ホテルの近所にレストランはたくさんあって、イタリアンもインド料理もトルコ料理もいろいろ選べる。
もちろんドイツ料理も。
Sくんが下見して、繁盛していたという店に行ってみた。
早めの時間に行ったので最初はあまり混んでいなかったが、しばらくすると満席になってしまった。
早めの時間、私たちの隣の席には、中国人の若い男がひとりで食べていた。
たぶん旅行中。
ほかにはアジア系はだれもいない。
アジア系だけでなく、黒人もイスラム系も、いない。
見渡すかぎり、店員を含めて全員がドイツ人(に見える)。
こういう店も人種の壁のようなものがあって、人種ごとに行く店がちがうんだろうなと思った。
ベルリンの壁が崩壊しても、人種の壁はそうそう簡単になくならない。
それどころか、ますます強固になりつつあるのがいまのような気がする。
ビールはあいかわらず、あたりはずれなくおいしかった。
料理はソーセージとじゃがいも。
前菜もじゃがいもとドイツパン、ピクルスと申し訳程度にトマトとチコリ。
毎日、肉、肉、肉、じゃがいも、じゃがいも、また肉、みたいな感じで食べてたら、そりゃ太るわな。
客も店員もほぼ全員、重量級だった。