2017年2月17日金曜日

YouTube:福井県立病院ボランティアコンサート2017.2より「スカボロー・フェア」

2017年2月13日。
3か月に1回程度のペースで水城ゆうがおこなっている福井県立病院エントランスホールでのソロピアノコンサートの模様から、「スカボロー・フェア」をお送りします。

映像はこちら。

書くことの苦しさから楽しさへの離脱

ふるさと文学館主催の文学カフェの講師を、福井県立図書館でおこなってきました。
大雪警報が出るほどの悪天候のなか、キャンセルがあったりたどりつけなかった方もいらしたようですが、それでも30人くらいの方がわざわざいらしてくれました。
私が実家でおこなっている音読カフェの仲間のひとりも駆けつけてくれたり、県立病院の医師で同級生のたつみくんが休日にもかかわらずわざわざ来てくれたりして、うれしかったです。

ふるさと文学館の方たちとは半年くらい前からこの企画をふくめたやりとりをしていました。
メールのやりとりだけの方たちと実際にお会いしてお話ができたのもうれしかったことのひとつです。

文学カフェではまず私の現在にいたるまでの経緯や、いまやっていることの紹介をしたあと、質問を受けて身近に対話をさせていただきました。
自分でも創作をしている方や、文学館でやっている講座に出ている方もいらして、かなり具体的な質問もあれば、文章で自分を表現し伝えるということについての哲学的な考察もあったりしました。

印象的だったのは、なにか書いてもそれが意図したように伝わらない、ねらいどおりに伝わらない、といったことや、批判・批評を受けて苦しくなる、さらに書きつづけるのが怖くなる、というような話が何人かから出てきたことでした。
これについては、自己共感で自分自身の表現の活力をうしなわずつながりつづけることの必要性と、うまく受け取ってもらえないことや批判をしてくる人のニーズを推測し共感してみることの有効性について(いつもの話ではありますが)伝えさせていただきました。

また、パソコンだのネットだのと、世の中の進展の速度がめまぐるしくてついていけず、とても書きたいのにそういうものを使いこなす自信がなくて絶望感を持ってしまっている、という年配の方がいらっしゃいました。
しかし、その方のなかには「書きたい、表現したい」という命の輝きがあって、それはまちがいなく消えるものではないのです。
それを表現するのにどんな手段があるか、ということに目が向いてしまって、そこで脱力してしまっていることがわかります。
そのことを指摘し、自分につながるお手伝いをしたら、その方ははればれと元気なお顔になりました。

帰り道で思ったのは、あらためて自分を表現したいと思っていながらいろいろなことで苦しんだりためらったり、絶望感を持っている人がたくさんいるけれど、ほんのちょっとしたことで自分のいきいきさや活力を取りもどし、ふたたび表現の世界に生きていくことができるという、そのことのお手伝いをもっともっとできるといいなあ、ということでした。

◎自分とつながるテキストライティングWS(3.11)
いまの時代こそ表現の根本である「ことば」が重要であり、私たちは自分自身を語ることばを獲得する必要があります。それを模索するワークショップを3月11日(土)に国立で6時間にわたって、じっくりとおこないます。

2017年2月16日木曜日

YouTube:福井県立病院ボランティアコンサート2017.2より「仰げば尊し」

2017年2月13日。
3か月に1回程度のペースで水城ゆうがおこなっている福井県立病院エントランスホールでのソロピアノコンサートの模様から、「仰げば尊し」をお送りします。

映像はこちら。

ベーシックインカムが実現したらやりたいこと

たまには息抜き。
夢想してみましょう。

ベーシックインカム(基本的な生活保障としての収入が保障されている)が実現されたとき、私はどんな生活を送るでしょうね、という夢想です。

ベーシックインカムという考え方はかなり前からあって、人々の利益の再配分が適切におこなわれたら、すべての人に対して生活に必要な基本的な収入が確保できる、という仕組みです。
国民全員が生活保護を受けている状態、といえば想像できるでしょうか。
生活保護ということばには否定的なイメージがつきまといますが、生活保障といってもいいでしょうか。

たとえば電気代が払えなくてこごえ死ぬ、というような人はいなくなるわけです。
食べ物が買えなくて飢え死にする、という人もいなくなります。
すべての人が、その人の状態に左右されず、生存し生活していくのに必要な額を支給されます。

その人の状態、というのは、たとえば子どもであっても老人であっても、障害を持っていても健康であっても病気であっても、どんな仕事をしていても、どんなところに住んでいても、ということです。

