るというのもあり。

午後の枠がほとんど埋まってきていて、残りは14時半からのひと枠のみ。
午前中の枠はまだ空きがあるので、参加を検討しているかたは早めにお申し込みいただきたい。
いずれにしても、あと数人で受付を終了します。

12月13日:朗読表現公開レッスン講座@名古屋栄
名古屋「ラストステージ/事象の地平線」公演の翌日に、同会場にて朗読の公開レッスンをおこないます。水城ゆうの朗読演出と即興ピアノとの共演を体験できます。朗読と音楽の共演に興味がある人を歓迎します。定員10名。

2019年11月4日月曜日

コラムとエッセイの違い(ひよめき塾)、肺炎?

昨夜はひよめき塾を開催。
月洛ちゃんとまりりんが春野亭に直接参加、ほかはオンラインで。
10人くらい?

月洛ちゃんからいつもちょっとしたお菓子の差し入れをもらうんだけど、これがなにげにおいしくてうれしい。
体調低下中の身にはありがたい。

塾冒頭で取りあげた作品がエッセイ(随筆)のような内容だったんだけど、そこから話がコラムとエッセイの違いになった。
もちろんきっぱりと別々のものとして分けることはできなくて、グラデーションのように境界線は曖昧だが、書き手の意識の違いがそこにはある。
ライターなのか作家なのか。
ひよめき塾は作家を育てる場だ。

ひよめき塾は定員オーバーで参加者の新規募集はしていないが、共感文章講座は水城ゼミの一環として継続参加ができるので、興味がある人はまずそちらに参加してみてほしい。

名古屋のワークショップでは調子がよくて、かなりがんばれたのだが、その翌日からまた風邪気味がぶりかえして低調。
そもそも風邪なのか?

ずっと空咳が出ていて、風邪の特徴の上部気管支の炎症ではないような気がする。
もっと奥のほう、ひょっとして肺のほうに炎症があるような……
というのも、かつてマイコプラズマ肺炎に感染したことがあって、そのときの感じにちょっと似ているからだ。
熱はあまりないくせに、咳が出て、ちょっと歩いたりするだけで息切れする。
慢性的な酸素不足の感じがある。

いやな感じなので、明日は病院に行ってくるか。
これもガンまたは放射線治療の副作用なのか。

BCCKSに発注していた『事象の地平線 末期ガンをサーフする』の紙本が刷りあがって届いた。
さっそく知り合い何人かから注文をいただいた。
ありがとう。
ひょっとして急いで増刷をかけなければならないかな。

2019年10月27日日曜日

東京戻り、現代朗読ゼミ、手打ち蕎麦

昨日は午前中に楽器(電子ピアノ)を修理のために楽器屋まで持っていって、その足で東京に移動。
北陸道、名神(一瞬)、中央道経由で、夕方に国立帰着。
ほぼ休憩なしにぶっつづけに走って、あまり疲れることなく到着できたのはよかった。

早めに休んで、今日は午前中から現代朗読ゼミ。
今日の体認のエチュードのテーマは、テキストによって身体が変わることに注目してみること。
「枕の草子」を読むときと「平家物語」を読むときでは、身体の開きとか集中のどあいが明らかに違う。
これはさまざまなテキストを読むときにも起こっていることで、そこにきちんと注目することが現代朗読のキモとなる。

あと、ややテクニカルなことだが、朗読表現の読みはじめのところを、どのように自分自身の身体や環境になじませつつテキストを引きつけていけるかどうか、という指導もやってみた。
自分を充分に待てるかどうか、読みとばさない丁寧さを持てるかどうか。

ゼミ修了後、りひとくんが時間があるというので、昨日持って帰ってきた手打ちそばをゆでていっしょに食べる。

2019年10月25日金曜日

水城ゼミをSlackに整理・移行・収束する作業中


食道ガンが見つかる前から——とくに去年あたりから——自分が主催しているさまざまな講座やワークショップ、勉強会のたぐいを整理していた。
まずは共感カフェや音読カフェなど、だれかが主催してくれているものも含め、ほとんど活動停止した。

残ったのは、現代朗読ゼミ、共感手帳術、共感文章講座など、いくつか、細々と。
最近になって、身体文章塾を復活してほしいという要望があって、「ひよめき塾」という名称で再開した。

