もう十年以上つづいているんじゃないだろうか。
一日三食とらなきゃというのは、現代人にすりこまれた強迫観念で、産業革命以降に作られた社会習慣だ、日本も江戸時代以前は一日二食だった、というような話を読んだり聞いたりして、たしかに運動量もそんなにない現代人は一日二食か、ひょっとして一食でもいいんじゃないかと感じていた。
そしてたしかに、一日二食でまったく不都合はなかった。
不都合がなかったばかりか、体重は増えもせず、減りもせず、ぴったり安定していて、これでいいのだと思っていた。
しかし、ここしばらく、なんとなく違和感をおぼえている。
その違和感は武術をはじめたここ五年くらいに生じてきたようだ。
体重は安定しているのに、運動したりトレーニングして当然つくと思っていた筋肉が、いっこうにつかないのだ。
まあ年齢もあるし、筋肉がつきにくいのはしかたがないなと思ったりしていたのだが、それにしてもおかしい。
私としては、体脂肪を落として筋肉量を増やしたいのだ。
その結果、体重が多少増えるかもしれない。
ごく最近気づいたのは、運動したりトレーニングして筋肉量を増やそうとしても、それに見合っただけのインカム(タンパク質摂取)がないので、増えないのかもしれない、ということだ。
年寄りによくある、筋肉量が落ちていく感じのやせかたになってしまっている。
もっとも、運動量が少ないので、体重の減少を脂肪量の増加でおぎなっている。
ようするに、食べる量が少ないのだ!
しかし、食べる量を増やすと、体重が増えてしまう。
いやいや、筋肉で体重が増える分にはかまわない。
脂肪を増やさずに筋肉量を増やすには、食べる量を確保しつつ、より運動負荷を増やせばいいのだ。
ということに、最近気づいた。
そんなにたくさん食べられない、というときには、プロテインなどという便利なものもある。
タンパク質の摂取量を増やせばいいのだろう。
運動負荷も増やしつつ。
というわけで、運動量と運動負荷を増やしつつ、タンパク質の摂取量を増やしていったら、どんなふうな変化があらわれるか、ちょっとやってみようと思っている。
なにか変化が見えたらまた報告する。