2016年12月25日日曜日

映画:ハンナ

2011年公開のアメリカ映画。
製作国はほかにイギリスとドイツ。
監督はジョー・ライト。
ほかに「プライドと偏見」や「アンナ・カレーニナ」を監督してます。

主演はシアーシャ・ローナン。
2015年公開の「ブルックリン」でも主演をつとめていて、こちらではアカデミー主演女優賞にノミネートされたほか、いろいろな映画賞をかっさらっています。
これ、私は未見。

わけあって、北極圏の森林のなかにある電気も通っていない山小屋に、養父といっしょに暮らしている少女、という設定から映画ははじまります。
なぜか養父からめちゃくちゃに鍛えあげられていて、トナカイを弓矢だけで仕留めたり、不意打ちを襲ってくる養父の攻撃から身をかわしたり(かわせなかったり)、何か国語も自在に話せたり、架空の経歴をすらすらと暗唱したり、という謎の設定です。

それがどういう理由かわからないけれど、自立の時を迎えて、謎のスイッチを押します。
するとたちまち敵がやってきて、叩きのめしたりするんだけど、結局はつかまって、謎の施設に拘束されます。
しかし、そこからも脱出して、砂漠のど真ん中から文明社会へと逃げていきます。
その間、養父もまたさまざまな襲撃をかわしながら、少女ハンナとの合流地点へと急ぎます。

最初からなんでふたりでそこへ向かわなかったんだ、というツッコミもありつつ、基本的にめちゃくちゃ強靭な少女のアクションを見せるための映画です。
つまり、バカ映画です。
ストーリーは破綻しているし、敵役の設定やキャラクターもあほらしいです。
見所があるとすれば、主演のシアーシャ・ローナンの演技とアクションです。
といっても、お色気シーンがあるわけでもありません。
なにしろ子どもといっていい少女ですからね。
その手の趣味の人にはそそられる面もあるかもしれませんが、私にはその手の趣味はありません。

とはいえ、シアーシャ・ローナンは不思議な存在感があって、魅力的なんですね。
と書いていて、未見の「ブルックリン」を見たくなってきた。
シアーシャはアイルランド人とのことです。

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