(手書きメモは伊藤はるかによる)
共感手帳の整理をしていて、ふと気づいたことがある。
現在も講座が進行中で、次期講座もやがてスタートする共感手帳術は、マインドフル手帳術から発展したもので、そもそもマインドフルネスを日常のなかに増やすことが目的のものだった。
我々がマインドフルであることをさまたげること、すなわち言語思考、想像、記憶の反芻、気がかりなこと、その他もやもやとした雑多な想念……
これらを「ノイズ」と呼んでいる。
ノイズをいったんすべて書きだし、頭の外(手帳)に追いだしてしまうことで、頭の中をなるべくクリアにし、マインドフルになれる時間を増やそうというねらいがあった。
ノイズはマインドフルネスを妨げる邪魔者であった。
が、いったん手帳にノイズを書きだし、それらをニーズごとに分類してみると、あることに気がつく。
つまり、ノイズは私たちが必要なこと、大切にしていること、ニーズを教えてくれる指針であるということだ。
マインドフルネスを目指し、ノイズの書き出しと整理整頓をしていく過程で、自分自身に共感し、ニーズが整理され、ものごとがクリアかつパワフルになっていく。
これが共感手帳術の醍醐味なのだ。
マインドフルネスと自己共感(NVC)の融合、これが共感手帳(エンパシーノート)をもちいることで日々おこなわれる。
自己統合感とクリア感がハンパではない。
このパワフルな過程をぜひ味わい、役立ててほしいと思っている。
◎6月20日〜:オンライン共感手帳術講座(全6回)
もやもやのない「いまここ」に集中できる自分であるための「エンパシーノート」の活用法を学び、自分に共感する習慣を身につける練習をします。ベーシック編、アドバンス編、それぞれ3日間の計6回講座です。