2012年5月16日水曜日

第一期マスターコースの音読療法士がもうすぐ誕生

今日は午前中から音読療法のマスターコースだった。去年の夏から進めてきたコースが、いよいよ最終段階にさしかかっている。
 第一期のマスターコースを習得しているのは4名だが、内1名は仕事の都合で修了がずれこむかもしれない。が、ほか3名は今日も来て、最終段階の確認をした。
 今日の最重要課題は、先日のボイスセラピスト1級講座でも問題になった音読テキストの選定や、そのやりかたについて。このことに普遍性を持たせるべく、知恵を絞ったり、あれこれと試行したり。おかげで明確に見えてくるものがあった。
 これらの成果は、近く、『音読療法ガイドブック』としてまとめ、出版しようと思う。

 ランチタイムに音倉での「ぴあののことば」ミニコンサートをはさんで、午後もお勉強。そして、音読療法士の名刺を作ることになった。
 メールアドレスを取得し、それを刷りこんだ音読療法士の名刺が完成。いよいよ、という感じになってきた。
 私が望んでいるのは、この心身ケアにとても有効な方法を多くの人に知ってもらい、またそれを伝授する役目の音読療法士がそれを仕事として自立して社会貢献ができるようになることだ。それは目前になっていて、そのことに心血を注ぎたい。
 多くの人が「雇用関係」から自由になり、自分の力で社会に貢献しながら継続的に活動ができるような仕事を創出すること。それが私の大きなニーズであり、それが実現しようとしているいま、緊張しつつも幸福な気持だ。

 夜は中野スイートレインでの板倉克行ライブがあって、いまごろ佳境だろうと思うが、疲れたので失礼させてもらう。野々宮やかっしーが行っていることだろう。
 板倉さんのピアノは本当にすごくて、それを思うたびに自分がピアノを弾いていることがどうなんだろう、と思ってしまう。私はたぶんコンポーザーなんだろうけど、プレイヤーではないんだろう、とその演奏に触れるたびに思ってしまう人がいる。だから今日も疲れたのは確かだけれど、中野に行きたくないという自分がいたのかもしれない。
 とはいえ、演奏することは好きで、自分の演奏が承認されることを望みつづけているんだろうな。スイートレインでは、行けば板倉さんが私に演奏のチャンスをゆずってくれるけれど、それはいつも板倉さんと私との比較の場に立たされることでもある。今日のように、一瞬承認されたと思っても、次の瞬間にはまた自分を否定している自分がいて、ちょっと苦しい。