2019年7月31日水曜日

春野亭日乗 7月30日(火)個人レッスン3コマ、散髪、理子パン

今日は個人レッスンが3コマあった。
昨日からかなり体調が低調で、やたらと眠いのだが、短い仮眠で乗りきる。
これはたぶんがん症状の進行とは関係がない。
去年もそうだったのを思いだしたのだが、急に暑くなったときに、熱中症とまではいかないけれど身体がまだ暑さになれていないせいで、だるくなったり、眠くなったりするのだ。
水分はこまめにとっているので発熱はしないが、やたらと眠くなる。
こういうときは素直に部屋を涼しくして、早めに寝てしまうのがいい。

午前中のレッスンは、来月からゼミ生として参加してくれることになっているかなえさんと。
とても熱心に食らいついてきてくれていて、家でもきちんと伝えたとおりの練習をしているらしい。
それを楽しんでされているようすが、私にもうれしい。
先日は数年前から通っている朗読教室の先生にほめられたそうだ。
今日はすこし深いところへと進み、体認やマインドフルネスについての考え方や練習法をおこなった。

私のコーチングや演出を受けたいといってわざわざ国立まで来てくれる人がいるのは、本当にありがたいことだ。
朗読ゼミにも参加申し込みがあったり、水色文庫の作品使用についてメッセージが来たりと、うれしいコンタクトがつづいている。
私にも伝え残したいことがまだある。

午後のレッスンまで時間があったので、大学通りまで散髪に行ってくる。
最近ネットで予約をいれて、順番が近づいてきたらメールで呼びだしてくれるので、便利。

野々宮が作ってくれたポテトグラタンと野菜スープを昼食にいただく。
まとめ食いができなくなっているので、作りおきがあると大変ありがたい。

午後のレッスンには元ゼミ生の唐ちゃんが来てくれた。
なんと、来る前に美容院に行くとき段差で足を踏みはずしてひねったということで、痛々しく足を引きずっている。
大事にいたらなければいいのだが。

唐ちゃんは近く、朗読公演に出る予定があって、その作品と、現代朗読の基礎練習についてのレッスン。
マリンバとフルートという音楽演奏のかたたちと共演するらしい。
音楽と共演するとき、どんなことを心がければいいのか、どんな練習をすればいいのかについて、朗読との共演が多い即興ピアニストとしてつちかってきたことを伝えてみた。

夕方、もうすぐ引っ越しする理子ちゃんが、手作りパンを持ってきてくれた。
すばらしくおいしくて、試行錯誤しながらだんだん上手に、おいしくなっていく課程を知っているだけに、お祝いしたいと同時に、ちょっと遠くなってしまうことに寂しさを覚えた。
ポタージュスープも持ってきてくれて、夕食としておいしくいただいた。
理子ちゃん、いつもありがとう。

2019年7月30日火曜日

YouTube:名古屋天白〈アロマファン〉の主・水野生惠さんとのトーク

名古屋天白の古民家すペース〈アロマファン〉で、数年前から音読療法や共感的コミュニケーションなど水城主催の勉強会をお世話してくれているあるじの水野生惠さんの話をうかがいました。
最近は現代朗読のワークショップを開催していますが、アロマファンではこれまでさまざまなことをやってきたそうです。

これまでどんなことをやってきたのか、水城と勉強会をやるようになった経緯、そしてこれからどのようなことをやっていきたいのか、そんな話をうかがいました。

収録は国立・春野亭にて。

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春野亭日乗 7月29日(月)治療前の最後の検査とおいしい食事

がん研有明病院に行く。くそ暑い。梅雨があけたらしい。
治験を受けることになったので、その前の(たぶん)最終検査のため。
採血、心電図、血液造影剤をいれてのCT検査。病院内をぐるっと回る。もう慣れたものだ。

途中、治験コーディネーターの女性と話をする。
とてもさばさばした方で、なにごとにも明快でごまかしがない。(患者にとって)聴きにくいようなことでも、遠慮なくいってくれる。

私の受ける治験は、3種類のコースのうちのどれに当たるかわからないもので、それは公正にデータを取るために必要な措置なのだそうだ。
コースによっては最初の入院が3日ですむこともあるが、それに当たらなかったら入院は1週間から、状態によっては10日くらいになることもあるという。

生体とゲノムの検査を海外(米国)に出していて、それの戻りによってスタート日が変わる。
いまのところ、早くて8月1日、遅くても5日からといわれている。
いずれにしても、どのコースになるかは直前あるいは当日にならないとわからない。
1日にはじまって3日に退院できるかもしれないし、5日にはじまってお盆くらいまでかかるかもしれない。

治験を受ける決断にいたるまではいろいろあったが、なにもしなければ間違いなく数週間から数か月で食事が採れなくなるのは間違いない(食道が閉塞する)。
なんらかの処置を受ける必要は出てくるので、なにを選択するかという迷いもあった。
いろんな人がいろんなことを言ってきた(心配してくれるのは本当にありがたい)。
これからもいろいろ言いたい人が出てくるだろうと思われるが、自分の選択としていまはこれを迷いなく受け、そのなかでできるだけ活動のクオリティと体力を維持し、日々を大切に生きていきたい、ということだ。
ただ生きのびるためだけを目的とはしない。

