2018年3月21日水曜日

少人数の講習会は自分の穴を見つけやすい

毎月一回、駒井雅和中級教練をお招きして開催している国立・春野亭での韓氏意拳初級講習会(体験可)だが、今回は常連のかたがたが身内の不幸やらインフルエンザやらで参加できず、世話人の私ともうひとりの常連のかたという、贅沢な講習会となった。

韓氏意拳はときにわかりにくいとか、とっつきにくいと感じるかたがおられるようで、その強力な稽古体系のわりには会員数はすくない(と私は思う)。
しかし、しばらくつづけているとそのおもしろさはわかってくるし、自分でも心がけて稽古をしていくことがさらにおもしろさを増大させていく。

基本的にひとり稽古をした上で、教練が指導してくれる講習会に出るのがいいと思う。
教練の先生がたもさまざまな個性のかたがおられて、そこも韓氏意拳のおもしろいところだ。

春野亭に来ていただいている駒井雅和先生(中級教練)は指導歴もふるく、またご自身で韓氏意拳をわかりやすく、おもしろく(!)伝えるための工夫を日々されているので、毎回どのような指導があるのか楽しみな先生のひとりだ。

今回は参加者にあわせて、これまでの講習会で手薄になっていると感じている稽古を集中的におこなっていただいた。
とくに基礎歩法を丁寧に指導してもらった。

私も赶歩(箭歩)における形体訓練との関係や、重心転換との関係について、大きな気づきをもらった。
自分ができていないこと(穴)にもおおいに気づいて、ちょっと落ちこむけれど、稽古のしどころが明確になった。
また、歩法から基本拳法の劈拳との関連にも進んだ。

劈拳はむずかしかったが、すべての稽古体系がたがいに関連を持っているとわかってはいてもなかなか体感できなかったことが、実際に腑に落ちる体験ができた。

駒井先生の国立クラスは、3月27日(火)と4月16日(月)に養生功講習会を、4月9日(月)に初級講習会を、ともに午後に予定している。
また昭島市のご自宅のK-STUDIOでも講習会を開催されているので、韓氏意拳学会の公式ウェブサイトをご参照いただきたい。