2020年6月21日日曜日

essay 20200620 夏至の光景

夏至。
雨上がり。快晴。
日曜日のせいか、車の通りが少ない。
いつも大学通りで遊んでいるハシボソガラスの姿は今日はなし。

面白いことを発見。
聞いてもらいたいこと、読んでもらいたいことが頭の中に溜まってくると、外に出かけたくなる。
いつもいつも出かけられる余裕があるとは限らない。天気もいつも良いとは限らない。
出かけていてもいつもすらすら書けるといいんだけど。

日差しは強いけれど、気温は低くて湿り気を帯びている。
子ども連れの家族が多く散歩している。
みんな気軽に口述筆記している。
んなわけないか。


From editor


ようやくピアノの前にたどり着いたのに、痛みがひどくて弾けない。
しばらく休んで様子を見る。
「いまのタミーちゃんはどんな色、どんな形? 大きさはどのくらい?」
タミーちゃんは水城の痛みの名前だ。
黄土色だったり濃い茶色だったり、オレンジ色だったり。それが薄いピンクになると相当痛いのだそうだ。
丹田あたりでぴくぴくしていたり、ぐーっと硬く小さくなったり。輪郭がぼんやりすることも。
水城はいま、嫌いで逃げ回っていたタミーちゃんと仲良くなろうとがんばっている。タミーちゃんが水城に扉を開いてくれるように。
ずいぶん長く逃げ回ってしまったので相当拗ねているだろうけれど、水城がたどり着くのをタミーちゃんがどうか待っていてくれますように。