2010年2月24日水曜日

いま読んでいる本:永遠の故郷——夜

 著者は1913年生まれというから、いま何歳だ?
『すばる』に連載していたものをまとめたもののようだ。
 引用。
「もともと、この連載は肩に力を入れないでぶらぶら歩きをしているうちに、目に映り、記憶の底から浮び上がってきた歌があったら、それを拾い上げてもう一度噛みしめ、味わってみたいと考えてやり出したのだった」
 音楽と詩情に満ちたエッセイ。いい人生を送っているなあ。

『永遠の故郷——夜』吉田秀和/集英社