病院からもどって少し休んでから、最後の晩餐というわけではないが治療スタート前の楽しみとして、夜はおいしいものを食べに行ってきた。
めったに行けないが、近所の〈ル・シエル〉というフレンチで、すばらしい料理と心づくしのもてなしを楽しませてもらった。

2019年7月29日月曜日

YouTube:現代朗読の映画を作っている伊藤勇一郎くんとのトーク

名古屋天白〈アロマファン〉での現代朗読ワークショップに参加しながらカメラをまわし、現代朗読のドキュメンタリー映画を作っている伊藤勇一郎くんに、お話を聞きました。
どのようなきっかけで映画を作るようになったのか、いま現在、どのような映画を作っているのか、現代朗読のドキュメンタリーは今後どのように撮影され、どのような作品になっていくのか。

収録は国立・春野亭にて。

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春野亭日乗 7月28日(日)人のあたたかさに触れる幸せな日々

昨夜から名古屋の生惠さんと桑名の伊藤勇一郎くんが国立春野亭に来て、泊まっている。
昨夜は名古屋天白でおこなっている現代朗読ワークショップの映画撮影と今後の進行について、割合突っこんだ相談をした。

春ごろからスタートしているワークショップの撮影だが、最終的には公演をおこなってその模様を映像収録し、それまでのワークショップの模様と合わせて現代朗読の全体像がわかるような映画にしようという予定だった。
しかし、私の残り時間が限られていることもあって、公演ではなく、スタジオでの撮影収録で仕上げては、という案に変わってきた。
ピアノがある練習スタジオのようなところを押さえて、そちらでワークショップをおこないながら、朗読や群読パフォーマンス作品をみんなで作り、表現作品としてどんどん撮影してしまう。

伊藤くんがなにをとらえ、表現行為にどう迫り、あるいは全体像をどのように押さえるのかは全面的に任せ、映像作品としてのパフォーマンス映像をしあげてもらうわけだ。

私がずっと関わってきた朗読という表現行為——とくに現代朗読のメソッドとその実践として表現作品が、ここに映像として残ることは、私にとって大きなよろこびだ。

NVCのダンスフロアのワークショップも同時に昨日から春野亭でおこなわれていて、のぞみさんも泊まっていた。
のぞみさんが用意してくれた朝ご飯をいただく。

そのあと私はオンラインでの個人セッションをおひとり。

午前中は現代朗読ゼミを生惠さんと伊藤くんにも参加してもらって開催。
トランジション世田谷時代に羽根木の家に何度か遊びに来てくれたかとしゅんさんと玲奈さんのご夫婦が、ひさしぶりに、というか国立には初めて来てくれて、ゼミに参加してくれた。
みんなで現代朗読の稽古をする。

いつもそうなのだが、現代朗読のメソッドをもちいて身体に意識を向ける、身体の使い方を変える、ほんのちょっとしたことで声や表現が劇的に変化する。
そのことが参加者たちも確認できるし、私も楽しい瞬間だ。
終わってから玲奈さんからは丁寧なお礼メッセージが届いた。
こちらこそありがとう。
もともとのゼミ生ユウキの成長いちじるしい朗読を聞けたのもうれしかった。
彼女とはいよいよ吉祥寺のライブハウスのオープンマイクあたりに出撃してみようか、という話になっている。

お昼ご飯ものぞみさんに用意してもらったそうけなどをいただく。
のぞみさん、ワークショップの合間のあわただしいときに、私たちのために時間をさいてくれてありがとう。

午後は伊藤くんとYouTubeで配信するトークを収録。
もう1本、生惠さんとも収録した。
終わってからこれまでの現代朗読のライブパフォーマンス映像をいろいろ見たりして、楽しい時間をすごした。

夕方、鹿児島のオカリナ牧師の久保木さんとオンラインミーティング。
遠隔ではあるが音源のやりとりをして、共演作品を作ろうという計画。
できれば音楽アルバムを作りたいし、YouTubeなどで広く聴いてもらえるとうれしいかな。
計画が動きはじめた。

ダンスフロアに参加していたあきちゃんが、ライアーという楽器を私のためにわざわざ持ってきてくれた。
かなり重いものだが、それを使ったヒーリング演奏を私のためにやってくれたのだ。
大変気持ちよかった。
ありがとう、あきちゃん。

晩ご飯ものぞみさんが作ってくれた。
私が数日前に仕込んでおいた鶏むね肉の塩麹漬けを使って、野菜と炒め合わせたもの。
ほかには野菜とこんにゃくの味噌炒めなど。
おいしかったな。

今日の最後は音読トレーナーのミーティング。
私がいなくなることに備えての音読療法の今後の運営や展開についての具体的な打ち合わせを、先日からはじめている。
今日は東京組のほかに、北海道からなおみ〜ぬ、ベルリンからみっちー、仕事帰りの自転車移動中にまなみちゃんと、さまざまなシチュエーションからの参加だった。
あとでまなみちゃんからいわれて私もそう思ったのだが、さまざまな場所からさまざまなシチュエーションのなかでもこのようにつながって話ができるというのは、本当にありがたいことだなあ、と。
またみなさんそれぞれつごうをつけてこうやって集まってくれることそのものも、ありがたいことだ。

今日は1日、いろいろなことがあったけれど、たくさんの人のやさしさ、あたたかさに触れた日だった。
みなさんに大切にしてもらえて幸せな日々をすごしている。

ピアノ七十二候:大暑/土潤溽暑(YouTube)

