2010年6月23日水曜日

次世代オーディオブック・リーダー養成講座受講生募集(第三期)

新しい声のジャンル、“オーディオブックリーダー”養成のための実践的集中講座! 最終オーディションを突破してプロReaderを目指しましょう。第三期生7月19日スタートです。
ハイクォリティなオーディオブックを制作しているアイ文庫が、次世代のオーディオブックリーダー養成集中講座を開催しています。
当講座には、オーディオブック販売のことのは出版とNPO法人現代朗読協会の全面的バックアップを得ています。

主催:アイ文庫
協力:ことのは出版
   現代朗読協会

■次世代オーディオブック・リーダー養成講座
 声優/ナレーター/朗読者のためのステップアップ講座
 申込みはこちら

【概要】

オーディオブックの読みや収録についてのノウハウとトレーニング法を一日で集中講義します。
その後1~2か月のトレーニング期間をおいて最終オーディション(収録)をおこないます。
合格者は、ことのは出版(株)のオーディオブックリーダーとして登録され、商業コンテンツの収録に備えていただきます。

【詳細】

(1)集中講座

以下の日程で開催される一日集中講義を受講していただきます。

 日時:2010年7月19日(月)10:00~19:00
 場所:アイ文庫(世田谷区/京王井の頭線新代田駅徒歩2分)
 受講料:33,000円

(2)トレーニング

収録用の作品を選び、(1)の内容の習得と(3)にむけての1~2か月間のトレーニング期間を設けます。
期間中は、メールによる指導と面談(またはスカイプ、希望者のみ)で習得状況をチェックします。質問等も自由です。
理解度や技術レベルによっては現代朗読協会のワークショップに参加していだくこともあります(参加費免除)。

(3)オーディション

アイ文庫のスタジオにて収録をおこないます。
収録後、数日以内に合否を決定します。
合格者は、ことのは出版(株)のオーディオブックリーダーとして登録され、商業コンテンツの収録に備えていただきます。
すでに第一期生と第二期生が実際の収録に向けて動きはじめています。

【本講座の特徴】

オーディオブックリーダー(朗読者)は、ナレーターでもアナウンサーでもなく、声優でもない、新しい声のジャンルです。
オーディオブックの朗読にチャレンジしてみたいと思っている人が多いなか、その読みや収録についてのノウハウをしっかりとアドバイスしてくれる場所はそう多くありません。
そんななかで、アイ文庫は、今後も長くネットコンテンツとして流通していくに耐えるクオリティを持ったオーディオブックの制作とリーダーの育成にあたっています。
単なる音読コンテンツではなく、「朗読作品」としてのオーディオブックを読める人を育てることが目的です。

文芸朗読、詩曲集、教科書朗読、英語朗読などで業界随一のクオリティと実績を持つアイ文庫のオーディオブック・ディレクターが指導にあたります。
ただ読むだけではない、情報伝達のみにとどまらない、「表現」の域にまで踏みこんだクオリティの高いオーディオブック収録ができるハイレベルなリーダー(朗読者)の育成をめざします。数多くの実践的なノウハウを盛りこんだプログラムで予定しています。

【本講座開講の背景】

オーディオブック市場にも多くの作品が登場し、iPodやiPhoneほか携帯プレーヤーの普及によりオーディオブックを楽しむ人が急速に増えつつあります。しかし、日本の現状は欧米各国に比べるとまだまだ普及が遅れているといわざるをえません。
しかし、KindleやiPadなど、オーディオブックも聴ける電子書籍リーダーが一気に登場してくるにともなって、日本でもオーディオブック市場に大きな期待感があります。
現在、オーディオブックコンテンツはパブリックドメインの文芸ものか、ビジネス書や自己啓発書、ラジオ番組や外国語教材、落語などの二次利用コンテンツが大部分を占めていますが、今後は現代文芸小説や教科書など、より朗読者の力量を問われるものが増えていくと予想されます。また、出版社や著者からは、朗読者に対して現状を上回ったクオリティの高さを求める声が直接寄せられています。
こういったコンテンツは、朗読者の「テキストを読む力(読解力)」や「表現力」が要求されることはいうまでもありませんが、このような朗読者を育てる場所はこれまであまりありませんでした。
そこで、時代の要求と将来展望にもとづいて、本講座が開講されることになりました。

◎ドキュメント「オーディオブックの真実」

日本のオーディオブックの現状や経緯を詳しく書いたドキュメントを、講師の水城が配信しました。
こちらからその全文が読めます。
アイ文庫のツイッターも参考にしてください。