Twitter の創業者のひとりであるジャック・ドーセイが、iPhoneなどの携帯端末を使って少額のカード決済ができるようになるサービスを始めた。
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60ドルまでの決済というから、日本円ではまあだいたい5,000円くらいまでと思っておけばいいだろう。とても期待できる。
なにがいいといって、私のような個人営業者にとっては、少額カード決済が自分でできるなんて夢のようなことだからだ。
たとえば、私の場合だと、自分が書いた本や作ったCD、あるいはライブや公演のチケットをいつも持ち歩いて、興味を示してくれた人に、
「カードでも買えるよ」
といって、その場で決済して売ることができる。そういったものの値段が5,000円を超えるようなことは、まずない。
iPhoneのヘッドホンジャックに差し込む小さなガジェットのようなカードリーダーを使うようだ。ヘッドホンジャックを通すということは、現在も小さな商店(たとえばブティックや飲み屋や美容院など)に置かれている電話回線を利用した決済端末とおなじ仕組みのはずだ。つまり、読みとった磁気データを音声信号に変換して、カード会社のデータセンターと通信するわけだ。
売るほうも楽だが、もちろん買うほうも楽だ。現金を持ちあわせていなくても、あるいは現金を使いたくなくても、目の前でカード決済ができ、ポイントもたまる。
ライブや公演の会場で、本やCDやノベルティグッズを売ることが多い。そういうときの決済もこれが使えるのではないか。
ネットではPayPalのような個人でも使えるカード決済の仕組みが提供されているが、なにしろ手数料を取られるのがばからしい。
Squareというサービスらしいが、広まるとおもしろいだろう。