日本の二十四節気七十二候にちなんだピアノの即興演奏です。
大暑の次候(35候)「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」をイメージして演奏しています。

映像はこちら

約5日おきに新曲が配信されます。
よろしければチャンネル登録をお願いします。

2019年7月27日土曜日

韓氏意拳「養生功」の稽古を生活に取りいれる

毎週土曜日に昭島K-STUDIOで開催されている駒井雅和中級教練による韓氏意拳講習会に参加してきた。
私が参加したのは養生功クラス。

「健身功」という稽古があるように、武術である韓氏意拳のなかでもより健康法に近い体系と思われている。
実際そのような面もある。
武術で要求される緊迫感や密度より、のびやかさが重視される。
とはいえ、運動が自然であり、自分の運動状態に注目しながらおこなうのは、武術の稽古と変わりない。

養生功といえど、運動状態の密度や注目度を変えることで、武術の稽古にかぎりなく近づけることは自分でもできるし、またときに指導者から要求されることもある(長く稽古している経験者にはとくに)。
養生功と技撃は別の体系になっているが、内容は共通のものが多い。
どちらかを稽古することでもう一方の理解が深まることもあり、相互作用がある。

私は基礎体力を維持するために、ここ1年ばかりランニングをやるようにしていたが、今日おこなった健身功のなかに「喜鵲登枝」という型があり、これは運動状態を密にしてやるとランニングに似た運動であるように思われた。
ランニングをするのもいいが、健身功のいくつかの運動は単純運動にまさるさまざまな効果がありそうなので、これからはもっと積極的に生活のなかに取りいれてみようと思っている。

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毎週土曜日は昭島K-Studioにて駒井雅和中級教練による講習会が開催されています。11:45から養生功、14時から初級ショートクラス、16時から初級レギュラークラスを、それぞれおこなっています。
次回は8月3日の開催、あと7日です。
詳細はこちらからどうぞ。

ぷりぷりエビとブロッコリーのスパゲティ

ブロッコリーはゆでず、エビは火を通しすぎず、それぞれコリコリ、プリプリした食感で楽しむスパゲティを紹介する。

【材料】二人分
・スパゲティ……100グラム
・むきエビ……約60グラム
・ブロッコリー……小さめの束半分
・にんにく……ひとかけ
・塩、コショウ、オリーブ油、鷹の爪

スパゲティは塩(多めのひとつまみ)をいれたお湯で固めにゆであげる。
麵をゆでているあいだに、フライパンにオリーブ油(大さじ1)をいれて火にかけ、にんにくのみじん切りと種を抜いた鷹の爪を弱火で炒める。
にんにくがこんがり香り立ってきたら、火を強め(強めの中火)、火が通りやすい程度の小さめに切りわけたブロッコリーを投入、塩、コショウを振って、炒める。

ブロッコリーにだいたい火が通ったら、むきエビを投入。
色が変わるくらい火を通したら(火を通しすぎないように気をつける)、火をとめる。

麵がゆであがったら、フライパンを強火にかけ、麵と大さじ1杯強のゆで汁を投入し、具と麵とゆで汁をからめるようにフライパンをゆする。
全体が混ぜあわさって、ゆで汁が麵にからまったら、火をとめ、皿に盛る。
最後にイタリアンパセリなど好みのハーブを散らしてもよい。

2019年7月26日金曜日

編物関連でうれしいこと(ふたつ)

しばらく前から「ジェンダーフリー活動としての編物」を、武張った感じの男性たちでパフォーマンスというか遊びとしてやってみたいと思っていて、知り合いの男たちにことあるごとに「編物やらない?」と誘っている。
なかなかやろうという人が出てこなくて、もどかしくも寂しい思いを抱いていた。

ところが、ここに来て急に、編物をはじめた男性が出てきて、びっくりしつつもうれしがっている。

韓氏意拳の稽古仲間のYさんが、私がやっているのを見て、自分も始めたというので、Facebookを見てみたら、すごい勢いでエコアンダリアの糸を使ってバッグをいくつも編んでいるではないか。
Yさんは高橋透先生の治療会で私の編物を見て、それがきっかけになったそうだ。
うれしいなあ。

と思っていたら、今日、急に高橋先生から電話がかかってきた。
なんだと思ったら、いま手芸用品店に来ているという。
帽子を編もうと思っていて、エコアンダリアはその店にはなかったのだが、似たような糸があったのでそれで編みたい、編み針は何号を買えばいいだろうか、という電話だった。
いやいや、これもうれしい話だ。

糸玉の帯のところに、かぎ針なら何号と書いてあるはずだと伝えた。
ほかに目数リングととじ針も買うといいですよとアドバイスした。
高橋先生がどんなものを編むのか、とても楽しみだ。

山形におられるので、なかなか気軽にはお会いできないのだが、近いうちにYさんと高橋先生と私の3人でならんで「武張った男性によるジェンダーフリー活動としての編物パフォーマンス」をどこかでやれると楽しいな、なんて想像している。


国立春野亭もしくはオンライン参加にて共感編み物カフェを開催します。編物をしながら、お茶を飲みながら、ゆるく共感しあうまるで昭和の家の縁側のような安心できる場です。編物以外の手仕事など自由にお持ちいただいてもかまいません。

