国立春野亭のテーブルの上に、写真のような缶を置いている。
私はコーヒーが好きで、春野亭に来た人にもだいたいいつも「コーヒー飲む?」とおすすめしている。
とくに対価をいただいているわけではない。
私の趣味のようなものだ。
自分が飲む量と人にサービスする量は、ざっくり見積もって半々か、自分のほうが少ないかもしれない。
コーヒー豆はマンデリンの深煎りの、そこそこ質のいいものを使っている。
なので、缶に寄付をいれてくれると助かる。
以前は1杯100円と決めていたこともあるが、いまは決めていない。
入れてくれる人もいれば、入れない人もいる。
だからどうというわけでもない。
先日、ふと見たら、NVC仲間ののぞみさんが缶にお金を入れてくれていた。
だれも見ていなかったけれど、自発的に入れてくれた。
のぞみさんは春野亭でよく料理を作ったりして、むしろこちらがのぞみさんにドネーションしたいくらいなのだ。
自分のイベントをときどき、寄付方式でやることがある。
たいていは定額だが、ドネーション方式にすることもあって、私としては「こころよく出せる金額をいくらでも」と思っているのだが、なかなか出しにくいようだ。
出してくれても、小銭程度だったりする。
それはそれでいいのだが。
むしろ「講習費は3千円」などと決まっているほうが出しやすいみたいだ。
だれかがいっていたのだが、日本にはお賽銭文化がある。
寄付といえばお賽銭になってしまうのではないか。
キリスト教文化圏では、自分の収入の1割を協会に寄付するという習慣があったと聞いたこともある。
最近はドネーション方式のイベントには「基準額」というのをもうけるようにしている。
そうするとたいていの人はその基準額か、それよりやや安い金額をいれてくれる。
コーヒーも1杯100円と決めてしまうほうが、みなさんにとっては親切なのかもしれないね。
◎3月31日:共感編み物カフェ@国立春野亭(オンライン参加可)
編み物をしながら、お茶を飲みながら、ゆるく共感しあう場。まるで昭和の家の縁側のような安心できる居心地となる予定です。編み物ができない人ややりたくない人も歓迎。午後3時から8時まで、出入り自由。