げろきょネットライブで、まだスタジオの準備が完全ではないので、私のピアノ演奏はなしでした。
てんトコラと野々宮卯妙による朗読のライブでした。
午後からずっとスタジオの配信準備に取りかかっていて、朗読なので椅子に座って本を読む一角が確保できればいいんですが、そこにマイク、カメラ、収録機材、コンピューター、ネット回線、ネット回線とリアルタイムにつなぐための装置などのセッティングが必要です。
これらは羽根木の家で使っていたものをそっくりそのまま持ってきました。
そして春野スタジオはネット回線が良好で、LANではなくWiFiルーターを通してネットに接続するんですが、こちらも好調でした。
その点に関してストレスがなかったことが、もっともうれしいことだったかもしれません。
ここが保証されていると、今後どんどんやっていけるし、朗読にかぎらずピアノ演奏などの音楽ライブも配信していけます。
20時スタートでしたが、てんちゃんは自分の仕事が終わってから、新宿経由・中央線で国立まで来てくれて、ちょうど帰宅ラッシュの時間帯だったのでけっこう大変だったようです。
そんななか、たどりついて、しかもライブまでやってくれてありがとう。
てんちゃんは連続朗読をやっていて、それは私の『赤日の曠野』という大長編なのです。
今回は予定より長く読んでもらったので、かなりじっくり楽しませてもらいました。
主人公が罠にハメられ、濡れ衣を着せられて憲兵に拘束されたシーンのあとで、いよいよ話が動きはじめるところです。
私がまだ娯楽小説を書いていた時期に、日中戦争のさなかの旧満州を舞台に書いた長編冒険小説です。
一方、野々宮も連続朗読をやっている夏目漱石の『趣味の遺伝』を朗読しました。
夏目漱石のなかではあまり知られた作品ではありませんが、こちらもなかなか興味深いのです。
次回のげろきょネットライブは10月3日(月)夜を予定してますので、ぜひ聴いてみてください。
6日夜のネットライブの模様は、こちらに記録映像があがっています。