2019年7月23日火曜日

春野亭日乗 7月22日(月)ぷりぷりスパゲティ、がんの治験を受けることにした

早起きして(5時半)、午前中はルーティンワーク。
昼にぷりぷりエビとブロッコリーのスパゲティを作る。
おいしくできた。

午後は月に一回開催している春野亭での韓氏意拳講習会だったが、がん研有明病院での診察の予定がはいっていたので、会場を駒井先生にお任せして、私は出かける。
中央線で新宿まで、埼京線で国際展示場駅まで。
すいている時間帯だったので、ずっと座れた。編物をする。エコアンダリアのバッグのあたらしいやつ。

がん研有明病院では、今後の治療内容や日程についての説明を、担当医とコーディネーターから聴いた。

「がん部位の摘出手術はできない」
「根治は不可能」
「治療は余命を長くするため」
ということを明確に示されていたので、私のニーズとしては、
「がんを受け入れ、現在の健康で活力のある状態の日々をつづけ、がんと付き合っていくこと」
である。

最初は治療もしないことに決めていたが、このまま治療をしないでいるとどうなるんですか、という質問に各病院の医師はそれぞれが同様の答えだった。
「まもなく食道がふさがって食事ができなくなります」
身体は元気なのに、食事ができないのはちょっと困る。
食道を拡張するか、がんを放射線などで叩くか、なんらかの処置が必要になる。
どうせ処置が必要なら、いま担当医から「つよく勧めます」と提示されている治療法をいちど受けてみるのもいいかな、とかんがえが変わった。

その治療法というのは治験治療で、3種類くらい方法があって、そのどれが適用されるかははじまってみなければわからない。
治験なのでデータを取るために3種類の治療法を患者に均等に割り振るらしいのだ。
従来の標準治療が割り当てられる可能性もある。

いずれにしてもまずは受けてみて、いまの生活のクオリティが下がるような副作用があったり、効果が認められなかったら、ただちに中止する。
それが可能であることは病院側も保証してくれている。

治験のための予備検査はすでに終わっている。
あといくつか検査が残っているが、それは来週受けることになった。
その後、8月の頭に数日間もしくは1週間程度の入院をして、最初の治療がスタートすることになる。

そんなざっくりした予定が決まった。

病院から帰ってきたら、韓氏意拳の講習会は終わっていたが、駒井先生と参加者がまだ話をしていた。
私も加わり、いろいろと楽しい会話をさせてもらった。

そのあと、理子ちゃんが焼きたてのパンを持って来てくれた。
理子ちゃんとまたいろいろ話す。

マインドフルで大切な時間で毎日がぎっしりと埋まっていて、まさに私はいまを生きているのだという実感がある。

個人的イメージを押しつけるのではなく表現者の可能性を引きだすのが演出家

元ゼミ生のヤザワちゃんが、とにかく会いたい、なにかいっしょにやれることがあればやりたい、といって、国立まで来てくれた。
そしてゼミ生に復帰してくれた。
こんなうれしいことはない。

ヤザワちゃんとは、かつて、芥川龍之介や坂口安吾、新美南吉の短編のオーディオブックをたくさん作っている。
お子さんが小さかったり、次男が生まれたり、仕事が忙しくなったりと、ここ何年かはごぶさた気味だったのだが、今回私の状況を知っていそいで来てくれた。
体調を思いやってくれる気持ちもそうだが、なによりまたなにかいっしょにやりたいといってくれるのがうれしい。

ふと思ったのだが、私のことを気にしてくれていながら、なかなか声をかけにくいとか、訪ねていきにくいと思っている人はほかにもいるんじゃないだろうか。
なかには末期がんなどと聞いて、気になるけれど怖くて連絡できない、近づきにくい、なんて感じている人もいるかもしれない。
それはそれで尊重したい。

ただ、現実的にはどんどん時間がなくなっていくことも確かなことなので、いまのうちにやれることがあれば一緒にやれるとうれしいと思うのだ。

いろんなことをやってきたけれども、かぎられた時間のなかで本当にやりたいことはなんだろうとかんがえると、いくつかのことに絞られてくる。
そのなかのひとつが現代朗読であり、朗読演出だ。

演劇にしてもダンスにしても音楽にしても、演出家が(多くの場合)いて、表現をリードしている。

その場合、私がかんがえる演出とは、演出家のイメージを実演者に押しつけるものではなく、実演者の能力や可能性を引きだし、彼らが思ってもいなかったような表現を作りあげる「共同作業」のことだ。
それはときに、演出家ですら想像しなかった表現を作りだすことすらある。
そこが醍醐味だ。

朗読の世界にはそのような演出家がとてもすくない。
私はながらく、作家・即興ピアニストとして朗読者たちと関わりつづけていて(35年以上)、オーディオブック製作も草分けのひとつといっていいアイ文庫を立ちあげた人間として、朗読演出については一定の自負がある。
それを伝えきりたい、朗読者の可能性をいっぱいまで引きだしたい、というニーズがある。
そのような機会を作ってくれる人が来てくれるのはうれしいのだ。

朗読者といっしょにいきいきした生命の表現を作ること、それに使える時間がもうすこしありそうだ。


7月28日:臨時朗読ゼミ(水城ゼミ)
ゼミ生が個人レッスンを受けるタイミングで臨時の現代朗読ゼミを開催します。身体表現あるいは音楽としての朗読を楽しみましょう。7月28(日)10時半から約2時間。

