2011年7月22日金曜日

北陸⇒名古屋「エレンディラ」リハーサル

台風の裾先をすり抜けて北陸へ飛び、2日滞在。その後台風は進路を南へ大きくそらしていった。
急に涼しくなったなかを、昨日、名古屋へ移動。千種のIMYホールでおこなわれる公演「レクイエム・幻のエレンディラ」のリハーサルのために会場入り。
すでにスタッフ、出演者ともに会場入りしていて、ピアノの調律も終わっていた。
ここのピアノはすでに一度お相手ずみ。2008年にカルメン・マキさんと詩と音楽のコンサートをここでやっている。あのときは記録的な豪雨に見舞われて、コンサートのあと帰れなくなった人がおおぜいいた。私たちはなにも知らずに打ち上げ会場でのんきに飲んでいたのだが。
ここのピアノはとても美人だ。キータッチは特別軽快というわけではないのだが、高音は抜けがよく繊細で、低音は重厚で迫力がある。黒鍵は艶消しでざらつきのあるタイプ。メーカーはヤマハ。
昨日のリハーサルでは様子を見ながらさぐっていたのだが、今日の本番では思い切り楽しませてもらおう。

会場はホールとはいうものの、多目的ホールなので、演劇的に使おうとすると照明機材や装置の吊りこみ、作りこみが必要だ。午前中からずっとやっていたらしい。
ステージの準備があらかた終わったのが、午後5時。そこからようやくリハーサルが始まった。
ガルシア=マルケスの「幻のエレンディラ」を朗読劇にしたものだが、朗読というより演劇的要素のほうが強い。役者は全員クセックACTから。演出もかつてクセックで演出と制作をやっていた深澤さん。
あと、声だけの出演として伊藤さやかが録音で出演。これは深澤さんが作詞、私が作曲した曲を、伊藤さやかがアカペラで歌ったもので、それを流しながら、私がピアノでからむという趣向だ。これはこれでおもしろい効果が出そうだ。

ウェルバ・アクトゥスのファンキーとデザイナーの伊藤さんが来てくれた。明日の本番には来れないということで、わざわざ見に来てくれたのだ。
午後9時前にリハーサルを終え、近所の洋風居酒屋でビール。早起きだったので、やたらと眠い。
11時にお開きとなったあと、出演の柴田くんの車でホテルまで送ってもらう。