2018年9月29日土曜日

今月は個人セッションの機会が多かった

今日もゼミ/講座の合間にオンラインでの個人セッションをふたりおこなった。
今月はこれまでにもっとも個人セッションの多い月だった。
オンラインが多かったが、直接面談も出張セッションもあった。
いずれにしても、おひとりおひとりと個別の、プライベートで、ときにはシビアな問題と向き合い、深く聞き、共感を向ける時間だった。

何年か前から共感的コミュニケーションの学びの場を自分で作ったり、各地でのカフェや個人宅その他での勉強会の案内人を積極的につとめたりしてきた。
それを、今年にはいってから大幅に縮小した。
共感的コミュニケーション(NVC)を教えたり学びの場を作る人が急速に増えてきたのを見て、それは喜ばしいことであるけれど、自分の任からはすこし離れていると感じるようになったからだ。

私にとって共感的コミュニケーションは「教える」ものではない。
もちろん学んでもらう必要はあるが、その真髄・本質はじつにシンプルなもので、だれでも理解することができる。
したがって、学ぶこと自体が目的ではなく、理解したものを真に身につけ、実際にどこでどのように使うか、ということが重要だとかんがえている。

実際の場で共感の力がどのように働くのか、人生を切り拓くのにどう役立つのか、それを個々人と具体的に検証し、実践に向かってもらう、それが個人セッションや少人数での集まりで私が指向していることだ。

また、具体的に身につけるための有効な練習法をいくつか用意していて、それらをいっしょに練習する場ももうけている。
共感文章講座や手帳術、共感編み物カフェなどがそれにあたる。
非常に具体的で実践的なものから、ゆるくのんびりした空気のなかで楽しみながら共感を浴びてもらうものまである。

とくに私が長年つちかってきた「書くこと」で自分自身に共感したり、テキストコミュニケーションに怖れを持たなくなる練習は、多くの方にとっても役に立てるだろうと思っている。

9月30日:共感文章講座@国立春野亭(もしくはオンライン)
メールやLINE、SNSでのテキストコミュニケーションにおいて、共感的コミュニケーション(NVC)の方法をもちいてお互いに尊重をもってつながりあう文章表現を練習するための講座です。