2019年7月22日月曜日

ピアノ七十二候:大暑/桐始結花(YouTube)

日本の二十四節気七十二候にちなんだピアノの即興演奏です。
大暑の初候(34候)「桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)」をイメージして演奏しています。

映像はこちら

5日おきに新曲が配信されます。
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2019年7月21日日曜日

YouTube:窪田涼子による朗読パフォーマンス「あなたの制服」

大阪在住のナレーター・朗読者の窪田涼子と水城ゆうによる朗読と音楽のパフォーマンスです。
収録は国立・春野亭にて。

 「あなたの制服」作:猿川西瓜

  朗読:窪田涼子
  演奏:水城ゆう

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春野亭日乗 7月20日(土)ゼミ、ひさしぶりのさとこ、写真ギャラリーでの長尺朗読会

10時半すぎから朗読ゼミ。
岩崎さとこが道に迷って遅れて到着。春野亭に来るのはこれが初めてとのこと。びっくり。
お花と台湾茶をもらった。ありがとう。

ゼミ生ユウキからはケーキをもらった。さっそくみんなでいただく。
朗読そっちのけで積もる話。さとこは最近、仕事が忙しいらしい。
元気なようすの私を見て、
「末期がんというのは嘘ですよね」
なんてことをいう。よくいわれる(笑)。
「きっと治りますよ」
これもよくいわれる。そうなるといいけどね。

そのあと基礎トレーニングをちょっとと、それぞれの読みを聞かせてもらう。さとこは三島のテキスト、ユウキは和歌、野々宮は今夜の朗読会で読む写真家の日記と評論。
終了後、さとこと近くのイタリアン〈カーサ・デ・カミーノ〉に行ってランチ。

夕方、新宿へ。〈RED Photo Gallery〉での野々宮朗読と読書会に参加する。前後編に分かれてはいたけれど、延べ100分にわたる長尺朗読。その間、ずっと集中力を切らさないばかりか、いきいきと変化に富むスリリングな朗読を展開した野々宮卯妙の力に、あらためてびっくりした。
今回、私は共演参加しなかったが、純粋にオーディエンスとして楽しませてもらった。
ユウキも遅れて参加。

朗読会のあとは飲み会。
写真表現でつながっているみなさんの集まりで、みなさん楽しいかたばかりだった。
また会えるかなあ。

2019年7月19日金曜日

ピアノ七十二候:小暑/鷹乃学習(YouTube)

日本の二十四節気七十二候にちなんだピアノの即興演奏です。
小暑の末候(33候)「鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)」をイメージして演奏しています。

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2019年7月15日月曜日

春野亭日乗 7月14日(日)食道ガンの所見、映画撮影、継続的活動の整理

癌研有明病院の専門医からガンの正確な所見をもらったのが7月12日。
そこからカウントして3日め。
自分のガンの状態を人に説明していたら「適当すぎる」と怒られたので、正確を期すために専門医からもらった所見をそのまま書き写しておくことにする。

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食道ガン リンパ節転移(腹部大動脈周囲) 第4期
離れたリンパ節に転移があり 根治手術ができない状態で見つかっています
治療は化学療法になります

がんを抑えてできるだけの長生きを目指すことが治療の目的です
治療ありで余命は平均1年(私の場合1年は厳しい←これは口頭で)
手術や放射線が有用と判断できる場合はそれを行うこともあります
がんによる部分的な症状(例 食物のつかえ感)が強い場合はその場所に放射線を用いることも今後考えられます

専門病院として最善を尽くした治療を考えます
治験治療やゲノム検査も適応があれば選択肢として提案します

非常によく効く方もいますがそうでない可能性もあるため、元気な時間は大切に過ごしてください
副作用もある延命的治療であるため抗がん剤治療をしないことを積極的に本人が希望する場合は尊重されます(現状それは推奨しません)
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現在、名古屋天白で伊藤くんが進めてくれている現代朗読のワークショップとパフォーマンスの撮影について、撮影終了を年内の早めに繰りあげるために、撮影方法と時期について相談する必要が出てきた。
この際、スタジオ撮影に切りかえることも含め、できるだけ多くの人に関わってもらいたいと思っている。

ほかにも音読療法やみつばち部、韓氏意拳など、継続的活動についてみなさんに協力してもらう必要がある。

その一方で、いまのうちに私といっしょになにかやりたい、学びたい、受け取りたいという人も出てきていて、積極的に個人レッスンのスケジュールを利用してくれたりして、大変うれしい。
かつてのゼミ生からもゼミ生復活したいという連絡をもらったりしている。

一日、そんな連絡やら、メッセージ作成やら、スケジュール整理やら。
相変わらず梅雨空で、じめじめと肌寒い。

2019年7月14日日曜日

春野亭日乗 7月13日(土)移動、名古屋天白でのワークショップ、北陸帰省

3連休の初日ということで、交通渋滞を警戒して早めに国立を出発、圏央道、東名高速を経由して名古屋に向かう。
八王子の料金所前後で渋滞があったが、とろとろと進み、あまり時間がかからずに抜けられた。

2時間近く余裕があったので、途中でゆっくり休憩し、仮眠したり早めの昼食をとったり。
名古屋天白〈アロマファン〉には12時半すぎに到着。
午後1時から現代朗読ワークショップを開催。

