2016年7月1日金曜日

4年継続しているいきいき音読ケア

毎月恒例のメディカルホームまどか富士見台での「いきいき音読ケア」に今月も行ってきました。
毎回、音読トレーナーにサポートしてもらったり、見学者が同行することが多いんですが、今回は私と音読療法士の野々宮のふたりで行ってきました。

こちらのケアワークは、最初は知人の紹介ではじまったものですが、毎月欠かさず継続していて、気がつけば4年がたっています。
記憶では、ワークができなかった月は1回だけで、たしかインフルエンザが蔓延して中止になったんでした。
それ以外、毎月欠かさずおこなってきました。

いまでは常連の人が何人もいて、1か月に1回なのにしっかり私たちのことをおぼえてくれています。
とても楽しみにしてくれている人もいて、毎回なごやかな雰囲気で楽しくやらせてもらってます。

今回もひときわ雰囲気が盛りあがり、みなさん大変いきいきと参加していて、こちらも楽しかったのです。

毎回やるたびに思うのは、本当は1か月に1回ではなく、できれば毎日あるいは数日おき、せめて1週間おきくらいのペースでやれると、おそらく参加される方々にはきっと目に見える変化があるだろう、ということです。

1回きりのワークでも、ずいぶん変化があります。
しかし、しばらく日数がたつと、元にもどってしまうのです。
そして1か月後にはまたゼロから、あるいはややマイナスからはじめなければなりません。
もうすこし頻度があがれば、変化の曲線はゆるやかな右肩上がりになるだろう、ということを確信しています。

音読療法はとくに、加齢による衰えが進みすぎていない人に効果的です。
もっとも効果があがるのは、要介護にまで進んでいない人の心身の健康状態の向上のためのワークです。
まだ介護を必要としてはいないけれど、放っておくと加齢による衰えが進み要介護者になってしまうかもしれない、という人たちが音読ワークを継続的におこなうことで、介護予防になるばかりか、いきいきと元気なまま年齢を重ねていくことができます。
私自身、そのような自分の老齢期を望んでいて、音読療法が効果的だろうと思っています。

お年寄りに音読療法を受けていただくことも大切ですし、また音読ワークをファシリテートできる音読トレーナーや音読療法士が増えてくれることも大切だとかんがえています。
福祉施設の職員や、地域・職場のリーダーといった人が、音読トレーナーとなってくれることで、介護予防運動に大きく寄与できるだろうと思っていて、今後はそのようなことを具体的に提案したり、知ってもらうことに力をいれていく計画です。

興味がある方は、まずはボイスセラピー講座を受講してみてください。

ボイスセラピー講座(7.6)
7月6日(水)10:00-15:00は羽根木の家で音読療法協会のボイスセラピー講座です。呼吸、声、音読を使っただれにでもできるセラピーで、自分自身と回りの人を癒してください。