じつはほとんどの先進国にはすでにその財源は十分にある、という試算があります。
あるいは資産の再分配が効率的におこなわれる社会になれば、発展途上国でもベーシックインカム制度が実現できる、という説もあります。

さて、ベーシックインカムを支給されるようになって、食べるために、あるいは生活するためにお金を稼ぐ必要がなくなったら、私はどうするでしょうか。
家賃も食費も、年金や健康保険料も、ガス代も電気代も水道代も電話代も、すべてベーシックインカムでまかなえるので、そのために稼ぐ必要はなくなります。
なにか収入があったときには、それを全部自分の好きなことに使えるのです。
旅行でもいいし、コンサートに行くのでもいいし、なにか買い物するのでもいいでしょう。
なんに使ってもだれからもとがめられず、ましてや自分自身がうしろめたく思う必要もありません。

もちろんなんにもせずに、毎日遊んで暮らしてもいいのです。
それでも生活には困りません。
それがベーシックインカムです。

私の場合、もし生活補償が完全にあるなら、まず、自分がやっているライブやコンサートをすべて無料にしたいですね。
自分が書いたもの、作った音楽などのコンテンツも、すべて無料です(これはいまでも近い感じでやってますが)。
講座とか勉強会もかぎりなく参加しやすくしたいな。
学びたいのに、あるいは参加したいのに、経済的理由でためらっている人も多いと思います。
そういった人たちの経済的障壁をまずなくしたい。
あとは時間的、距離的障壁がありますが、それは個々の問題ですし、私にもその問題は残ります。

なんて書くと、いかにも社会貢献のためにかっこつけてるように聞こえてしまうかもしれませんが、そうではありません。
私はただ、好きなようにものを書きたいし、伝えたいし、演奏したいし、挑戦したいだけなんです。

売ってお金にする必要がなければ、むずかしくて書けなかったような、ひょっとしてだれも読んでくれないかもしれないような小説にも挑戦してみたくなります。
お客さんを集める必要がなければ、だれも聴いてくれないかもしれない難解で前衛的なパフォーマンスにも挑戦してみたくなります。

そんな世界、来ないかなあ。
私が生きているうちに実現すればいいのに。

2017年2月15日水曜日

ボーカルのグループレッスンでコーラスの練習をするわけ

東松原の自宅をひらいて共感カフェを世話してくれている寿美ちゃんが、友だちに声をかけて、ボーカルのグループレッスンにも来てくれています。
寿美ちゃんは〈クレイジー・ファミリー〉というバンドのボーカルをやっていて、ライブもけっこうやっています。
私も何度かピアノ演奏でサポートしたことがあります。
正式にボーカルレッスンを受けたことがないというので、しかしどうせ受けるならありふれたレッスンは絶対にやらなそうな私のレッスンを受けてみたい、といってくれたのです。
実際にありふれたレッスンはやってません。

今回は寿美ちゃんをいれて4人が参加してくれました。
そして今回はコーラスに挑戦してみることにしました。
全員「えー」という顔をしてます。
コーラスというと「ハモり」が苦手、という人が多いようです。
つまり、主旋律以外のパートの音が取れない。

今回コーラスをやってみようと思ったのは、ハモりがうまくなるためではありません。
目的はひとつ、「聴覚の解像度をあげる」です。

音楽演奏のクオリティをあげるためには、歌にしても楽器にしてもこれは共通なんですが、なにより「耳のよさ」が必要になります。
「耳がいい」とは、具体的にどういう状態なのでしょう。
それは「物理的によく聞こえる」という意味ではありません。
「音にたいする解像度が高い」という意味です。

たとえば、オーケストラの演奏を聴いて、一番目立つ主旋律はだれでもとらえることができますし、それに合わせて口ずさむことだってできるでしょう。
しかし、対抗旋律や、低音部でハーモニーの厚みを支えているコントラバスやバスクラリネットの音、その他主旋律のかげでさまざまなニュアンスを作りだしている音、それらすべてを聞きわけるとなると、至難の技です。
だから指揮者などという専門職が成り立つのです。

指揮者の耳、とまではいいませんが、さまざまな音のニュアンスを聞き取れる解像度のよい耳を作りたいのです。
これは訓練によって獲得できます。

歌うというと、たいてい「歌う」ことのほうに注意が向いてしまいますが、それより大事なのは自分が出した音を「聞く」ことです。
「聞く」ことにたけていければ、思うように歌うことも解決します。
まずは聴覚の解像度をあげること。