その前にしーちゃんにエコアンダリアのツートンのバッグを渡す。
また生惠さんに帽子を渡す。
ともに喜んでもらえてうれしい。

いつもは車で同乗してくる東京組ゼミ生のユウキは、今回は新幹線で到着。
各務原で水城ゼミを開いてくれている白狼澪も、今回各務原から参加してくれた。
遅れて四日市から恵理子さん、また瞑想の合宿に参加していたゴローさんときょうこさんも飛びこみ参加してくれた。
今回も伊藤くんの映画撮影がはいった。

天白のワークショップ全体を通して映画撮影がされていて、最終的にはライブもしくは公演でのパフォーマンスを舞台撮影して映画に編集する予定だったが、私のガンの進行の予測から、そのスケジュールだと間に合わないかもしれないという心配が出てきた。
そこで、最終的に舞台撮影ではなく、スタジオでの撮影という手もあるなと思い、年内にスケジュールを繰りあげられないかと思う。
伊藤くんやみなさんと相談しながら、詰めていきたい。

今回参加してくれた人から感想をいただいたので、一部を抜粋して紹介。

——————
書かれてる言葉 文章にではなく、
それを読んでる自分の内側にフォーカスむける。。

私は、内観や 自分を掘り下げるのが苦手 不得手で、
やれるかなぁ みなさんの邪魔というか 足手まといにならないかなと思って、
現代朗読だけになってから 足が遠くなっていましたが、
思い切って参加させていただいて 良かったです!
——————

——————
心底(身底?)楽しかったです。
また次回、ご一緒できる瞬間を楽しみにしています(^-^)
——————

次回は8月18日(日)を予定しているが、やや流動的な面があるので、ご参加いただく方はご注意を。

ワークショップ終了後は名神、北陸道経由で福井の実家に帰宅。
午後10時すぎ、そうそうに床についたが、いろいろなことが脳内をかけめぐり、なかなか眠りがやってこなかった(もちろん朝方はぐっすり眠った)。

2019年7月12日金曜日

春野亭日乗 7月11日(木)医療費限度額申請、最後の診察、個人レッスン、共感文章講座

午前中、国立市役所に行って、高額医療費限度額申請と住民票の取得。
8月1日から高額医療費の区分が変わって、より負担の大きい制度になるらしい。いまの政治がつづくともっともっと多くの人が困る社会に。私は先にいくからいいけど、残る人たちのためになにができるだろう。

午後は多摩総合医療センターへ。外科の担当医とたぶん最後の診察。
癌研での所見と示された提案を知らせ、同意をいただく。今後もなにかあれば協力してもらえることに。人の話をよく聞いてくれるいい医者だ。
病院内のドトールで軽食とコーヒー。

夕方、現代朗読の個人レッスン。先日、体験に来られた方で、前回伝えた現代朗読の考え方と基礎トレーニングのことを確認に来たとのこと。
ここ数年、べつの朗読教室にかよっているが、やればやるほど苦しくなって楽しくなくなってきた、でも朗読は大好き、という方。そういう方に現代朗読がよろこんで受け入れてもらえるのはうれしいことだ。

20時から共感文章講座の後半。22時すぎまで。
毎回、違う内容になってしまうが、参加者が変われば内容も変わるのは当然か。
次回は8月1日と8日の前後編で開催予定。病院のスケジュールで変更もありうるが。

ピアノ七十二候:小暑/蓮始開(YouTube)

日本の二十四節気七十二候にちなんだピアノの即興演奏です。
小暑の次候(32候)「蓮始開(はすはじめてひらく)」をイメージして演奏しています。

映像はこちら

5日おきに新曲が配信されます。
よろしければチャンネル登録をお願いします。

2019年7月9日火曜日

MacBookProがぶっとんだ(お手上げ)

今朝、普通にMacBookProを立ちあげ、ルーティンワークをこなしていた。
たしか、らじるらじるでNHKラジオの朝のニュースも流しっぱなしにしていた。

なにかの用事でコンピューターの前を離れ、しばらくして戻ってくると、画面が真っ黒になっている。
おかしいな、スリープしたのかな、と思ってキーボードを触ってみたが、なんの反応もない。
どのキーを押しても画面は真っ黒なままだ。
そのくせ、ラジオの音声は流れている。
つまり、コンピューター自体は生きているらしい。

1年に2度くらい、まれにこういうことが起こらないことはないので、そういうときの手順として電源ボタンを長押しして強制終了させた。
さて、そこからが問題だった。

電源が落ちてから再起動させようと電源キーを押すのだが、反応がない。
いや、反応はあるのだ、たしかに電源ははいっているらしくて、キーボードのライトと画面もなにやらうっすらと光っている(真っ暗だけど)。

そこからはなにをどうやっても反応しない。
変化なし。
電源を何度も落としたり入れたりして、リカバリーモードやセーフモードなど、いろいろな方法で起動を試みるが、どれも失敗。
ネットで調べられる方法は全部試したが、だめ。
これはもうアップルストアに行って見てもらうか、おそらく修理に出すしかないだろうと、とうとうあきらめた。

ちょうどこの日は東京をはるばる横断して有明まで病院に行く用事があったので、ついでに修理に出そうとコンピューターをかついで出かけることにした。

病院について、ふと思いたってコンピューターを開いてみたら、なんと、立ちあがるではないか。
画面も表示されている。

が、よく見ると、セーフモードらしい。
そのまま再起動すると、通常モードで立ちあがった。
よかった!

