2013年6月17日月曜日

徳島ツアー2日め(徳島満喫)

徳島ツアーから無事に帰還、20時半ごろ下北沢の自宅に帰った。
一泊二日の徳島ツアーだったが、もっと何日もいたかのような時間感覚があるみっちり詰まった時間だった。

二日目の今日は宿泊先のホテルを午前9時に出発。
たるとさんが平日にもかかわらず丸一日を我々のために割いて徳島を堪能させてくれた。
本当に感謝しても感謝しきれない、ありがとう。

ホテルを出てまず向かったのは、徳島市内のシンボルともいえる眉山。
前回は登れなかったので、今回は山頂まで行ってみた。
といっても車だけど。
市内にかなり大きくそびえたっている感がある眉山は、いったい標高何メートルあるのだろうという話になり、それぞれが推測してみる。
500メートルとか1000メートルとか、それぞれ出たが、さすがに1000メートルはないだろうということで、みぞれちゃんにiPhoneで調べてもらったら、なんと300メートルないのだった。
つまり東京タワーより低い。
そのことにたるとさんはちょっとショックを受けている。
気持ちはわかる。

ともあれ、てっぺんまで登ったらちょっと涼しくて、見晴らしは最高。
今日は梅雨のまっただ中にも関わらず、そこそこ晴れて、やや霞がかかっているが視界良好。
こうやって上から見ると、徳島は本当に川の多い街だということがわかる。

眉山を降りて、ひょうたん島クルーズへ。
徳島はその名のとおり、島が集まってできたような街で、川や水路が縦横にめぐっている。
その中心部にひょうたん島と呼ばれる一画があり、それをぐるりとめぐる遊覧コースがあるのだ。
河川の水をきれいにする目的でNPOがボランティアで運営しているクルーズで、料金は無料。
ただし、保険の200円が必要。

ちいさな舟で水路をぐるっとめぐるクルーズだが、パイロットの方の感じもよく、またゆったりした舟のスピードも心地よかった。
頭上ぎりぎりのたくさんの橋を、首をすくめながらくぐっていったのも楽しかった。
徳島市の橋は大江戸よりも数が多いらしい。

お昼時になったので、野々宮の「安全な魚をいろいろい食べたい」という無茶ぶりを受けて、たるとさんが苦労して選んでくれたのは、鳴門市の海辺にある〈びんび屋〉という魚定食の店。
「びんび」というのは阿波弁の子ども言葉で魚のことらしい。
大きな店で、しかも満席。
ひっきりなしに客が入れ替わって、店の入口には行列ができる人気の店だ。
私はそこで焼き魚定食(ハマチのカマ焼き)をいただいた。
味噌汁がまたおいしくて、魚のダシと新鮮なワカメがよくマッチしていた。

つづいて、鳴門海峡へ。
私は去年行ったのだが、みぞれちゃんは初めて。
そして私もまた行きたいと思っていたので、鳴門大橋に連れていってもらう。
去年行かなかった「うずの道」という、鳴門大橋の車道の下にある、渦潮を真上から見物できる施設にはいる。
ひゃひゃ、いろいろとスリリング。
自分の身体性や、視覚依存性や、マインドフルネスについて、ショック療法的に思い知らされた。

私とは1時間早い便に乗るKATを徳島空港に送っていく(たるとさんが運転して)。
時間が少しあまったので、月見ヶ岡海浜公園に行って、浜辺で遊ぶ。
KATは時間が来たので、たるとさんに空港まで送ってもらう。
私と野々宮とみぞれちゃんは浜でのんびり。
波打ち際に足をつけたり、貝殻を拾ったり、トンビを眺めたり。
これもまた気持ちのいい時間。
私にはきっと、日常的に海でのんびりする時間が必要なんだ、ということを実感する。

またたるとさんに空港まで送ってもらって、18時発のANA便で羽田に飛ぶ。
別れ際にたるとさんが寂しそうで、私も寂しくて、ちょっと切なかった。
またみなさんに会えるといいなあ。
徳島、大好き。