「夏バテ」というのはなじみがあるが、「春バテ」は今年になって初めて聞いた。
みなさんはよく聞くのだろうか。
すくなくとも私は耳慣れないことばだった。
春バテというのは、この季節特有の寒暖差や環境の変化などによるストレスの増大が原因で、体調をくずしたり、精神面が不安定になったり、やる気が出なくなったりする現象らしい。
個人的には花粉症や、黄砂などもまじった埃っぽい空気なども、それに追い打ちをかけるような気がする。
ようするに、自律神経の乱れが増大し、神経系の不安定、体調の不安定、免疫力の低下を招く状態だろうと推測できる。
自律神経の乱れによって、睡眠障害や摂食障害、消化器系の不調などが起こることも、当然予想できる。
昔の人は春先にアクや苦味の強い山菜を食べたが、ひょっとしてそれは一種の薬膳であり、デトックス効果があるのかもしれない。
われわれ現代人も、現代生活なりにこの季節はなんらかの対処法をこころがけたほうがいいだろう。
自律神経の乱れを整えるには、昔の人がよく知っていたように、呼吸法がまずは手っ取り早い効果が期待できる。
自律神経を整える呼吸法を含む音読療法には、表現療法や認知行動療法につながる効果的なスキルが組みこまれていて、おすすめしたい。
なにより私自身がこれに助けられているし、ガンなどのさまざまな病気の予防や介護予防として自分もおこなっている。
これを必要としている人や興味を持ってくれた人は、音読療法協会がおこなっている音読カフェやボイスセラピー講座を、まずは体験してみてほしい。
駒場の住宅街の一角の、隠れ家のようなステキ空間「アカシデカフェ」にて、月1回の音読カフェを開催します。声をだす楽しさ、よろこびを味わいつつ、コアマッスルを鍛え、免疫力をあげていくレッスンです。毎月第4木曜日の19〜21時。