2019年2月4日月曜日

自撮りのコツ(武術、身体トレーニング、ダンス、音楽、なんでも)

どんな稽古でも、自分が教わったとおりきちんとできているかどうか、思いこみや変な癖がないかどうかをチェックするのに、最近はスマホなどを使って簡単に動画や静止画を撮れるようになった。

いつの時代にも、どんな場合にも、便利な機器を使うことに異をとなえる人がいるし、また実際に注意しなければならないことがあることもたしかだが、うまく使えば変な回り道をしなくてすむこともある。

ワープロだって、当初、
「やっぱり原稿は手書きでないと」
とか、
「キーボードで入力すると文体が変わる」
などといわれたのだ。
初期のころから使っていた私など、それでずいぶんいじめられたり、圧力をかけられたこともある。

武術の稽古で自撮り動画を使うことに難を示す先生もいれば、推奨する先生もいる。
私が取りくんでいる韓氏意拳という武術の駒井雅和教練は、「うまく使ってください」といってくれる派だ。
「こういう便利な機器がなかった時代の昔の達人も、あればきっと使っていたでしょうね」
たしかにそうだろうと思う。

スマホで自撮りしようとして、うまくいかないことがあったり、ちょっとしたコツがあったりするので、簡単に紹介したい。

まず、iPhoneなどスマホやタブレットを使う場合。
これはかなり画角が狭いので、狭い部屋だと全身を映すのが難しい。
縦位置に構えて映すのが前提だが、それでも3メートル以上は離したほうがいい。
それだけの距離を確保できない狭い部屋で撮る場合はどうしたらいいか。

ひとつには広角アダプタを使う方法。
クリップ式のものや、スマホケースに装着する方式のものなど、安価なものがたくさん出ているので、それを用いると、画角を広く撮れる。
ただし画質は若干劣化する。
まあ自分の稽古用に撮るだけだから、画質はそう気にすることはないだろう。

もうひとつは、広角が基本のアクションカメラを使う方法。
GoProなど、画質もいいし機能もたくさんあるものはやや高価だが、旅行や風景撮影などにも使えるので価値はある。

安価なアクションカメラでおすすめなのは、ZOOMというメーカーが出しているQ2nというカメラだ。
これは音質もよく、安いのに(2万円を切る値段)、画質はフルハイビジョンなのですばらしい。
最近これの4K画質も撮影できるものが出たようだ。
このカメラだと、床やテーブルの上にポンと置いて、すぐに撮影できる。
画質もいいし、なにより超広角なので、狭い部屋でも十分に全身撮影ができる。
おすすめだ。

駒井雅和中級教練による国立での韓氏意拳初級&養生功講習会を2月25日(月)14時からJR国立駅徒歩5分の会場にて開催します。