このための訓練に、私が音楽瞑想ワークでいつもやっている「ソニック・メディテーション」が大変有効なんですが、今回はそのなかでも「声による音響のワーク」を取りだし、最後はコーラス仕立てでみんなに楽しんでもらいました。
とても楽しかったのです。

いつもいってることですが、私のレッスンでは楽しいことしかやりません。
また、音楽の練習は楽しいことしかやらなくていいのです。
そうしないと上達しないからです。
これは本当です。

◎水城ゆう音楽レッスン@世田谷東北沢(2.26)
2月26日(日)夜、ピアノ付きの音楽室で音楽レッスンをおこないます。18:00から30分単位で、7コマのレッスンを受け付けます。グループレッスンも歓迎。ピアノ、歌、即興、アレンジなど、どうぞチャレンジしてみてください。


マインドフル練習帳2について

「マインドフル練習帳」シリーズの第2巻がアマゾンKindleで発売になりました。
第2巻は4月から6月までの毎日の練習やコメントが書かれています。
ぜひご利用ください。
その「まえがき」の部分を紹介します。

(まえがき、ここから)
――――――
 マインドフルネスの練習に役立つ練習帳の第二弾をお送りします。本書は四月から六月の三か月間、毎日練習ができるように書かれています。
 さて、マインドフルネスですが、私にとってどのように役立っているか、ちょっとだけご紹介しましょう。
 私はピアノを弾いたり、小説を書いたり、といった表現の世界に関わっている人間ですが、表現行為にとってマインドフルネスは非常に重要な影響があります。
 人――に限りませんが――はだれもが、いまこの瞬間を生きています。過去でも現在でもありません。しかし、人には記憶力や思考能力があります。いまこの瞬間起こっていることを、脳が記録し、そしてそれを思いかえすということができます――というよりやってしまいます。
 また、まだ起こってもいないことをあれこれ想像することもできます。また、いまここではない、どこか別のところで起こっているかもしれないことを妄想したりします。
 脳がそういったことをやっているとき、人はいまこの瞬間を充分には認識していません。いわば「ここにいない」状態にあるのです。
 しかし、表現行為においては、いまここにいるいきいきした自分自身の生命の働きを伝えたいのです。心ここにあらず、といった状態でなにかを表現したくないのです。あるいは、何度も何百回も練習したことをただ機械的に再現することをもって「表現」といいたくはないのです。
 まさにマインドフルネスであるなかで、表現行為をおこないたいのです。
 表現行為にかぎらず、生活でも仕事でもコミュニケーションでも、いまこの瞬間の自分自身につながり、気づきつづけているいきいきした状態でいたいのです。
 これはしかし、人間という生き物に生まれてしまった以上、宿命的にむずかしい側面を持っています。つまり、意識して練習しなければなかなかできるようにならない、ということです。
 太古の昔から人々はそのことを知っていて、さまざまにいまこの瞬間の自分につながる方法を試してきました。さいわい、現代においては、それらの方法を知ることができます。もっとも、知ったところでそれができるかどうかは別問題ですが。
 いずれにしても、マインドフルネスの練習をする準備は、いつでもだれでも整っています。この本もそのひとつの方法です。
 よかったら一緒に、毎日少しずつ練習してみませんか。なにかが変わるかもしれません。
――――――
(まえがき、ここまで)

2017年2月14日火曜日

個人セッション&グループレッスンにうかがいます

母が要介護になるかもしれない状況があって、東京と北陸の実家を行ったり来たりする頻度が高まるだろうと思われます。
これまでも毎月一回の頻度で行ったり来たりしていたんですが、だいたいは飛行機を使っていて、東京と北陸とのピンポイント移動でした。
しかし、今後は車を使った線移動もかんがえています(調べてみたら意外に時間がかからず、移動費も安かった)。

そこで浮上してきたのが、車による移動で、もし要望があれば移動線上のどこかに立ちよって、個人セッションなりグループレッスンなり、やれるという可能性です。
音読療法、音楽レッスン、ボイスコーチング、朗読演出、テキストライティングなど、私にできることで興味を持ってもらえる人がいたら、気軽に立ちよれるかも、ということです。

