2014年1月1日水曜日

「マインドフルな毎日」スタートしました

みなさん、明けましておめでとうございます。
一昨年から去年にかけて丸一年、一日も休むことなく「音読日めくり」という連載をつづけましたが、今日からまたあらたに、おなじブログサイトを使って「マインドフルな毎日」という連載を始めることにしました。

以下、連載初日の文章の冒頭です。
詳細は直接、ブログサイト「マインドフルな毎日」のほうでご覧ください。

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人は大脳が飛躍的に発達した動物なので、他の動物とは違って、記憶、想像力、言語による思考やコミュニケーション能力を持ちました。
それによって文明を発達させ、とくに産業革命以降、強大な物質的発展を爆発させました。
しかしそれによって人々は幸せになったでしょうか。

たしかに食べるものや住む場所を心配することなく、日々安全に暮らしていけるようになった者は多くいます。
しかし、今また大きな格差がうまれ、紛争と不安が蔓延しています。

記憶、想像力、ことば、どれをとっても大切なものですが、ときにそれらが人の自然なありようを阻害することがあります。
まだ起きてもいないことに不安をつのらせる。
すでに起こってしまっていまさらどうすることもできないことをあれこれ思い返し、鬱々した気分におちいる。
ここではないどこか遠くにいる人のこと、どこか遠くで起こっていることに思いをはせて、せきたてられたような気持ちになる。
いずれも「いまここ」の自分と自分を取り巻く世界のことに「気づいていない」状態です。
心ここにあらず、という状態といってもいいでしょう。

ときには想像したり思考することも大事ですが、人が幸せを感じたり、能力を最大に発揮するためには、「いまここ」の自分につながっている必要があります。
いま自分が呼吸をして、生命活動をおこない、世界のなかでイキイキと存在している、そのことに注目し、気づきつづける状態。
これを「マインドフルネス」といいます。

日々マインドフルネスを心がけることで、人は幸せを感じます。
自分らしくイキイキとしてきます。
コミュニケーションも仕事も、生活における必要事も、いまここに意識を向けつづけておこなうことで、最大のパフォーマンスを発揮できます。
しかし、マインドフルネスは現代人にとってやっかいな側面もあります。
だれもがすぐにマインドフルに日常をすごせるわけではありません。
マインドフルに毎日をすごせるようになるためには、ある程度の練習が必要です。
それほど我々現代人はさまざまなことにこころを奪われつづけています。
(以下略)
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全文はこちらでどうぞ。