2017年5月1日月曜日

私は本当に音読療法が気にいっている

先日は国立で音読カフェを開催しました。
といっても、参加者はおひとりだけで、しかも男性でした。

国立でも音読カフェを開催しようと思いたち、しかしそうそう人は集まらないだろうなという印象はあったんですが、少人数でも、たとえおひとりでもいらしてくれたらやろうと決めていました。
そう決めて北陸の実家のほうではじめた音読カフェは、最初は二人、三人からはじまって、先日は七人の方が参加してくれました。
とにかく、ひとりでも音読療法について伝えることができたら、私はうれしいのです。

先日も(仮にOさんとしておきます)Oさんに音読療法についてお伝えしながら、いっしょに呼吸法や音読エチュードをやっていたんですが、私自身も楽しいんですよね。
このようにだれかに呼吸法や音読エチュードをお伝えしながらいっしょにやるのは、いったいこれで何回めなんだろうと思いました。
2011年の震災後に被災地を回って音読療法を確立する前からやっていたわけですから、たぶん何百回ではすまないくらい繰り返しやりつづけてきました。
それなのに、やるたびにあらたな気持ちになりますし、昨日もそうでした。

おなじことを繰り返しやるんですが、毎回ちがった感じがします。
それは自分自身がそのつどちがっているということもありますし、またいっしょにやる方も違います。
おなじ方とやったとしても、その方もまた変化しています。

あるいは人数が変わったり、場所が変わったり、時間や季節が変わったりと、おなじことを繰り返しやる意味は、きっと、そこから変化を見ることができるからなんでしょう。
だから飽きることがないのです。

この「いつも新鮮」であること、そこに発見があることが、私の心身をリフレッシュし整えてくれます。
私はこれをつづけることで、自分自身の「介護予防」になっていると感じています。
また、これをいっしょにやってくれることで、多くの人の介護予防に貢献できると確信しています。

昨日はOさんおひとりでしたが、音読療法に興味を持っていただき、また実際にいっしょに体験していただいていきいきさを感じてもらえたのが、大変うれしかったのです。
さまざまな健康法やメンタルケアの方法、セラピーやヒーリングが広まっていますが、音読療法もまたすぐれた方法のひとつで、私にしてみればとくに簡便で現代生活のなかで有効性を発揮できるものではないかと思っています。
多くの人に知ってもらうことに苦労しているのが正直なところですが、私は本当に音読療法が気にいっていて、有効だと感じています。
ひとりでも多くの方に知っていただければ、こんなにうれしいことはありません。

5月7日:音読療法協会の音読カフェ(5.7)
ボイスセラピーの手法を用いつつ、お茶を飲んだり共感的に対話しながら進める心身調整健康法を実践する場を、音読療法協会主催で開いています。5月の開催は7日(日)15時から約2時間です。