移動ルートを調べてみました。
大きく分けて3種類のルートがあります。
私の実家は北陸の奥越地方というところにあります。

 1. 奥越~岐阜・美濃~中央高速~国立
 2. 奥越~岐阜・美濃~東名高速~国立
 3. 奥越~北陸高速~名神高速~東名高速~国立

これらのルートにある都市として、ざっと調べたところ、こんな街があるんですね。

郡上市
美濃市
美濃加茂市
可児市
多治見市
土岐市
瑞浪市
恵那市
中津川市
飯田市
駒ヶ根市
伊那市
諏訪市
茅野市
北杜市
韮崎市
甲斐市
甲府市
笛吹市
山梨市
甲州市
富士吉田市
都留市
大月市
上野原市
瀬戸市
豊田市
岡崎市
蒲郡市
豊川市
豊橋市
新城市
浜松市
磐田市
袋井市
掛川市
菊川市
島田市
藤枝市
焼津市
静岡市
富士宮市
富士市
沼津市
裾野市
御殿場市
南足柄市
小田原市
秦野市
伊勢原市
厚木市
海老名市
綾瀬市
福井市
鯖江市
越前市
敦賀市
長浜市
彦根市
米原市
大垣市
羽島市
江南市
犬山市
名古屋市
春日井市

これらの街に住んでいる人で、私のやっていることに興味がある方がいたら、気軽にご連絡ください。
なにかできることがあるかどうか、相談しましょう。

5月16日:水城ゆうピアノコンサート@福井県立病院

ご好評をいただいている福井県立病院でのボランティア・ピアノコンサートのお知らせです。
どなたもよくご存知の日本の唱歌や童謡など、懐かしいメロディーを中心に、水城のオリジナル曲もまじえ、自由なアレンジでお送りする予定です。
どなたも自由にお聴きいただけます。

◎日時 2017年5月16日(火)13:30〜14:30
◎場所 福井県立病院受付ロビー(エントランスホール)
    福井市四ツ井2-8-1
◎料金 無料

福井は私のふるさとですが、活動拠点を東京に移して以来、福井で演奏する機会はあまりありません。
今回も貴重な機会を大切にしつつ、みなさんとのトークを交えた気軽で楽しいコンサートにしたいと思っています。

ちなみに水城ゆう最新CDはこちらから聴けます。
ダウンロードしなくても全曲試聴できます。

2017年2月9日木曜日

リアルの共感カフェとオンラインの共感カフェ

私が進行役をつとめる共感カフェは、世話人を名乗り出てくれる人が次々といらして、本当にありがたいことだと思っています。
現在、私が関わる共感カフェはこれだけあります。

 カフェ・オハナ@三軒茶屋(隔月)
 ステイハッピー@下北沢(隔月)
 かまいキッチン@下北沢
 寿美ちゃんち@東北沢
 もけごはん付き@国立
 春野亭共感カフェ@国立

そしてまたひとり、名乗りをあげてくれました。
横浜でながらく開催していて、現在は残念ながら中断しているんですが、そこに参加してくれていたTさんが、武蔵小杉のご自宅で仲間たちを集めて開催してくれることになりました。

それからもうひとつ。
これはちょっと目からうろこだったんですが(なんで思いつかなかったんだろう)、私のオンライン共感カフェに参加してくれている大阪在住のAさんが、仲間に呼びかけてオンラインでの共感カフェを提案してくれました。
なるほど、オンラインでもどなたかが世話人をやってくれれば、私がそこに進行役として参加することができるわけです。

何人か集まれば、リアルでもオンラインでもうかがいますよ、ということですね。
興味がある方はお知らせください。
リアル共感カフェについては、開催マニュアルがあるので、すぐにお送りします。
オンラインについても開催マニュアルを作ろうかな。

オンラインでのつながりが増えてくれるのは、私にとってありがたいのです。
というのも、年末に脳内出血で手術した母の回復があまり思わしくなく、今後は介護が必要になる可能性が高いのです。
なので、私も移動しながら、あるいはどこにいてもみなさんとつながれる体制を作っておきたいと思っているのです。

◎2月開催:水城ゆうのオンライン共感カフェ(2.20)
自宅や好きな場所にいながらにして気軽に参加できる、ネットミーティングシステム(zoom)を利用した共感的コミュニケーションの60分勉強会、2月の開催は20(月)20時/27(月)16時・20時です。

2017年2月8日水曜日

新刊:『マインドフル練習帳2』(Kindle)発刊しました

新刊『マインドフル練習帳2』が、電子ブック・Kindleから発刊されました。

「マインドフル練習帳」シリーズの第2弾で、第1弾の『マインドフル練習帳1』(1〜3月)につづいて4月から6月までの毎日できるマインドフルの練習問題と水城のコメントを収録してあります。

