2015年3月28日土曜日

韓氏意拳の導師講習会に行ってきた

高田の馬場というか西新宿にある新宿スポーツセンターまで、韓氏意拳の導師講習会に行ってきた。
講師は韓氏意拳の日本の代表である光岡英稔先生。
参加者は20人くらいいて、広い会場もいっぱいになった。

体験参加も可能な初級クラスということで、座学からはじまって、形体訓練、平歩站椿と、韓氏意拳のもっとも基本的なところから講座がすすんだ。
しかし、講義はいつもながら本質的であり、難解でもあった。
初参加の人や、あまり参加回数が多くない人は、理解するのが大変だろうと思う。
なぜなら、私も大変だったから。
最初のころは先生がなにをいっているのか、そして実技においても実際になにをどうしていいのやら、まるで暗中模索だった。

そんな私もやがて丸二年になろうとしている。
やがて三年めにはいっていく。
難解な講義も、なにをいっているのかはだいたいわかるようになってきた。
もっとも、それを実践できるかとなると別問題である。

今日の稽古では光岡先生に手を取って指導していただく場面が2回あったのだが、いずれもよい方向を見つけたことを励ましていただいて、晴ればれとした気持ちで終えることができた。
毎日、みじかい時間でもいいからと自主稽古をすこしずつ積みかさねてきたのが、多少なりとも成長に結びついているのかもしれないと思って、さらに奮起する気分だ。

ピアニストとして、もの書きとして、朗読演出家として、またマインドフルネスや瞑想の実践者として、いまや韓氏意拳から離れて自分の身体を見ることはむずかしいくらいだ。
韓氏意拳が必須というわけではないだろうが、私たち現代人が見失っている自分の本来の実体としての身体に向きあうには、私の場合は韓氏意拳という方法がもっともしっくりきているようだ。

4月12日(日)では私の活動拠点である世田谷・羽根木の家でも韓氏意拳の初級講習会を開催するので、興味がある方は私にお知らせください。