2016年12月20日火曜日

命の快適さのニーズ

この季節、私のまわりであまりに体調をくずしている人が多くて、心が痛みます。
たいていは風邪引きですが、胃腸の不調などもあります。
そしていま流行の風邪は長引くタイプらしく、一週間くらい休んでしまう人も多いようです。
さいわい私はまったく流行とは関係なく、毎日元気にすごしています。

共感的コミュニケーションでは自分のニーズにつながり、自分を大切にあつかうことを学びますが、長年これを学びつづけている人たちが、自分の身体を大切にあつかえていないように見えることがあって、ときどき私には気がかりです。

たとえば、NVCの合宿やワークショップに参加したとき、ワーク以外の時間に参加者があまりに身体のメンテナンスに気を使わなかったり、暴飲暴食をしている姿を見ることがあります。
深夜遅くまで、ときには徹夜に近いような時間まで仲間たちで語りあっているのは、つながりや学びのニーズがあるのだと思いますが、翌日のワークは当然体調万全というわけにはいかなくなりますよね。
暴飲暴食をしてもそうです。

共感的コミュニケーションを身につけて、自分と自分以外の人たちとつながりを持ち、毎日をいきいきと活力をもって生きていくためには、もちろんそのベースに自分の身体の自分なりのベストな状態が必要です。
自分のニーズにつながるためにも、だれかのニーズを尊重するためにも、いきいきとした活力が必要で、それは逆のこととしてもいえます。
身体的活力があるからこそ、自分のニーズにいきいきとつながったり、だれかのニーズを尊重したり、それに貢献できたりするのでしょう。
そこまでいわなくても、身体的に快適な状態であることはだれにとっても望ましいことではないでしょうか。

共感的コミュニケーションのスキルのなかにも、もっと自分の身体の状態を良好にたもち、活力を維持したり高めたりするものがあってもいいのではないか、と思います。

食事にしても、いま自分にとってなにがどの程度必要なのか、身体のニーズに耳をすまし、節度をたもつことによって、自分なりにもっとも適切な体重なり体調なりをキープできるスキル。
睡眠はどの程度必要なのか。
自分にとっての一日の活動量はどのくらいなのか。
もっともクオリティの高い活動時間はいつなのか。
いま身体はなにを必要としているのか。
自分の身体の微細な声に耳をかたむけることができるかどうか。
それこそ自己共感のスキルといえるかもしれません。

年末に自分とつながる五日間連続講座(単発参加可)(12.26-30)
水城ゆうが現代朗読、音読療法、共感的コミュニケーション、マインドフルネス、音楽瞑想、そして武術・韓氏意拳をとおして長年つちかってきたノウハウを統合させた、集大成ともいうべきワークを、この年末に連続で開催します。