2015年11月18日、夜。
毎月恒例の三軒茶屋の〈四軒茶屋〉でのげろきょオープンマイクを開催。
今回は参加者がすくなく、事前に私は寂しさを感じていたのだが、はじまってみるとなんだかゆったりと暖かな雰囲気があって、とてもリラックスして楽しませてもらった。
毎回、参加者にそれぞれエントリーしてもらって、名前と演目ジャンルをにらみながら、出演順を私の独断で決めて、
「つぎはだれそれさんです」
みたいにその場で発表してすすめるのだが、今回は、
「つぎにやりたい人は?」
と、参加者たちに希望を聞きながら、やりたい人からやってもらうことにした。
トップバッターはめずらしく野々宮卯妙が積極的に手をあげて、私のテキスト「エロイヒムの声」の一部を、私のピアノ演奏といっしょに。
ミニマルミュージック的な音を、というリクエストがあったので、そんな感じではじめたのだが、やはり途中から反応が起きてきて、私は大変スリリングで楽しくやらせてもらった。
ポエトリースラム・ジャパンで準決勝まですすんでつよい印象が残っていた笹田美紀さんが初めて参加してくれた。
ポエトリーリーディングとはまたちがった、ピアノを演奏しながらの語り、そして力強い歌を聞かせてくれて、びっくりした。
ゼミ生のてんちゃんが連続朗読シリーズの『武装せる市街』を、私のテキスト「ミラグロ」と合体させてやってくれて、これもおもしろかった。
何度か参加してくれている梓ゆいさんが、今回もお父さんについてのしんみりしたり、クスッとしたり、暖かかったりする詩を読んでくれたが、私もピアノでからめて楽しかった。
二度目の参加になるのかな、あかつきえにしさんが安定した朗読を聞かせてくれて、私にしてはめずらしくストーリーに思わず聞きいってしまうという不覚(笑)をとられてしまった。
小さいお子さんがいるために(前回はいっしょに来てくれた)夜は出にくいというなかを、今回も都合をつけて手伝いに来てくれた森沢幸さんには感謝。
彼女といっしょに一年間やってきて、だれもが安心して無防備にのびのびと表現できる共感の場を作りたいという実験は、あと一回をもってひとまず区切りをつけることになった。
来月16日(水)夜がこのオープンマイクの最終回となる。
とはいえ、げろきょは今後も共感的な表現の場作りから離れるわけではなく、さらに力を集中して場作りを進めていく予定である。
よかったら、四茶では最後になるオープンマイクイベントに、みなさんお越しください!
詳細と参加申し込みはこちらから。