なお、この本はKindle unlimited(読み放題)にも登録しています。
アマゾンのプライム会員は無料で読めます。

こちらからどうぞ。

身体文章塾の隠された野望

この2月からいよいよ「身体文章塾」がスタートしました。
クローズドメンバーの勉強会ですが、どなたも参加することができます。
ただ、いきなりメンバーになるのではなく、まずは月一回開催している「自分につながるテキストライティング・ワークショップ」に参加してみてください。
というのも、身体文章塾にはあるねらいと方向性があるからです。

いわゆる一般的な小説講座とか文章講座とはちがいます。
私も講師をつとめたことがあるんですが、そういう講座は小説や文章が「うまくなる」ことをめざします。
「人に読んでもらうための文章」
もっといえば、
「人から評価をもらえる文章」
「お金になる小説」
というようなことをめざします。
身体文章塾や「自分につながる……」では、そういうものはまったくめざしません。

「自分につながる」ということばにもあるように、自分自身との対話としての執筆行為を試みます。
なにかを書くというのは、人にどう思われるかという外部評価から離れて、自分自身の内側を観察することに使える行為です。
そういう意味では瞑想に似ているともいえます。
ただ、瞑想とちがってことばを探すので、より社会性に近づきつつ、しかし自分自身の生命の現象をもとらえていく、ということになります。
これがむずかしくも楽しいのです。

まあ、こういうことは実際に参加してもらって、いっしょにあれこれやってもらわなければ、ここでいくらたくさん書いて説明しても伝えられるものではありません。

ところで、私には身体文章塾でやってみたいひそかな野望があります。
それは表には掲げていないんですが、ここにちょっと書いてみます。

共感的コミュニケーション(NVC)では、トレーナーをはじめだれに聞いても(もちろん私に聞いても)、メールやメッセージで相手と共感的につながることについては否定的な見解しか返ってきません。
コミュニケーションというのは文字やことばだけでなく、膨大な非言語的情報をわれわれはやりとりしていて、それは生身の人間が対面して接しているときにおこるのだ、という認識があるからです。
実際、私もそのような実感がありますし、だれかがメールで相手とつながろうとしているのを見ると、「やめたほうがいい」と忠告するでしょう。

それはそうなんですが、最近はちょっと見方を変えて、メールやメッセージなどテキストでも「共感についてできること」があるんじゃないか、と思いはじめています。

フェイスブックやツイッターをながめていると、さまざまなテキストメッセージが流れてきます。
そしてやりとりもされています。
なかには暴力的なメッセージのやりとりもあります。
そこまでいわなくても、お互いに誇示したり、評価・判断したり、要求したりといった、共感的コミュニケーションの世界では「非共感的」といわれる表現があふれています。
多くの人がせっかく便利なコミュニケーションツールを使っていながら、つながりを感じられなかったり、不安な気持ちにさせられています。

しかし、これらひとつひとつのメッセージにもかならず、その人が大切にしていることがその背後にあるのです。
なにか伝えたくて、しかし共感的表現を知らなかったり、共感的に翻訳して受け取る技術がなかったりして、うまくいっていないのです。

テキストの世界に共感的コミュニケーションのスキルを持ちこんだらどうなるだろうか。
全面的には無理かもしれないけれど、テキストならではのやれることがあるんじゃないだろうか。
どんなメッセージも相手のニーズを推測して共感的なことばに翻訳して受け取り、そして共感的表現で返す、というような練習ができないものだろうか。

というようなことをかんがえています。
かんがえているだけでなく、やってみようと思っています。
こういうことに興味がある人、いますか?

◎自分とつながるテキストライティングWS(3.11)
いまの時代こそ表現の根本である「ことば」が重要であり、私たちは自分自身を語ることばを獲得する必要があります。それを模索するワークショップを3月11日(土)に国立で6時間にわたって、じっくりとおこないます。

2017年2月7日火曜日

地球交響曲(ガイアシンフォニー)第5番を観てきた

友人の滑川直子さんが主催して二か月に一回くらいのペースで開催している「地球交響曲(ガイアシンフォニー)」の連続上映会に行ってきました。
小石川の見樹院というお寺の本堂を上映会場に使っていて、最寄りの後楽園駅からは10分くらい歩きます。

この「映画を観るために会場まで歩いていく時間」というのが、意外に味わい深いんです。
たいていの映画館は、アクセスのいい、駅のすぐ近くにあるじゃないですか。
あるいは駐車場完備の郊外のショッピングセンターとか。

