2014年5月8日木曜日

中野韓氏意拳会員講習会に行ってきた

昨日の夜は、一昨日の羽根木講習会につづいて、中野の新井区民活動センターでの韓氏意拳の教練講習会に行ってきた。
昨夜は会員向けの稽古だったので、羽根木での体験講習会とはまたちがう、濃い内容だった。

韓競辰先生の来日講習合宿が琵琶湖であり、そこで連日の指導者講習や一般講習に参加してこられたばかりの内田先生は、昨夜は運動や技撃の基となる「状態」に進入することについて、非常に厳密に指導された。
「状態」に進入することでもたらされる内面の活発さ、個人的な活発さがあるか、それが継続し循環しているか、動いたあともまだ動けるか、といったことを精査しながらの稽古で、非常に集中力を要するものだった。
「站椿」という、動きのすくない型のなかでの稽古だったが、3時間近くをとおして「挙式」と「抱式」のふたつだけを集中してやるという、密度の濃さだった。

自分の身体を観察し、感受し、深く状態にはいっていくのだが、現代人の普段の生活のなかではまずおこなわれない密度の濃い体認は非常に難しく、そして疲れるが、同時にワクワクした楽しさがつづくマインドフルな3時間であった。

休憩のときにふと思いついて、故障している右膝の曲がり具合を試してみた。
急角度に曲げることは難しくて、もちろん正座などはまったくできない状態だったのだが、昨夜はあれっと思うほど深く曲がるようになっていて、ちょっと驚いた。
もちろん正座はまだできないが、この分だといずれ正座もできるようになるかもしれない、と思えるほどだった。
韓氏意拳か、音読療法か、アレクサンダー・テクニークか、それともすこしだけ試してみた頭蓋仙骨治療か、なにがきいているのだろう。