と思ったのもつかのま、診察と検査を受けているあいだに、ふたたび立ちあがらなくなってしまった。
しかし、なにかの拍子に立ちあがることは間違いない。
ハードの故障ではなく、ソフト上のトラブルである可能性はある。
なので、そのまま持ちかえって、もし起動したらすばやくバックアップを取ってから、内部ディスクをフォーマットしなおしてクリーンインストールを試みてみようと決意した。

家に帰って、さて起動しようとすると、やはり立ちあがらない。
ここまでか、と思いきや、しばらく放っておいてからまたスイッチを入れてみると、起動した!
動いているあいだに外付けのハードディスクにつなぎ、タイムマシンでバックアップ。
そのまま内蔵ストレージのフォーマットとOSの再インストール。

現時点で動いている。
まだわからない。
明日の朝はまた立ちあがらなくなっているかもしれない。

いずれにしても、これがなければ仕事もなにもできないという大事な道具なのに、まったく代替手段を持っていないというのは恐ろしいことだ。
以前からずっと思っていたことなのだが、バックアップ機材を調達しておくことにした。

(数時間後の経過)
やっぱりダメでした。
起動したりしなかった。
要修理はまちがいなし。

(翌日の経過)
要修理はまちがいないんだけど、いったんうまく立ちあがったあとに電源を落とさずにずっと使いつづけると、使えることが判明。
最初期のMacみたい。
いまのところ、リスタートしてもうまく動いてくれている。

2019年7月8日月曜日

春野亭日乗 7月7日(日)ゼミ、新ゼミ生、音読日めくり、ピアノの練習

午前中はゼミ。
ゼミ生と体験参加がひとりと、新ゼミ生候補がひとり、そして野々宮卯妙が参加。
体験参加の人が来ると、現代朗読のコアとなっている理念について再確認できるので(自分が)ありがたい。
そして今回の体験参加者はコア理念にとても共感してくれたようで、つづけて参加したいといってくれた。

ことばを使う仕事を長年されてきていて、さらにここ2年くらい朗読教室に通っておられたらしいが、ネットで方向性の異なった現代朗読のことを知り、来てみようと思ったとのこと。
参加するにあたって「だいじょうぶだろうか」ととてもドキドキされたらしいが、すぐに打ち解けて、そして核心になるトレーニングをおもしろがってくれた。
こころと身体がとても柔軟なかただとお見受けした。
仲間になってくれるのがうれしい。

午後はこのところずっと製作・編集をこつこつとつづけていた書籍『音読日めくり』のデータを仕上げ、何度か確認してから、アマゾンの Kindle Direct Publishing に配信申請をおこなった。
なぜか目次のリンクがうまくいかず、そのまま申請してしまったのだが、原因については引きつづき調査しよう。
改訂データの差し替えが配信スタート後もすぐにできるのが、電子出版のいいところだ。

と思っていたら、夜にはもう申請が認可されて配信がスタートしていたので驚いた。
電子書籍(Kindle)『音読日めくり365日』はこちらから読めます。

気をよくして、やや遅い時間までピアノの練習。
ひさしぶりにジャズのスタンダードナンバーをさらってみた。
こういうのもオリジナルなアプローチを見つけたら、演奏配信してみたいな。

新刊『音読日めくり365日』(Kindle)

新刊『音読日めくり365日』が、アマゾンの電子書籍・Kindleで配信スタートしました。

2012年から2013年にかけての丸一年間、ブログに毎日連載した「音読日めくり」を原本にして、加筆修正したものです。
それを今年になってからこつこつ、えんえんと製本・編集作業をつづけ、ようやくリリースにいたったものです。

ダウンロード価格800円です。
やや高めの設定ですが、新書版にして800ページ、ePub版だと1000ページを超える内容となっています。
Kindle unlimited(読み放題)にも登録しています。
こちらからどうぞ(画像をクリックしてもジャンプします)。

2019年7月7日日曜日

ピアノ七十二候:小暑/温風至(YouTube)

日本の二十四節気七十二候にちなんだピアノの即興演奏です。
小暑の初候(31候)「温風至(あつかぜいたる)」をイメージして演奏しています。

映像はこちら

5日おきに新曲が配信されます。
よろしければチャンネル登録をお願いします。

2019年7月6日土曜日

春野亭日乗 7月5日(金)真花ちゃんからインタビューを受ける、編物バッグ完成

午後にマイカの井上真花が来た。
夫のけんたくんも一緒に来てくれて、ともに会うのはひさしぶり。
エコアンダリアのキャップをほしいといっていたので、ちょうど完成していたのをかぶってもらったらぴったりだったので、差し上げる。
よくお似合いでよかった。

真花ちゃんはいま「1000人プロジェクト」というのをやっていて、20年かけて1000人の人に会ってインタビュー記事を書くという力業に取りくんでいる。
そのひとりとしてインタビューしたいといわれたので、今日来てもらったのだが、インタビューとはべつにいろいろと積もる話があって、楽しかった。