この連続上映会は、なぜかうまくスケジュールが合って、第1番から全部見逃すことなく参加できています。
今回は第5番でした。

各作品にテーマがあって、今回は「つながり」かな。
この5番は1番から4番までに出演した方々が、すでに他界した方も含めてたくさん登場してくる編集がしてあって特徴的なんですが、この回のための主要出演者としては西表島で伝統染色の仕事をしている石垣昭子さん、量子物理学者のアーヴィン・ラズロー、産婦人科医の大野明子さんの3人です。

もうひとつテーマがあって「死と誕生」。
亡くなった出演者を悼む神道の儀式と、監督のお子さんが生まれる出産シーンを扱っています。
そして出産シーンでは思いがけず、知り合いが登場してびっくりです。

私は監督に龍村仁さんとはお会いしたことも話したこともないんですが、奥様はNVCの活動を通じてよく存じあげているのです。
彼女だから、というわけではありませんが、出産にまつわるシーンや話はその尊厳や尊さや、逆に「特別なことではない」「自然の一部」というメッセージが、佐藤初女さんのことばを折りまぜながら大変美しく表現されていて、何度か思わず涙してしまいました。

多くの人に見てもらいたい映画です。
龍村監督はこの映画を、私のざっくりした計算では3、4年に1本のペースで撮られているようです。
大きな仕事だと思います。
私もこんな大きな仕事に取りくめるようなことがあるだろうかと思うと、ちょっと悲しくなりますが、一方で大きな仕事ができる人を応援したいという気持ちが残ります。

2017年2月5日日曜日

2月のおすすめイベント紹介

きゅうに春めいてきましたね。うきうき。
寒いのが苦手な私は、これからが本格的な活動の時期です。
いろいろ計画が走りはじめてます。
タイミング合えばお付き合いいただけるとうれしいです。

2月のイベントをご紹介させていただきます。
自宅や好きな場所にいながらにして気軽に参加できる、ネットミーティングシステム(zoom)を利用したオンラインでの共感的コミュニケーションの60分勉強会を、2月も4回やります。
6(月)20時/20(月)20時/27(月)16時・20時です。


共感的コミュニケーションでもとくにやっかいだといわれている親密な関係であるところのパートナーと、お互いに尊重しあい、関係性の質を向上させるための勉強会を国立駅徒歩5分の会場でおこないます。


国立市の古本ブックカフェ〈門〉で、おいしいモケごはんと〈門〉のご主人・和田さんによる絶品のお茶をいただきながら、共感的コミュニケーションについて学んだり、お互いの話を深く聴きあう練習をします。
12時から、まずはごはんをいただきながら。


2月12日(日)午後2時から、福井県立図書館にて「作家生活裏話&小説講座」というテーマでトークをおこないます。
後半は小説講座的な交流会になります。
参加費250円。


2017年2月13日(月)午後1時半から、水城ゆうのピアノコンサートが福井県立病院で開催されます。秋の童謡・唱歌などの懐かしいメロディーやオリジナル曲を自由なアレンジでお送りします。
無料です。


2月15日(水)14時から、おたがいに深く聴きあうことのできる場で自分自身の価値とニーズにつながるためのサポートを水城ゆうがおこなう茶話&勉強会を開催します。


安心して親子連れで行ける店として有名な下北沢〈かまいキッチン〉で、#共感的コミュニケーション ( #NVC )の勉強会を開催します。
2月16日(木)15時から17時まで、お子さん連れ歓迎です。


いまの時代こそ表現の根本である「ことば」が重要であり、私たちは自分自身を語ることばを獲得する必要があります。
それを模索するワークショップを2月18日(土)に国立で6時間にわたって、じっくりとおこないます。
すでに定員に達して受付を終了していますが、キャンセル待ちは受けています。
3月11日にも開催します。そちらは空きがあります。


呼吸や声を使って自分自身や身近の人を癒し活力を養うボイスセラピーの概要を、半日で学び身につけるための講座です。
この講座の受講修了が音読トレーナーの資格取得講座の受講要件となります。
2月25日(土)10時からJR国立駅徒歩5分の会場にて開催。


2月26日(日)夜、ピアノ付きの音楽室で音楽レッスンをおこないます。
13:00から30分単位で、7コマのレッスンを受け付けます。
グループレッスンも歓迎。
ピアノ、歌、即興、アレンジなど、どうぞチャレンジしてみてください。


