2016年9月5日月曜日

東松原・寿美ちゃんちカフェは楽しくもしみじみと深く

毎月第一木曜日に開催することが決まっている寿美ちゃんち共感カフェの9月分が、9月1日に開催されたので、ファシリテーターとして参加してきました。

場所は東松原で、7月まで住んでいた羽根木の生活圏内です。
前に住んでいた羽根木の家からも、たぶん徒歩5分くらい。
国立からだと1時間くらいはかかります。

国立の家でのんびりしていたら、フェイスブック経由で寿美ちゃんから、
「今日のランチは現地集合?」
とメッセージが来て、あわててしまいました。
そうだった、今日はランチも来れる人はご一緒にどうぞ、という話なんだった。

私がおすすめの某レストランに行ったところ、
「にぎやかな感じですか? うちはカウンターだけで、おひとり様が静かに楽しんでいただくような店なので」
といわれ、店を変えることにしたとの連絡も。
この件はあとで、勉強会での学びのネタというかよい教材になりました。

駅すぐ近くの〈あるがまま〉という食堂に変更したというので、私も遅れて合流。
寿美ちゃんと美緒さんとローズマリーさんの3人に、あとでさらに博子さんも加わったんだけど、まあにぎやかなこと。
最初に予定していたレストランだったらたしかに迷惑だったかも(笑)。
〈あるがまま〉ではにぎやかな一行も歓迎されました。

スタート時間が近づいたので寿美ちゃんちにもどったら、直子さんがちょうど到着したところでした。
そのあとかおりんとみきこさんも来て、寿美ちゃんちカフェは定員6人くらいかねーなんていっていたのに、私もいれれば8人。
全員女性で、まあにぎやかなこと。

そんな楽しい雰囲気のなか、勉強は勉強としてまじめにスタートしました。
例のレストランの一件。
よくあることですが、どこかお店に行くと「感じ悪い」とか「とても感じがいい」とか、「二度と行かない」「どうせならこういうお店にお金を落としてあげたい」など、いろいろ感じたり思ったりしますね。
これらはすべてこちらの思考であり判断のなせるわざですが、なんらかのニーズに反応しています。

お客さんとして尊重してもらいたかった、受け入れてほしかった、こちらのニーズを理解してもらいたかった、そういったことが満たされない対応をされてしまったとき、ムカッときます。
それはそれで当然の反応です。
まずそれをキャッチし、味わったうえで、自分のニーズにつながり、そして相手のニーズも推測してみます。
相手にもなにか大事にしていることがあって、そのような対応をしたんでしょう。
その対応はたまたまこちらのニーズにそうものではなかったけれど、相手にもニーズがあったということを尊重してあげる必要があります。
結果的に、それが自分にとってもよいことをもたらすからです。

ムカついて「二度と行くか」と切りすててしまったとしたら、世界がそれだけ狭くなってしまうわけで、ひょっとしてひとりで静かにだれにも邪魔されずにおいしい料理とワインを楽しみたい、と思ったときに行ける場をひとつ失ってしまうかもしれません。

お店にかぎらず、人と交流するとき、相手の言動がこちらのニーズを満たすものであったとき喜びますし、満たさないものだったらムカついたり悲しくなったりしますが、いずれにしても相手にもなにか大事なニーズがあり、それを満たそうとしておこなっていることなんだなという推測と理解があると、こちらにスペース(ゆとり)が生まれますし、相手とのつながりの役にも立ちます。

まあ、そんな感じのことを前半では話しあいました。
後半では個別の事例を取りあげて、さらに深く関係性を見ていったんですが、自分のことについて深い気づきがあったとき、ときにそれはショッキングなこともありますね。
そのケアは、寿美ちゃんちのような安心・安全な場があることで保障されていて、だからこそ深いところにはいっていけるんだと思います。
寿美ちゃんにはこのような場を作ってくれたことに感謝です。

来月の寿美ちゃんち共感おはなしカフェは、10月6日(木)です。

寿美ちゃんち共感おはなしカフェ@東松原(10.6)
東松原在住で自宅をイベントに開いている星寿美さんが、共感おはなしカフェを主催してくれます。おたがいに深く聴きあうことのできる場で自分自身の価値とニーズにつながるためのサポートをおこなうおはなし会です。