共感手帳術と文章講座もリピーターが何人かいて、継続的にやりたいという声もちらほらあったので、水城ゼミとして統合してみようと思った。
単発で毎回告知するのはエネルギーを使うし、いつまでこのエネルギーレベルでやっていけるかわからないというのもある。
継続的な水城ゼミもいつまでやれるかわからないが、とにかく年内いっぱいくらいはやれそうな感じがするので、お付き合いしてもいいという方はもうすこしだけ継続的につながってくれるとうれしい。

オンラインとリアル参加の両方があるが、オンラインではSlackというチームコミュニケーションツールを使うことにした。
Facebookとはちがってクローズパーティーなのでだれもが安心して参加できるし、必要なら参加メンバー同士で交流することもできる。

Slackではチャンネルという、いわば電子会議室システムを使ってテーマごとに参加者を振りわけられる。
いまのところ、こんなチャンネルを用意している。

 現代朗読ゼミチャンネル
 ひよめき塾チャンネル
 共感手帳術チャンネル
 共感文章講座チャンネル
 電子書籍作りチャンネル
 雑談チャンネル

興味がある方はこちら(水城ゆうウェブサイト)をどうぞ。

2019年9月19日木曜日

受付を終了します/講座を収束します

本当にうれしいことだが、名古屋で明日・9月20日に開催する現代朗読のワークショップの参加者がどんどん増えて、これ以上増えると全員に目が行き届かなくなる心配もあるし、映画撮影にも支障が出るかもしれないと思い、受付を終了した。

これまで毎月開催してきたワークショップの延長線上にあるものだが、これまでは会場は天白の〈アロマファン〉という水野生惠さんの個人民家スペースを借りておこなっていた。
こちらだとキャパは10人以内。
それでも毎回楽しく群読ワークをおこなっていた。

今回、場所を栄の音楽練習スタジオに移しておこなうことにした。
グランドピアノがあり、椅子をならべて人を入れるだけだったら50人以上は余裕のようだ。
そういう空間で現代朗読の群読エチュードを思いきりやって、映像作品としての撮影もおこないたい、という欲張りな企画となった。

20人に届こうという申し込みがあったので、あわてて受付を終了することにした。
これまでに1度でも参加したことがある人がほとんどだが、まったく初めて参加する人もいる。
そういう人も混じって、全員で群読表現を作りあげていく。
想像するだけでわくわくする。

本当はこういうことを東京でおこないたかったのだが、人を集めるのが難しかった。
私や現代朗読の知名度の問題もあるかもしれないが、名古屋やその周辺のみなさんはよく関心を向けてくれて、とてもありがたく感じている。
東京にいつづける理由がわからなくなってきたような気もする。

体調の気がかりがあったり、実際に波があったりするので、いろいろおこなっていた講座/ワークショップの類いを、オンライン開催に以降できるものはそうしている。
イベントそのものも縮小している。

非暴力コミュニケーション(NVC)関係の勉強会のうち「共感カフェ」としておこなっていたものは、すべて閉じた。
幸い、最近多くの人がNVCを教えはじめているので、私があらためて伝えなくても学ぶ場はたくさんある。
それでも私が伝えるとしたら、私ならではのアプローチのものに限りたい。

オンラインでは難しい現代朗読ゼミは、個人レッスン対応も含めてつづけているが、これはいつまでできるかわからない。
ゼミ生という月定額で参加できる制度があるのだが、これも積極的に募集はしていない。

なにができて、なにができないのか、だれかに会ったりなにかに使う時間もふくめて、ちゃんと見極めていきたい。
ともあれ、明日の名古屋でのワークショップと沈黙瞑想のコンサート、そしてその撮影と編集後の映像作品の完成は、本当に楽しみなことで、私の生きた証のひとつになるだろうと思っている。

2019年8月30日金曜日

ひよめき塾(小説・文章塾)がはじまります(また?)