以上、2月のイベントのほかに、アマゾンアマゾンKindleストアで私の著書がつづけてリリースされています。

ほかにも『仕事をやめたいと思ったときに――共感ハンドブック Vol.1』や『祈る人』シリーズもよろしくお願いします。

まずは気楽にご相談ください。

マインドフル練習帳1について

先日、アマゾンKindleから新刊『マインドフル練習帳1』がリリースされて、そのお知らせをしましたが、お知らせの内容がその前にリリースした『共感的コミュニケーション2017』になっていました。
そこであらためて紹介させていただこうと思いますが、本のまえがきを引用することにします。
興味を持っていただけたら幸いです。

(まえがき、ここから)
――――――
 私が最初にマインドフルネスということばに出会ったのは、二〇〇四年ごろのことでした。ラジオ番組でベトナム出身の僧侶ティク・ナット・ハンのことを紹介していて、気になってハン師の著書『禅的生活のすすめ』を読んでみたのが最初だったと思います。
 そのころ私は、自分自身の音楽をどのように表現するのか、あるいは関わりのある朗読者たちとどのような表現を作っていけるのか、ということに取りくんでいて、ハン師の本に書かれていたマインドフルネスの考え方は、リアルタイムでおこなわれる表現パフォーマンスにおいてとても重要な意味があると直感したのです。
 以来、みずから実践してみたり、さまざまなワークに参加したり、あるいは自分でもワークの場を開催したりしてきました。
 現在、マインドフルネスということばはかなりの市民権を得たようです。とくに精神医学の分野でそれを有効視する動きがあります。また、有名なグローバル企業にも、社員の能力を高めたり健康法として取りいれたりする動きがあって、話題になったりもしています。
 マインドフルネスはもともと、ブッダがおこなっていたヴィパッサナー瞑想から来ています。そのあたりの経緯については、さまざまな記述や考察が多くの本に書かれていますから、私が説明するまでもなく、そちらをご覧いただきたいと思います。
 しかし、そう聞くと、なにやら難しいものだと感じて尻込みしてしまう人がいるかもしれません。
 逆に、ハン師を筆頭に、「これはなにも難しいことではないんだよ、だれにでもできることなんだよ」と説き、広めようとしている人々もいます。
 私はそのどちらの立場でもありません。いや、いいなおいましょう、どちらの立場でもあります。
 マインドフルネスの実践は、どなたも、特別な技術や心構えがなくてもおこなえるものですし、またそれは奥が深いものでもあります。方向性をあやまると、「こんなんでいいんだ」という安易な「できてるつもり」の罠におちいることもあります。
 罠にはまらないためには、さまざまな角度から、本当に自分自身の「いまここ」の命の鼓動に触れ、味わうことを試みてみる必要があります。

 本書は、私が二〇一四年の元旦から大晦日まで、一日も欠かすことなく、三百六十五回分のマインドフルネスの練習方法をブログで発表したものをベースに、まずは一月から三月までの期間をまとめたものです。
 自分でもよくやったな、と思います(笑)。
 この本が、いくらかでも、みなさんの自分自身につながり、いまここの「生」を味わうことの役に立つことができれば幸いです。
――――――
(まえがき、ここまで)

この本はKindle unlimited(読み放題)にも登録しています。
アマゾンのプライム会員は無料で読めます。
こちらからどうぞ。

2017年2月4日土曜日

2月13日:水城ゆうピアノコンサート@福井県立病院


ご好評をいただいている福井県立病院でのボランティア・ピアノコンサートのお知らせです。
どなたもよくご存知の日本の唱歌や童謡など、懐かしいメロディーを中心に、水城のオリジナル曲もまじえ、自由なアレンジでお送りする予定です。
どなたも自由にお聴きいただけます。

◎日時 2017年2月13日(月)13:30〜14:30
◎場所 福井県立病院受付ロビー(エントランスホール)
    福井市四ツ井2-8-1
◎料金 無料

福井は私のふるさとですが、活動拠点を東京に移して以来、福井で演奏する機会はあまりありません。
今回も貴重な機会を大切にしつつ、みなさんとのトークを交えた気軽で楽しいコンサートにしたいと思っています。

ちなみに水城ゆう最新CDはこちらから聴けます。
ダウンロードしなくても全曲試聴できます。

2月12日:水城ゆう文学カフェ@福井県立図書館

県立図書館にあるふるさと文学館の企画で呼んでいただきました。
「水城ゆうの作家生活裏話&小説講座」というテーマで、おいでいただいたみなさんと近い距離でトークと交流をおこないます。 後半は小説講座的な内容もかんがえています。

◎日時 2017年2月12日(日) 14:00〜15:30
◎場所 福井県立図書館 研修室
    福井市下馬町51-11
◎参加費 250円(飲み物代として/要予約)

