2018年2月25日日曜日

初開催のおとなの音読カフェ@池尻大橋〈アカシデカフェ〉

池尻大橋(駒場)の〈アカシデカフェ〉での「おとなの音読カフェ」を初めて開催しました。

2018年1月いっぱいで閉店し、瀬戸内の大三島に移転した三軒茶屋の〈オハナ〉で、5年ほど隔月で共感的コミュニケーション(ミニライブ付き)を開催していましたが、それを惜しんでうちでなにかやりたいと申し出てくれたのが、〈アカシデカフェ〉の有紀さんでした。
NVC仲間を通じて紹介してもらい、打ち合わせに行き、この「おとなの音読カフェ」の開催が決まったのです。

〈アカシデカフェ〉は都立駒場高校のグラウンドの脇にある、「ここにあるよ」ということを知らなければ通りすぎてしまうような、ちょっとした隠れ家的カフェです。
2017年6月にオープンしたばかりということです。
こじんまりした店のなか、白基調の清潔で、それでいて居心地のいい空間で、いつまでもいたくなるような雰囲気です。
メニューもオーガニックなものをそろえています。

最初は朗読のイベントを検討していたんですが、有紀さんが音読療法に関心を持ってくれて、また彼女もNPO法人を組織していることがあったりして、より社会貢献の色合いが強い音読療法のワークをやることになったのです。
とはいえカフェですから、まずは気楽な音読カフェをやってみましょうということになり、初開催となったわけです。

参加者は有紀さんもいれて2名だけでしたが、その分じっくりと話を聞き合い、マインドフルに自分(の身体)を観察し、お互いに響きあう練習ができました。

音読療法では呼吸法や音読エチュードを使って、イメージではなく実際に起こっていることを緻密に観察する練習をします。
最初はなかなかうまくいかなくても、どこに注目すればいいのかそのベクトルがわかってくると、しだいにいまこの瞬間のリアルな自分が見えてくるようになります。

途中で有紀さんがおもしろいことに気づきました。
自分自身に集中していくと、あるレベルからにわかにほかの人やまわりの情報が自分のなかに流れこんできて、それに気づきはじめる、というのです。
まさに「フロー」という状態で、そのクオリティをどんどんあげていくことが目的のひとつです。
表現の世界では、フローがさらに密度が高まって「ゾーン」と呼ばれる状態になります。
自分自身の能力が最大限に解放される状態です。

皆がそこをめざす必要はありませんが、音読療法のさらに先にはそのような地平も見えている、ということです。
興味がある方は参加してみてください。

3月22日:おとなの音読カフェ@池尻大橋アカシデカフェ
駒場の住宅街の一角の、隠れ家のようなステキ空間「アカシデカフェ」にて、月1回の音読カフェを開催します。声をだす楽しさ、よろこびを味わいつつ、コアマッスルを鍛え、免疫力をあげていくレッスンです。毎月第4木曜日の19〜21時。