この前の日曜日におこなった現代朗読ゼミは非常にめずらしい顔ぶれがそろった。
いつものゼミ生ユウキや野々宮のほかに、旧ゼミ生のふなっちと奥田くん、そして音読トレーナーでNVC仲間のみっちーが初参加。
ふなっちと奥田くんは朗読ゼミというより、そこからスピンアウトした身体文章塾(テキスト表現ゼミ)のメンバーだったといったほうがいいだろう。

ふなっちも奥田くんも、ステージⅣの食道ガンである私の健康状態を心配して来てくれたようで、ふなっちからはお見舞いの花までいただいた(うれしい)。
しかし見た目はいたって健康で、ふたりとも拍子抜けしたようであった。
「このまま治るんじゃない?」
というのは、私に会ったみんながいうことで、私もそうであればいいと思う。

近況など報告しあったあと、現代朗読の基礎トレーニングと群読エチュードでみんなを追いこんでみる。
身体を使った表現で、死んだ魚のような目がようやく生きかえってくる。

最後にふなっちと奥田くんが、
「また文章塾をやってほしい」
という。
その主目的を、今度は機関誌『HiYoMeKi』の続号を発刊することに置きたいという。
集まりを私が主導しお世話するのでなければ、やってもいいと答える。
参加のみなさんが自主的に会を運営し、機関誌の編集作業もやってくれるなら、私が自分の持っている能力と時間を使ってみなさんの学びや表現の場に貢献することは、まったくやぶさかではない。
むしろそこには私のよろこびがある。

身体文章塾がいったん途切れていたことにそこはかとない寂しさをおぼえていたところだったので、彼らのリクエストはうれしかった。

どんな運営形態になるかはわからないが、これまでのコンセプトは継続していきたい。
すなわち、どんな既成概念も排除し、お互いに批評・批判はしない、それがどんなに奇矯なものであってもそれぞれのオリジナリティを尊重し、受け入れ、おもしろがる場であること。
上手下手ではなく、どこまですぐれてユニークな自分自身を表現できるかどうかを目標とする、テキスト表現の学びの場であること。

遠方の人はオンラインでの参加を歓迎する。
来れる人は国立春野亭に来てくれていい。
まずは9月8日(日)19時から、ひよめき塾(仮称)のスタートアップミーティングをおこなうことになっている。
以後、月に2回くらいのペースで開催するかもしれない。
参加費その他事務的なことがらについては、8日当日に合議して決めることになっている。

ことば・文章という不自由なツールを用いて自分自身を表現し、探求してみたいと思っている人ならどなたも歓迎する。

※参加申し込みおよび問い合わせは、こちらから。

2019年6月24日月曜日

春野亭日乗 6月23日(日)個人レッスン、演出的「しかけ」は身体の気づきあってのもの

午前中、オンラインでの個人セッションと、現代朗読ゼミ。
ゼミはゼミ生ユウキひとりの参加だったので、個人レッスンに。
金曜夜、ほぼ恒例になった国立〈キノ・キュッヘ〉でのオープンマイクにまた参加することになったので、その読み合わせ。

「水色文庫」をみて、私の作品の「ふたつの夢・ひとつめの夢」をやってみることになった。
変な作品だが、あらためて読んでもらうと、なかなかおもしろい。
パフォーマンス向け作品ともいえる。
ピアノと合わせてみた。

この半年、ずっとまじめに現代朗読の手法で身体表現の稽古をしてきたので、自身の身体への「気づき」がかなり生まれてきている。
こうなると演出的な「しかけ」の可能性が生まれてくる。
身体への気づきや体認がないまま演出的「しかけ」を先にやってしまうと、身体がないまま形骸ばかり表現することになってしまう。
表現が嘘になってしまう。
そこを現代朗読ではクリアしたいのだが、その方向性をきちんと理解してもらえるようになってきている。
うれしいかぎりだ。
ある「しかけ」を提案してみたが、それを受けての金曜夜のライブが楽しみになってきた。

すでに完成していた帽子がちょっと大きめで、男性にも大きいくらいなのでだれにあげられるかなと思っていたが、大きめがいいというので差し上げることにした。
急遽、紐を取りつけて、頭囲を調節できるようにした。
よくお似合いでよかった。

ひさしぶりに麻紐を使って手提げバッグを編みはじめる。
材料費が安いので気軽にガシガシと編んでいけるのがいいが、握力がどんどん目減りする。
コンピューターを開きっぱなしにして、共感文章の「遠景、近景、体景」のエチュードを自分でもやりながら、編んだり休んだり、記述したり、Netflixを見たりNHKオンデマンドを見たり。

ゼミ生が個人レッスンを受けるタイミングで臨時の現代朗読ゼミを開催します。現代朗読については水城ゆうブログ「水の反映」の「現代朗読」ラベルをご参照ください。6月30(日)10時半から約2時間。