福井は私のふるさとですが、活動拠点を東京に移して以来、福井で仕事したりイベントに参加することはほとんどありません。
今回はめずらしい機会です。
定員がありますので、興味のある方はお早めにどうぞ。

※申込方法 電話、FAX、メール、文学館カウンターにて
 TEL:0776-33-8866
 FAX:0776-33-8861
 メール:bungakukan@pref.fukui.lg.jp

 もしくは私・水城宛に直接お知らせいただいてもかまいません。

※ふるさと文学館のイベントサイト

映画:コラテラル

2004年公開のアメリカ映画。
監督はマイケル・マン。
主演はトム・クルーズということになっているけれど、実質的にはジェイミー・フォックスでしょう。
でも、トム・クルーズもいい演技してますよ。

おそろしいほどの冷徹な悪役を演じてます。
後半のほうでは精神に破綻をきたしているようすが、刻々とあらわれてきます。

ジェイミー・フォックスはごくありふれた、善良な、しかし善良ゆえに入院中の母親には嘘をついているタクシー運転手役を好演しています。
映画の最初に女性検事を客として乗せるんですが、そこでのひょんな会話から、彼女から名刺をもらいます。
タクシードライバーと検事、この接点のなさそうなふたりが、映画の後半では予想外の展開を見せていきます。

なかなかよくできたストーリーで、ちょっとご都合主義的な面がないとはいわないけれど、サスペンス映画としては成功しているでしょう。

途中、ふらりとはいった(ように見える)ジャズクラブでは、オーナーがマイルス・デイビスに心酔していて、そのマイルスが店にやってきたときのエピソードを楽しげに話したりします。
その店でおこなわれているライブは、本物のマイルスの音源だったりするのが、ちょっと笑えますが。
しかし、この場面でも意外な展開があって、観客は肝を冷やします。

とにかく、なにが起こるのか、どうなるのか予想がつかない展開で、実際に予想外のことが次々と起こって、サスペンス映画の醍醐味がけっこう味わえるのです。

と思って、監督を見れば、マイケル・マンはこの作品のほかに「アリ」「インサイダー」「マイアミ・バイス」「ハンコック」などに関わったベテランではないですか。
さもありなん。

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2017年2月3日金曜日

YouTube:攻撃してくる相手に共感する

毎月おこなっている国立・春野亭での共感カフェからの抜粋。
自分を非難したり、決めつけたり、攻撃してくる相手に対処するにはどうしたらいいでしょうか。
まずは自分の安全を確保すること。
そして必要があれば、相手とつながること。
攻撃してくる相手にも共感し、つながることができます。
そんな話です。

次回の国立での共感カフェは、2月15日(水)午後に開催します。

映像はこちら。

2017年2月2日木曜日

YouTube:相手が受け取りやすい言葉とは

毎月おこなっている国立・春野亭での共感カフェからの抜粋。
ちょっとした対立が起こったとき、相手もNVCについて知っていることをこちらがわかっていて、つい「NVC的にやりましょう」と提案したら、相手を怒らせてしまい、拒絶されてしまった、という経験を話してくれた人がいます。
さて、そんなとき、どうしたらよかったんでしょうね、という話。

次回の国立での共感カフェは、2月15日(水)午後に開催します。

映像はこちら。

新刊:『マインドフル練習帳1』(Kindle)発刊しました

新刊『マインドフル練習帳1』が、電子ブック・Kindleから発刊されました。

『共感的コミュニケーション〔入門編〕』と『共感的コミュニケーション〔応用編〕』を合本にした『共感的コミュニケーション』『共感的コミュニケーション2』を2015年に出したあとも、多くの勉強会やワークショップを開催したり、案内人として呼んでいただいたりして、さらに事例が増えたり、考察をつづけたりしてきました。
今回、それらがある程度まとまった分量になったのと、すでに出版したものの内容が古びたり書きなおしたくなったりした部分があるので、あらたに原稿を書きくわえ、さらに全面的に書きなおし、また不要な部分は削除したりして、新装版として『共感的コミュニケーション2017』を出すことにしました。

すでにお読みいただいている方には重複した内容がたしかにあるとは思いますが、内容や語り口は全面的に改訂をほどこしています。またあらたに書きくわえた原稿もたくさんあります。
はじめて読んでいただく方には、これが共感的コミュニケーションについての、現時点での私にとっての最新版・決定版であるとお伝えできます。

なお、この本はKindle unlimited(読み放題)にも登録しています。
アマゾンのプライム会員は無料で読めます。

こちらからどうぞ。