せっかくインタビューするならと、動画撮影もすることにして、トーク映像もそっくりそのままYouTubeで配信することにした。
映像はこちら

夕方にはNVC講座とミーティングが終わった野々宮卯妙にもインタビューすることになって、こちらは動画撮影なし。
いろいろと古い話も出た。

振り返れば、真花ちゃんとはほぼ30年来、私がニフティサーブの本と雑誌フォーラム(FBOOK)でシスオペをやっていたときからの付き合いだ。
彼女がいま編集プロダクションをやり、ライターの仕事をしているのも、FBOOKがあればこそだという話も出た。、

共通の友人の話なども出て、楽しいひとときだった。
遠来はるばるふたりで来てくれてありがとう。

一昨日から3日がかりで編んでいたエコアンダリアのツートンカラーのバッグが、ようやく完成した。
編み図どおりに編んだら糸が足りなくなったので、深さと持ち手の幅を節約することになったが、まずまずいい感じにできた。
それにしても、バッグは時間がかかる。

2019年7月5日金曜日

春野亭日乗 7月4日(木)半夏生、サウナ、ライアー、帽子、共感文章講座

半夏生の鯖を福井から送ってもらったので、丸一本をほぐして、生姜と醤油で食べる。
脂が乗っておいしい。

身体を温めるのが必須というので、とりあえずジムでサウナにはいってみることに。
これまでほとんど使ったことなかったが、ドライサウナでかなり熱く、すぐに汗が吹き出す。
せいぜい7、8分が限界。
ほかにも澪ちゃんが光線治療器を送ってくれたり、またオパール毛糸で腹巻きを編んでみようかなと思ったり、いろいろ手段はそろってる。

午後、春野亭の上の階では賢アレクサンダーテクニーク&MariNVCのコラボワークショップを開催。
私は下の部屋で編物したりピアノの練習したり。

ワークショップが終わってから、あきちゃんにライアーで癒やしてもらう。
気持ちよかった。
そのおかげかどうか、翌日はびっくりするほど大量のうんちが出た。

ひろこさんに頼まれていたエコアンダリアの帽子を渡す。
とてもよくお似合いでよかった。

なおこさんも参加していたらしいが、会えなくて残念。
声をかけてくれればよかったのに〜。

賢くん、あきちゃん、Mariと駅前のサイゼリアに行く。
私は19時半すぎにもどり、20時から共感文章講座をオンラインで。
今回はあたらしいワークを紹介し、前回とはまったく違うアプローチで自分につながる作文にトライしてもらった。
後半は来週木曜日。

2019年7月2日火曜日

ピアノ七十二候:夏至/半夏生(YouTube)

日本の二十四節気七十二候にちなんだピアノの即興演奏です。
夏至の末候(30候)「半夏生(はんげしょうず)」をイメージして演奏しています。

映像はこちら

5日おきに新曲が配信されます。
よろしければチャンネル登録をお願いします。

2019年7月1日月曜日

春野亭日乗 6月30日(日)ゼミ、編物、VOCES8、水色文庫

昨日から今日にかけて、春野亭の上の階では、Mari&のぞみ主催のNVCダンスフロアのワークショップを開催中。朗読ゼミは下の部屋を使う。
ひさしぶりにまりりんが「受け取り」に来てくれた。うれしいなあ。

いつものように基本エチュードをやったあとに、表現や生き方についてのディープな話ができて楽しかった。
表面的なつながりの社会生活のなかで、家族や友人とも話せないような深い話を、安心してできる仲間がいるというのは、なんて心ゆたかなことなんだろうと思う。
付き合ってくれてありがとう。

午後も下の部屋で書きものをしたり、編物をしたり、ドキュメンタリー番組を見たり、VOCES8というイギリスのアカペラグループのアルバムを聴いたり。

そういえば、このところ、またつづけざまに「水色文庫」作品を朗読に使いたいというメールが届いている。
そのなかのおひとり、橋谷能理子さんは、まさに今日、下北沢で朗読ライブをされていて、私の「階段」を読んでくれているらしい。
行かれた人がいたら、どんなようすだったか教えてくれるとありがたい。

私の作品がたくさんの人に朗読され、また聴かれているのは、本当にうれしいことだ。
新作も書きたくなってきた。


ゼミ生が個人レッスンを受けるタイミングで臨時の現代朗読ゼミを開催します。身体表現あるいは音楽としての朗読を楽しみましょう。7月7(日)/20(土)/28(日)、いずれも10時半から約2時間。

YouTube:野々宮卯妙の朗読「夢十夜・第七夜」@国立キノ・キュッヘ

2019年6月28日。
現代朗読の朗読羽フォーマー・野々宮卯妙が国立〈キノ・キュッヘ〉のオープンマイクイベントに参加したときの朗読パフォーマンス映像です。

 夏目漱石作「夢十夜・第七夜」

 朗読 野々宮卯妙
 音楽 水城ゆう

映像はこちら
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【じじ編み】どこでも編物(喫茶店、病院、カフェ、居酒屋)

国立のカフェ、レストラン、総合病院の待合室、エントランス、居酒屋などで、ただ編物しているだけの映像です。

街のなかのどんなところでも男性が編物をする、ただそれだけのパフォーマンス(運動)に賛同し、一緒に行動してくれる人を募集中です。
複数人数だとさらにおもしろいパフォーマンスを展開できます。
ある場所で男たちが突然編物をはじめるフラッシュモブみたいなパフォーマンスもおもしろいですね、きっと。

(動画再生は画像をクリック)