今月から私が主催で定期開催をおこなっている共感カフェのいくつかを、継続しないことにして、手放していくことに決めた。
昨日はその一つである武蔵小杉での「こすぎの大学おしゃべり部」の共感カフェの、定期開催最終日だった。
こちらの共感カフェは今回で14回目を数え、1年強つづいたことになる。
世話人の高橋さんは、その前の横浜共感カフェの時代からの付き合いで、かれこれ3年以上になるのではないだろうか。
武蔵小杉では高橋さんのご自宅を開放していただき、そこの小部屋に少人数が集まって、毎月内容の濃い勉強会がつづいていた。
リピーターが多く、なかでもゆきえさんは休んだのがインフルエンザにかかったそのときたった1回という熱心さだった。
毎回同じメンバーで勉強会をつづけていくと、しだいに学習内容が濃くなっていき、レベルも上がっていくことがはっきりと感じられる。
これは私にとっても大変大きなお祝いになっているのだが、気がついたり武蔵小杉の常連の皆さんがとても高い共感力を身に付けていてびっくりした。
長らく共感的コミニケーションの場に関わっているけれども、これほど高い共感力を持ったメンバーというのはそうそういるものではない。
武蔵小杉の共感カフェを筆頭として、定期開催を続けてきた場を手放すことについて、私はほとんどなんの心配もない。
すでに皆さんは共感的コミニケーションについて十分学んでいるし、練習も実践もかなり積んできている。
さらにお互いに練習や実践を積んでいけばいいだけだし、新しいメンバーが来たときには私がいなくても、共感的コミニケーションの考え方を伝えたりシェアしたりできるだろうと思う。
共感的コミニケーション(NVC)についての勉強会は日本各地にたくさん生まれつつあるし、また日本人トレーナーも誕生している。
教えられる人はたくさんいるのだ。
教えられる、ということと、実際に共感できる、ということとは、別のことである。
本当に必要なのは実際に共感されたり、共感したりというリアルな体験だろうと私は思っている。
今後私は個人セッションなどでそのような場を作っていきたいと思っている。
また作家であるという職業的利点を生かし、著書などでより精細な事例や考え方を広く提示していくつもりだ。
このあと東松原の寿美ちゃんち共感カフェ、下北沢のかまいキッチン、ステイハッピー、国立の門でのもけご飯付き共感カフェと、順次閉じていく予定だが、もちろんその場がなくなるわけではない。
それぞれの場で育った共感の芽が、私がいなくても育っていってくれることを願っているし、必要がいればいつでもサポートに駆けつける準備があることもお約束しておきたい。
最後のチャンスのどれかにおいでいただけるとうれしい。
どこかでみなさんにお会いすることを楽しみにしている。
◎4月5日:寿美ちゃんち共感カフェ@東松原
東松原在住で自宅をイベントに開いている星寿美さんが主催する共感カフェの定期開催最終回です。おたがいに深く聴きあうことのできる場で自分自身の価値とニーズにつながるためのサポートをおこなうおはなし会です。午後2時から約2時間。